これからも君と話をしよう

一度はここから離れたけれど、やっぱりいろんな話がしたい。

グルメと音楽、そして思い出と(1日目:金沢)

 昔はさほど魅力を感じていなかったけれどやがて魅力がわかるようになったもの、いろいろあると思いますが、私の場合、それがもっとも顕著なのは「旅行」かもしれません。

 

 4月29日(金祝)〜5月1日(日)にかけて、金沢富山に行ってきました!

 あまり旅行する趣味を持たないので、「ゴールデンウィークに、新幹線を使った旅をする」のは、じつは初めて。

 結論からいうと、今までにないタイプの楽しさがありました。そして、北陸の地で再会した友人たちとは、いろんな交流ができました。

 

 まず、どうして北陸旅行をすることになったのかといいますと。

 旅行趣味のない私ももともと「折を見て、金沢や富山などの北陸方面には行きたい」とは思っていました。

 北陸は「石川県には一度も行ったことがないので、機会を見つけて行きたいと思っていた」ことと、「仲の良い友人が今年度から、富山勤務になった」ことが大きいです。

 なので4月末、ゴールデンウィーク、せっかくだし金沢や富山に行ってみても良いかもなぁ。でも、友達に会うためだけにわざわざ行くのもコスパ悪いし、行かなくてもいいかも……」と思っていたところ、仲の良い友人(住んでいるのは関西)が北陸方面に行くらしいことが判明。「じゃあ私もやっぱり行く!」と決めました。単純。

 彼はどういう理由で北陸に行くのかについては、どうにもよくわかりません。あまり詳しく訊いちゃいけないのかな、と思って私もそこには触れず「よかったら現地で合流しません?」とか、勇気を出して「泊まるホテル、同じところにしませんか? 部屋は一緒じゃなくても、朝ごはんとかご一緒できたら……」などと伝えてみたものの、どうにも歯切れの悪い返答ではぐらかされてしまいます。

「何なの、もう〜><」と思いつつも、5月1日(日)の夜なら時間が取れる、という返事をもらうことができました。

 さて、旅行することを決めたら次は、現地に住む友達で会えそうな人を確認しよう。富山勤務になったKくんのほか、コロナ禍を機に地元の金沢に戻ったEちゃんもいたな。あ、私が金沢に行く旨を投稿したら、金沢出身のMくんも反応してくれてる!

 ……あれよあれよという間に予定が決まっていきました。

 

 会える人たちの都合を考慮した結果、金沢→富山→金沢、と移動して2泊3日を過ごすことになりました。

 この旅行中はどうやらお天気は悪そう。なので、「あちこち観光をすること」は諦めました。あくまでも「友達たちに会うこと」を主目的とし、ついでに現地で楽しめそうなことを楽しむ……くらいのつもりでいました。

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はじめての金沢は雨

 前置きが長くなりましたが、旅行記本編に入ります。

 連休初日ということもあり、金沢駅は混雑していました。

 改札を出て高い天井を見上げ、「これが金沢駅か……」と感慨深くなります。

 もともと転勤族育ちで全国あちこちに住んでいたものの、私は金沢どころか北陸に住んだことがありません。福井や富山などは行ったことがあるものの、金沢は初めて。「まだ行ったことのない都会」に行くのは、のどかな地方都市に行くのとはまた違ったワクワク感がありますね。

 駅を出ます。信号機が目に入りますが、雪国仕様の縦型ではないんだな、という感想を持ちました。

 

 まずは荷物を置きたかったので、ホテルにチェックイン。

 この日に泊まったのは、この「金沢セントラルホテル」の東館。写真で見るより少し古さを感じるホテルではありました。

www.centralh.co.jp

 

 どこかでお昼を食べたいな、と思ったところ、ホテル近くに和食のお店を発見。ここに入ります。「醍庵(だいあん)」というところ。

www.daian.ne.jp

 この日食べたのは「日替わり御膳」だったかな。お刺身も焼き魚もお肉も少しずつ味わえ、これで1,000円!

