これからも君と話をしよう

一度はここから離れたけれど、やっぱりいろんな話がしたい。

地域・地理🌎

地理学、地域活性化、比較文化、民俗学、文化人類学寄りな話あれこれ。

私にとって永遠の憧れ、音楽のまち郡山へ

3月下旬の白河・郡山旅行、今回は2日目の記録です。 のんびりできた、泉崎カントリーヴィレッジ 私は温泉旅館に泊まった日は朝もお風呂に入るのが好きなので、まずは朝風呂を楽しみました。 そして、朝食。 荷造りをし、9時40分頃に旅館を出ました。 スタッ…

3.11から10年、我らが向かうは白河の関

もう一度、福島県に行こう 昨年秋に一緒に福島県に行った震災文学研究者の友人と、この春もまた福島県に行ってきました。 前回行ったのは、いわき、楢葉、富岡、双葉などの浜通りでしたが、今回訪れたのは白河、郡山などの、いわゆる「中通り」と呼ばれるエ…

文学と政治の旅、私たちは福島へと向かう(1日目の前半)

新型コロナウイルスが話題のここ半年だけど、その影に隠れて忘れられがちなものもたくさんあるなぁ……。 そんなことを考えた、1泊2日でした。 9月26日(土)〜9月27日(日)にかけて、福島県は浜通りエリアに行ってきました! 一緒に行ったのは文学研究者の友…

「空想都市」に行ってきた

小学生の頃から地図を眺めることが大好きだった私。幼少期に引っ越しを繰り返していたこともあり、地理は自分にとって身近な学問でした。大学も地理学専攻に進学。卒論は「アニメ聖地の観光地化」について書きました。 卒業してからも、地理や地図に関するい…

紙コップと賑やかなリビング

2013年春──── 「お邪魔しま〜す」 なにか新しいことが始まりそうな、春特有の高揚感。さわやかな夕風とともに、友人たちが私の部屋に上がって来た。 神楽坂の小さな1LDKに6人が入ると、部屋はもうぎゅうぎゅうだ。でも、その距離感もどこか心地良かった。友…

ベトナムへの関心

ベトナムが気になる 「誰かベトナム行きませんか? 間違ってチケットを買ってしまいました」 2018年12月中旬のこと。ある友人がFacebookでベトナムに行く人を募集していました。 12月26日から2泊3日、4万円でお譲りする……という内容に一瞬心惹かれたものの、…

二十年の孤独 ──代々木の森から──

ふと思うんです。代々木生活も、長崎生活も、佐賀生活も、本来別々の人間が過ごすはずの人生だったんだろうな、って。それがなにかの手違いで、私というひとつの身体で使いまわすことになってしまっている。そう考えています。 そう考えると、ほんとうにいろ…

【後編】大地の芸術祭2018と、新潟県十日町市の旅の記録【2日目】

前回の更新からだいぶ日が経ってしまいましたが、前回の記事の続きです。 www.wuzuki.com 今回の目次はこんな感じ。 自然豊かな十日町 まるで地下要塞?美佐島駅 キナーレ「明石の湯」でのんびり みんなで野外作品を楽しもう もっと楽しみたかったものたち …

【前編】大地の芸術祭2018と、新潟県十日町市の旅の記録【1日目】

旅行らしい旅行をめったにしないはずの私が、この夏は二度も遠出していました。 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018」目当てで、新潟県十日町市へ(8/18土~8/19日)。 「第85回NHK全国学校音楽コンクール 長野県大会」目当てで、長野県塩尻市…

虫食文化と公園と

※写真は載せていない記事です。虫が苦手な方も、よかったらぜひお読みくださいませ。 これまでに何回食べたかなぁ、と数えてみたら。2016年は3回、2017年は4回、そして2018年は1回だけ食べていたようです。 え、何をかって? 虫です。 ミルワームやコオロギ…

埼玉県八潮市の「ヤシオスタン」に行ってきた

自由が丘でカフェやショッピングを楽しんだり、上野で美術館に行ったりお酒を楽しんだり……。 7月半ばの三連休は、あまり遠出はしなかった私。連休中に訪れたいちばん遠いところは、埼玉県八潮市の「ヤシオスタン」と呼ばれるパキスタン人が多いエリアです。 …

「未踏の街」と「架空の街」

まちの名前を聞いて思い浮かべるイメージってありますよね。 たとえば東京都内だと、「渋谷」といったら若者が多く集まる賑やかなまち、「高田馬場」といったら学生街、「神保町」といったら古書店やカレー、などなど……。 じっさいに足を運んだ肌感覚という…

1泊2日、富山旅行記(富山、射水、高岡)

ゴールデンウィーク、あちこち出掛けられた方も多いと思います。 今さらですが、私もひと月ちょっと前の旅行の記録を。 「新年度で新生活が始まる前に、どこか小旅行に行きたいね」ということで。 3月24日(土)から3月25日(日)にかけて、2人で富山に行っ…

不思議な誕生日会のススメ

幼少期から全国あちこちに住んだ私が、「実はこれは東京に有意に多い文化なのではないか」と思うことのひとつに、「誕生日会」があります。 「子どもの頃、家でお母さんが手料理やケーキを用意してくれて、小学校のクラスメイトたちを呼んで行うようなもの」…

『ここは退屈迎えにきて』感想

「私が名古屋で暮らすことになったのは、この本の内容がより沁みるように、という神様あるいはなんらかの引力によるある種の配慮だったのかも知れない。そう思わざるを得なかったほど「適切な時期に適切な場所で読めた」一冊。 2年半ほど前のことだっただろ…