 

「風と緑の楽都音楽祭2022」へ

 ランチのあとは、この日の一番の目的のため、「石川県立音楽堂」に向かいます。

 

 ゴールデンウィークの間、「風と緑の楽都音楽祭」なるものが行われているらしく、初日はオープニングコンサートがあるんだとか。

 このコンサートに、トロンボーン奏者の友人・Mくんが所属する楽団が出演するということで、聴きに行くことにしたのです。

www.oek.jp

 演目は、下記の通り。

 クラシック初心者にも親しみやすい演目、ということで選ばれた曲だそうです。どれもフル演奏ではなく部分的な演奏ではありましたが、耳馴染みのあるメロディの演奏だったため、クラシック初心者でも楽しめたのではないかと思います。

(個人的には、こういう初心者向けのオーケストラではアニソンや映画音楽などを演奏するところも多い中、そういったものがなかったのは良いな、と思いました。いや、アニソンや映画音楽が悪いわけではないんですが)

 私も昔、バイオリンで「歌の翼に」の合奏をしたので懐かしくなったり。

 個人的には、「結婚行進曲」ワーグナーメンデルスゾーンのもの、両方を同じ会で聴く機会ってあまりないので面白いな、と思いました。(ちなみに私はメンデルスゾーンのほうが好きです。結婚式で流すの、憧れます)

 

会場の音楽堂にはこんなパネルもあり、コンサート終了後、眺めていて楽しめました。

美味しいジェラートでひと休み

 この日の予定として決めていたことは、このオープニングコンサートと、夜にMくんと一緒に飲むこと。

 コンサートは16時に終わり、Mくんと飲むのは19時過ぎの予定。まだまだ時間はあります。

 

これは、おしゃれな石畳が気になって撮った街並み。

 

 外は雨だし、今から観光も厳しいし、カフェでも入って時間を潰そう……と思い、適当に検索して見つけたのがこのお店。

food-japon.com

 駅近くの商業ビルの地下一階にあります。一つ見落としていたのは、ここは「コーヒースタンド」なので、座っての飲食は店内ではできそうになかったこと。ただ、近くにベンチがあったので、ジェラートをテイクアウトして食べました。

 クリームの爽やかな甘さと、コーヒーの苦味が絶妙!

 

 ジェラートを食べたあとは、スマホで漫画読んだりして時間を潰してました。ゴールデンカムイの無料公開期間だったし。

 

 ……そして19時過ぎ、Mくんから連絡が。出発する準備をします。

思わぬきっかけからの友達、そして金沢グルメ

 Mくんと知り合ったのは2015年。共通の友人の繋がりです。

 もともと私が2013年に上京した際に知り合った平田さんから、彼の大学時代の友人だというマッツさんを2015年頃に紹介してもらい、そのマッツさんの友人であるMくんのコンサートに一緒に行き、Mくんのことも紹介してもらいSNSで繋がった……という経緯です。私も中学時代のオーケストラ部でトロンボーンを吹いていたので、そんな話をしたような覚えがあります。

 Mくんは、私の誕生日会にも来てくれたことがありました。トロンボーンで、一青窈ハナミズキ」の演奏をしてくれました。

www.wuzuki.com

 それからはコロナ禍となり実際に会うことはなかったものの、SNSで交流は続いていました。しかし、思えば二人だけで飲むのは初めてかもしれない。

 

 まず1軒目、行ったのはこちら。金沢出身のMくんから教えてもらいました。

「丸奄(まるえん)」というところ。

(昼間にランチを食べたお店は「醍庵(だいあん)」なのでちょっと紛らわしいw)

tabelog.com

 海鮮料理を中心とした居酒屋のようです。

 

 お魚も、ホタルイカも、野菜と一緒のホイル焼きも、全て美味しくて大満足◎

 日本酒も、地酒を色々と楽しみました。

 

 そのあとは、飲んだ〆としてラーメンを食べることに。

retty.me

 ネギは苦手なので、ネギだけMくんに食べてもらいました。

 21時過ぎだったというのに行列ができていたのにも納得。飲んだ後の〆にピッタリな、あっさりした味のラーメンです。

 

 飲んだり食べたりしている間、Mくんとは、仕事の話や音楽の話、金沢のおすすめのお店の話などをしました。仕事などに厳しい面も持ちつつ、ユーモアも混じえて話ができるMくんの一面を、さらに垣間見れた気がします。

 それにしても、東京でのシェアハウスイベントきっかけで知り合った人の繋がりが、さらに別の友人との出会いを呼び、またさらに別の友人との縁に繋がる……というのは、都会ではありがちなこととはいえ、改めて思い返してみると、なんだか不思議な気もします。

 

 このラーメン屋はホテルにも近かったため、助かりました。

 途中までMくんに送ってもらい、無事にホテルへ。

 食べ過ぎた自分に呆れつつも、せっかく旅行に来たんだから美味しいものを楽しめてよかった、という気持ちが上回りました。

 翌日の準備をし、大浴場に向かい、この日は眠りにつきました。

 

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この本がすごい!2022年上半期 フィクション編

 お待たせしました。2022年上半期読んで良かった本ランキング、この前は「ノンフィクション編」を書いたので、今回は漫画や小説などの「フィクション編」を紹介します。

 この時期に発売された作品というわけではなく、私がこの時期に読んで良かった本を紹介します。(漫画に関しては、期間内に最新刊・最終巻まで読めたもののみ紹介)

 

10位 未来を変えるレストラン

 児童書。作者の小林深雪さんの長年のファンなので読んでみました。
 この作者は作風としては甘めな恋愛小説が得意な人でしたが、最近の児童書では恋愛要素が薄かったり、ないものも多くてそれはそれで良い感じ。

 主人公のサラは、シェフを目指すお料理好きな小学生の女の子。外国ルーツという設定を紹介する際も「ハーフ」だけでなく「ミックス」という呼称もあることをサラリと書いているのも個人的には好きです。作者が昔から得意としている「お料理好きな少女の成長物語」の要素と、児童書ならではのまっすぐなメッセージが伝わってきて、安心感を持って読めます。

 個人的には、冒頭に、和歌山のアドベンチャーワールドと思われるテーマパークが出てきたのが嬉しかったです。「日本のフードロスの特徴としては、家庭からの廃棄率も高いということが挙げられる」という点も勉強になりました。

 

9位 サマータイムレンダ

 今年の春〜夏アニメにもなった漫画。和歌山の離島を舞台にしたSFチックな漫画です。ジャンプコミックスから出ていて全13巻。

 この漫画の作者は、和歌山出身の友人・ぷらとろさん id:platoronical の同級生ということを知ったのと、和歌山出身の別の友人と仲良くなって2月に和歌山旅行をすることが決まったのもあり、読んでみました。

 だんだん設定が複雑になりちょっとついていけない部分はあったものの、「影」と呼ばれる化け物の特徴を掴んで戦略的に攻撃していくところとか、地域の伝説が出てくるところなどは割と好み。カバー裏の細かい設定もかなり手が混んでいてすごいなぁ、と思います。あと、私は下水道関連の仕事をしているので、「影」は下水道を使って移動している……という設定やマンホールの描写がリアルなのも良かったです。(実際の和歌山の下水道普及率は低いようですが……笑)

 最終話は、あのキャラはそうなったか、なるほど……! という感じ。想像していたよりも素敵な展開でした。

 アニメでは、ヒロイン・潮の声が思ってたより甘い感じだな、と思ったものの、漫画では分からなかった方言の雰囲気などが掴めて楽しめました。

 

8位 瑠璃の宝石

 宝石が欲しい女子高生のルリが、大学院生の女性とのひょんな出会いから鉱物採集をすることになる物語。現在2巻まで出ていて、10月に3巻が出るようです。

 私は地理学専攻出身なので、地図から鉱石の出る場所を読み解くシーンはテンション上がります。……が、読んでいて気になったのはお色気描写。

 青年漫画だからお色気描写があるのは分かりますが、私はそこはノイズになってしまいました。
 内容がなまじ本格的なぶん、服装やポーズがいかにも漫画のサービスシーン的なのに違和感、というか。実際の女性は、こんなに下着や身体のラインが見えてしまう服でアウトドアには行かないよね……とか思ってしまったり。

 宝石は女性も好むものなので、そういう点では女性が読んでも面白さがありそうですが、不自然なお色気描写で女性読者を遠ざけそうなのがとにかく惜しかったです。2巻では特に気にならなかったので、そのまま続いていけばいいなと思います。
 キャラは、メインのヒロイン2人よりも、メガネの女性・伊万里さんが一番可愛いと思いました。鉱物採集にも行ってみたくなります。

 

7位 きらきらひかる

 ずっと気になっていたものの読めていなかった作品。今年、読書会の課題図書になったのもあり、ようやく読みました。

 昔は「アル中の妻と同性愛者の夫とその恋人の話なんて、私とは別世界のお話かも……」と感じて、どうにも食指が伸びないままでいましたが、いざ読み始めたらすんなり読めました。

 同じ著者の作品なら別の作品のほうが好みだとは思ったものの、この作品に流れる少女小説のような雰囲気は嫌いではないです。「ホモ」「エイズ」などの単語が出てくるところには時代を感じるものの(もともと1991年の作品)、世間の常識を息苦しく感じる登場人物たちの気持ちは、今にも通じるところがあるように思います。

 詳しい感想などは、noteにも書いたのでリンクを貼っておきます。

note.com

 

6位 波打ち際の蛍

 ずいぶん前に買って積読していました。高校〜大学時代にかけて島本理生作品はいくつか読んでいたので、こういう作品を好んでいた時の自分が少し懐かしいな、と感慨深くなりながら読みました。

 DVを受けて傷ついた主人公・麻由の、ひと夏の出会い……からの回復を描いた物語。どこか儚げな麻由の感情には共鳴するところも多くあります。私の周りの人間関係とも重なる部分もありました。卑近な言い方をするなら「メンヘラ」的な感受性を持つ人に寄り添うような作品かもしれません。

 麻由がマッサージをするシーンにも親近感を覚えたものの、私は麻由ほどの察しの良さはないので、その感覚は羨ましく思う部分も。やっぱり島本理生作品は心理描写が心地よくて丁寧で、ひとつひとつの描写が光ります。

 あと、本筋とは関係ないエピソードではありますが、健康診断のバリウムのくだりをそんなふうに描写するのか……なんてことも思ったシーンもありました。
 そして、この作品は麻由の周りの人たちも魅力的。蛍も素敵だけど、さとる君のキャラ、好きだな。カウンセラーの加藤先生の「信頼」について語るシーンも好きです。

 

5位 こちら副業推進部、事件です!

 この本の作者は、私の家族の友人。東大出身で、現在は一部上場企業のIT企業の取締役とのこと。そんな人が書いた「このミス」受賞作……ということで気になって読んでみました。今年いちばん最初に読んだ小説です。

 副業が推奨されることになった会社で、殺人事件が発生。副業推進部の部長となった早苗は、怪しげな副業を始めた社員と一緒に事件解決に立ち向かう……といったあらすじ。ストーリーの展開自体は割と淡々としていて、どちらかというと設定の面白さが優った感じ。

 あと、登場人物の名前に、やたらと実在の政治家を意識したものが出てくるのにも少しニヤリとしてしまいました。

 著者は大学などでベンチャー企業の立ち上げにも関わっているようなので、そういった知見をもとにした作品が出てくるのも期待したいところです。

 

4位 科警研のホームズ

 喜多喜久作品は好きでいくつも読んでいますが、割と一気に読めてしまったものと読むのに時間がかかったものの差が激しいです。これは読むのに時間がかかったほうですね。

 これは、警察の科学捜査の部署に異動となった若手たちがさまざまな謎を解いていく連作短編集。この巻には4編の作品が収録されています。

 特に面白かったのは、双子のどちらが犯人なのかを突き止めていく、第三話「惜別のロマンティシズム」。双子のどちらかが犯人なのは確実だけどDNAでは判断できない、さてどうするか……という展開には私もドキドキ。

 途中、著者の他のシリーズ「死香探偵」を連想させる「現場の空気を回収して分析」なんて台詞が出てきたのには思わずニヤリ。あと個人的には、登場人物の大学院時代のの研究テーマが「都市部における洪水の浸水エリアの予測」なんて内容だったのもツボでした。この作者の作品は、大学や研究所がよく出てくるところも私好みです。

 タイトル、「科捜研(かそうけん)」ではなく「科警研(かけいけん)」なのに注意。

 

3位 動機探偵 名村詩朗の洞察

「動機探偵」シリーズの2作目。この作者のシリーズは、前述した「科警研のホームズ」「化学探偵Mr.キュリー」「死香探偵」などがありどれも気に入っていますが、この「動機探偵」も好きなシリーズになりそうです。こちらも連作短編集。シリーズの2作目です。

(前作については、去年、紹介しています)

www.wuzuki.com

「人間の心理分析のために、日常の謎を集める」という設定もいい。思わぬことが手がかりになり次々と謎が解けていくのは痛快です。

 個人的には前巻よりも好きです。どの謎も思わぬことが手掛かりになっていて、現実にはそんなに上手くいかないからこそワクワク。私がよく行く場所の地名が出てきたので親近感を抱くシーンもありました。

 最後の話は、これ、実際に起こったあの件が元になってるよね……? と思える設定で、どういう展開になるか期待していたら、まさかの展開。

 研究と倫理と感情で揺れ動くところは、著者の別のシリーズ「死香探偵」とも似てるものを感じます。だんだん恋愛ネタが多くなってきたり、キャラも増えてきたものの、新キャラも誠実な態度の人で安心して読めそうです。

 

2位 豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまえ事件

 倉知淳作品も好きでよく読んでいます。こちらは、雰囲気の異なる6つの短編が収録されており、さまざまな読後感を楽しめる贅沢な一冊。

 冒頭の「変奏曲・ABCの殺人」は、この本を読む前に実際の通り魔事件に関する本を読んでいたので苦々しさを感じたものの、バカっぽさも痛快さも苦々しさもある奇妙な読み応え。

 AIとの社内コミュニケーションをめぐる「社内偏愛」は、SFの不条理劇として読みました。ストーリーとしてはもう一捻り欲しかったけど、設定は好みです。

 お菓子好きな専門学校生が殺された「薬味と甘味の殺人現場」は、(著者の別作品を読んだときも思ったけど)女性像がやや不自然なのが惜しい。

 田舎に帰省した女性が主人公の「夜を見る猫」は、オチもすぐに分かったけど安心感のある作品。

 ユニークなタイトルの表題作は、著者の別作品を読んだときの影響もあり、時代設定を深読みしてしまいました。文体まで当時に寄せてあるのも面白い(やや読みづらくはあったけど)。こういうところにこの著者の魅力を強く感じます。

 ラストの「猫丸先輩の出張」に出てきた研究所は、私が以前行ったつくばの研究所の一般公開での様子を連想し、勝手に少し懐かしくなったりしました。

 どの作品がすごく好み、というのはありませんでしたが(強いていうなら「夜を見る猫」かな?)、この作風のバラバラっぷりがやっぱり私は好きなんだな、と感じました。

 

1位 サーキット・スイッチャー

 いやぁ、まさかこの作品がこんなにドンピシャだとは思わなかった……。

 こちら、ハヤカワSFコンテストの優秀賞となった作品。現役ITエンジニアが描いた、自動運転が普及した近未来を舞台としたSFサスペンス。スタートアップ経営者の主人公・坂本が謎の男に自動運転車をジャックされるところから物語は始まります。

 SFは普段あまり読まないものの、この作品は読み始めたら面白くて一気読み。
(以前読んだ、数年前のハヤカワSFコンテストの受賞作は世界観についていけずあまり楽しめなかったので、この作品がこんなにも私に刺さったのは予想外でした)

 スタートアップの雰囲気も、プログラムのアルゴリズムのことも、トロッコ問題や倫理、宗教に関することも、さまざまな要素が綿密に練り込まれていてグイグイ惹き込まれました。

 奇しくもこの本の発売の前月に、私の大学時代の友人であるベンジャミン・クリッツアーが『21世紀の道徳』という本を出しているのですが(前回のブログでも紹介しています)、こちらでもロッコ問題について扱われており、両者には同じ本も参考文献に挙がっていて、どちらも東浩紀氏が帯で紹介文を書いている……という共通点があります。

 そういえば、前回の記事で私は「『JJとその時代』という本は”女性向け『21世紀の道徳』”といった感じ」と紹介しましたが、言うならばこの『サーキット・スイッチャー』は「小説版『21世紀の道徳』」といった感じの印象も受けました。
(『21世紀の道徳』と『サーキット・スイッチャー』の両方を読んだことあるという人が少ないので、なかなか分かってもらえないのが悔しい)

 

 ちなみにこの小説の作者である安野貴博さんは、私の友人の上司にあたるそうです。

 

 そもそも、この小説を知ったきっかけとなったのも、もとを辿れば別の交友関係がきっかけだったり。

 去年の秋、SF好きな翻訳者の友人・Aさんが手がけた記事が「SFマガジン」12月号に載ったということを知ったので購入。

 すると、Aさんとは全く別界隈の友人もこの「SFマガジン」を宣伝している投稿を見つけたので「あれっ?」と思ったところ、この友人と安野貴博さんは上司部下の関係とのこと。この号に安野さんの受賞コメントが載っていたから宣伝していたようでした。

 

 ちなみに翻訳者のAさんも、『21世紀の道徳』の著者のベンジャミンと友人。

 元々、ベンジャミンの出版が決まって再会したのをきっかけに私はAさんと知り合い、Aさんの翻訳した記事目当てで買ったSFマガジンで安野さんの小説を知り、ベンジャミンも安野さんも近いテーマの本を手がけていて、出版時期も近く、同じ人が帯文を手がけている……というの、とても不思議な縁を感じます。……って、私は何の話をしているんだろうか。

 

 今回このブログを書くにあたり、3位以下は結構迷いましたが、1位と2位はすぐに決まりました。連休中や秋の夜長に、ぜひ読んでみてくださいね。

 

この本がすごい!2022年上半期 ノンフィクション編

 読んでよかった本ランキング、上半期編は毎年7月に行っていたんですが、今回は遅くなってしまいました。楽しみにしていた皆さん、お待たせしました。
 今回は、学術書やエッセイなど広義の「ノンフィクション」編です。

 今期は、ボリュームある学術系の本を何冊か読んだこともあり、冊数はさほど多くありません。ですがその分、良い本を厳選して読めたような気がします。

 では、前置きはこのくらいにして、ランキングいってみましょう。
「2022年上半期(1〜6月)に読んで良かった本」であり「その時期に発売された本」ではないです〜。

11位 コラージュ入門

コラージュ入門

コラージュ入門

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 去年通った職業訓練校の「キャリア相談員養成講座」にて、コラージュをやって面白かったので、そのワークの持つ意味をきちんと知ってみたくなり、参考になりそうな本を買ってみました。

 著者のエッセイのような描写も多く、すんなり読めました。ハガキサイズの紙を使ったコラージュならではの特徴や、ペアや連作でのコラージュは新鮮で参考になりました。コメントをする際の注意点なども役に立ちそうです。

 かつてはセラピーで「ちぎり絵」が多かった……というくだりからは、山下清のことを連想しました。巻末に載っていた、著者と非行少女のエピソードも興味深く読めました。

 

10位 不動産は「物語力」で再生する

 著者の川井さんは、観光や不動産などの事業を手がける実業家。友人がお世話になっている方ということで気になり、こちらの著書を読んでみました。

 庭園やホテルなどの持つ「物語」をとても大切にされているということが節々から伝わってきます。また、日本の庭園の持つ特徴(あまり高低差を作らない、など)についても勉強になりました。

「世界観を理解する」というエモーショナルなエピソードもあれば、ビジネス的に「資産の特性とセールスポイントを理解し、その特性に合った販売戦略を考える」というエピソード、どちらも含まれており、贅沢な読書体験となりました。

 また、闘病のくだりや、失敗談にも胸を打たれた部分も多々ありました。

 ひとりの女性実業家のエッセイとしても、日本のお庭やホテルの魅力を知る本としても、ビジネス書としても読める、さまざまな読み方ができる一冊でした。

 

9位 FACTFULNESS

 数年前に話題になっていた本、友人主催の読書会の課題図書となったというのもあり、ようやく読みました。(読書会には読了が間に合わなかったため、参加できなかったのが少々悔やまれます)

「人は世界について、ついドラマチックな見方をしてしまう」という内容を、いろいろなクイズや統計データを用いて説明しています。

 例えば、スウェーデンではクマが人を殺すのは100年に一度あるかないかの出来事なのに対して、女性がパートナーに殺される事件は30日に一度起きている」(なのに、人はクマによる被害を過大に見積もってしまう)とか……。

 

「世界はだんだん、良くなっている」というメッセージも強く感じられ、不安を煽るメディアも多い中、頼もしいと思える部分も。(ただ、「良くなっているんだから」ということで現在の問題を軽視するのには注意だ必要ではありますが)

「私たちと、途上国で暮らす“あの人たち”は違う」と考えてしまいがちな態度への批判も痛快です。

 また、個人的に印象的だったのは、「教育を受けられる女性が増えることで、子供の数が減る」ということが「子供ひとりあたりの教育投資が増える」「良いこと」として書かれていた点が、少子化が問題視される日本では少し新鮮に思えました。

 あと、「減り続けている悪いこと」として「児童労働」「HIV感染」「戦争や紛争の犠牲者」「乳幼児の死亡率」「災害による死者数」「核兵器」「大気汚染」「飛行機事故の死者数」などがある中「死刑」も項目として挙がっていたことが、先進国の中でも死刑制度を残している数少ない国・日本に住んでいる日本人として、ドキッとしました。

 

8位 ルポ 死刑

 ご存知の方も多いとは思いますが、私、事件や事故に関する本を読むことは好きなんです。

 この本は新書だから軽い気持ちで読めるかと思いきや、思ったより重厚な内容でした。もはや、死刑制度について日本では批判が少ないことのほうに違和感を覚えてくるような一冊です。

 絶命方法や、携わる人たちの苦悩も描かれており、関わっていない立場から「死刑にしろ!」と安易に言うのはとても無責任だな、と思ったり。袴田さんのくだりはショッキングだったし、名古屋アベック事件の加害者たちもそんなことになっていたとは……。

 巻末のインタビューからも、各国の様々な価値観が感じられて読み応えがあります。

 死刑について考える際には考えざるを得ない「残酷さ」とは何かについても、改めて向き合わされました。

 個人的には、死刑制度には積極的には賛成しないものの、強く反対するほどの立場ではないつもりでしたが、外国人が日本で犯罪を起こした際「日本は死刑制度があるから」ということで引き渡しがなされないことがある……というエピソードを知ったときは、「国際的にもそんなリスクがあるのなら、やっぱり死刑は良くないな」というほうに気持ちは強く揺れました。

 

7位 増補版 ドキュメント死刑囚

 前述した『ルポ 死刑』が衝撃的だったので、死刑繋がりということでこちらの本も読んでみることにしました。

 この本は死刑制度を問い直すようなものではなく、著者が交流した様々な死刑囚の内面や背景を掘り下げていくタイプのものでした。

 宮﨑勤の幼少期の写真や小林薫の子どもの頃の作文も載っていました。いずれもとてもかわいらしく、この少年がなんでこんなことに……?と悲しくなりました。
 また、林眞須美の家の落書きの写真も載っており、今年、和歌山市内に行ったばかりでもあったのでショックでした。

 宅間守の「シャバより獄中のほうが金がいる。獄中だとシャバと違って、盗むことも食い逃げすることもできない」という言葉には呆れてしまいます。また、獄中結婚の事情もなかなか興味深かったです。

 

6位 ヤバい経済学〔増補改訂版〕

 この本は、2017年頃に電子版で購入し、ほぼ積読状態でした。

アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』の読書会のとき、「売春への言及がないのが気になる」ということを話したら「それなら『ヤバい経済学』に書いてある」という意見が出たので読んでみました。

 かなりボリュームのある本でしたが、扱われているテーマが卑近だったり下世話な好奇心をくすぐられるような内容だったりして、概ね面白かったです。

 個人的には、「中絶と殺人の増減の関係」についてが興味深く、最近のアメリカでの議論とも重なるところがあるなぁ、と思ったり。また、エイズに関する調査での、セックスに関しての申告のくだりもなるほどと思う部分もありました。

 そして、経済学はずいぶん幅広いテーマを扱えるんだな、という点も新鮮でした。

 

5位 自由の国と感染症

 翻訳者のうちの一人が友人です。去年から仲良くさせてもらっており、こちらの本も発売日前に購入させてもらいました。

 著者のトレスケン氏はアメリカの経済学者で、2018年に亡くなっています。そう、この本の原著は新型コロナウイルスの流行前に書かれたもの。

 天然痘、黄熱病などの感染症の広がりからアメリカ政治を読み解く本ですが、ワクチンを「接種しない自由」や、貿易の発展と感染症の抑制のバランスについての話など、病気そのものではなく、政治制度やイデオロギー、経済政策の面から見た「アメリカの感染症のエピソードを扱っています。

 ワクチン接種の法整備や「個人の自由」の尊重をどのように折り合いをつけるかという点も興味深かったものの、私は下水道に関する出版業に関わっているということもあり、上水道の整備など、公衆衛生についての歴史部分について特に関心を持って読むことができました。

 例えば、蚊は汚水に卵を産むわけではないので上水道の整備事情はあまり関係なかった、というところは盲点でした。なるほど。

4位 アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?

 この半年間、(友人たちの著書を除き)私まわりでもっとも話題になった本を挙げるとすれば、『聖なるズー (集英社文庫)』『当事者は嘘をつく』そしてこの「夕食本」の3冊と言えるでしょう。そのくらい多方面で話題になっていた本でした。

 経済学の定番の話を、フェミニズムジェンダーの側面から読み解いたこちらの本。

 私のまわりでこの本を読んだ人たちの属性も様々でしたが、観測範囲だと、実際に夫婦の家事分担で揉めたことのあるような既婚者や育児中の人たちからは評判が良く、経済学クラスタの独身男性からは否定的な評価が多かった印象です。

 前半はジェンダーの話題、後半はホモ・エコノミクス批判についてがメイン。

「妻が稼ぐ機会が少ないことで家庭内に権力関係ができてしまうのは問題なので、妻も外で稼げるようになるべき」という問題意識は一理あると思う一方で、「外で稼ぐ金額の多寡で権力関係が生じることをまずどうにかすべきでは?」と思う部分もありました。

 また「成人男性が標準で、女性や子どもは有徴化されていること」の疎外感は幼少期から長年感じてきたので、そのような点にもとても共感できました。

 個人的には、夫婦と経済の話をするなら家事分担だけでなく、どうせなら売春にも踏み込んで欲しかったな、と思いました。

 

3位 JJとその時代

 雑誌文化は意外と好きな私。この本を書店で見かけて気になっていた矢先、文筆家の佐々木ののかさんがこの本を紹介していたので興味を持ち、読んでみました。
「昨今のポリコレやフェミニズムに息苦しさを感じる人にもおすすめ」とされていましたが、まさにそんな紹介文が合う一冊。雑誌やファッションアイコンをめぐる話だけでなく、建前上の正しさへの目配りと、本音レベルの欲望の充足の難しさ、「こうすべき」と「こうしたい」の悩ましさを丁寧に取り上げている本、という印象です。私の中では『21世紀の道徳』の女性向け版、というイメージもあります。

 著者の鈴木涼美さんは1983年生まれということで、私とはギリギリ同世代と言えるかもしれません。
 1989年生まれの私は2007年に大学に入学しており、エビちゃんブームの真っ只中。

 似たテーマの本としては、私は2008年に、講談社新書『モテたい理由 男の受難・女の業 (講談社現代新書)』も読んでいましたが、ここでもJJが示す価値観が丁寧に書かれており、面白く読めました。(ただ、JJが示す価値観は2008年当時からすでに薄れていた印象です。赤文字雑誌4誌の中で一番売り上げが低いのがJJのようでしたし)

 個人的に印象的だったのは、ギャル文化と、ヤンキー・不良文化との親和性の高さについて。私は、両者は割と親和性の高いものと考えがちでしたが、「東京では高校生のクラブへの出入りは必ずしも非行とは見なされなかったり、茶髪も校則違反にはならない学校も珍しくないけれど、地方ではそうではない」という点で、ギャルファッションと不良文化は相容れないと考える人も多かった……というところは新鮮でした。

 あと、このテーマを扱うなら、どうせなら「スイーツ(笑)」というネットスラングも扱ってほしかったかも、なんてことも思いました。

 

2位 どこにでもあるどこかになる前に

 この本の第2版の帯を、文筆家の佐々木ののかさんが書いていると知ったので興味を持ち、第2版を探して購入。

 帯だけでなく、この本は装丁もとっても素敵です。カバーをめくると富山の写真が出てきたり、本文中に登場する場所を記した地図が載っています。

 この本は、映画監督を目指して都会に出てきたものの、夢破れて不本意ながら地元の富山に戻ることになった……というライターの女性のエッセイ。

 ちょうどゴールデンウィークに富山に行くことになったので、そのタイミングで読みはじめました。

「私は富山に住んだことはないし、そもそも転勤族だったからひとつの地元への愛着ってあまりないしなぁ、共感はできないかも……」なんて思いながら読み始めたら、そんなことは全然ない!! 

 あえてやや卑近な言い方をするなら、「自分探し系、サブカルこじらせ女子」としてとても共感でき、著者の藤井さんにすごく親近感が湧きました。好きなものに熱中する姿も、表現者でいたい気持ちも、なんだか他人とは思えないというか……。

 帯に「これは自分の物語だ!」とありますが、まさに読んでいる最中、「これは、私のために書かれたのかもしれない……」と感じてしまうようなエッセイでした。寝る前に1日1章ずつのペースで読んでいきましたが、そのくらいのペースで読むにもちょうどよかったです。

 最後のほうは富山に向かう電車の中で読み、ちょうど富山駅に着いたタイミングで読了。(富山には1日しかおれず、トロッコなどに乗る余裕がなかったのが悔やまれます

 そして富山でのエピソードも、人間関係のエピソードが多かったので、地域に関しては知らなくても問題なく楽しめました。富山の閉鎖性に関するエピソードもちょくちょく出てくるものの、富山には銭湯が多いというのはいいな。

 そして、著者の藤井さんに恐れ多くも親近感を抱いてしまったものの、藤井さんは私と違い、ライターとして活躍し、この本も重版になるくらい売れているわけで。そういう意味でも、背筋がどこか伸びる部分もあるエッセイでした。

「ここではないどこか」を求める気持ちのある人に特におすすめです。

 

1位 21世紀の道徳

 なんというか、もう、この本を語らずしてこの1年間を語ることはできない……というくらい、私の中では、その発売前からずっとずっと存在が大きかった一冊。
 今の私の主要な交友関係には、この本の発売が決まらなかったら出会っていなかったような人たちも何人もいます。
 そういう意味では、内容とは直接関係のないところでも私の人生に大きく影響を与えた本……なんて言ったら大袈裟かな。

 ことあるごとに書いているのでご存知の方も多いとは思いますが、この本の著者のベンジャミン・クリッツァー氏は、私の大学時代の同級生。
 文芸サークル「立命PENクラブ」で一緒でした。

 彼の書く小説のレベルの高さはサークル内でも評判で「このサークルの中で、プロになるとしたらベンジャミンだろう」と言っていた先輩もいたくらい。
 私も彼の書いた小説を読んだ際、「これを書いたのが私と同じ(当時)19歳……!? いったい、何を食べてどんな生活をしたらこんな作品が書けるの……!?」と思ってしまったくらい。かなり衝撃を受けた存在でした。

 大学卒業後は、小説執筆よりも学術的なことに関心の比重が強くなったようで、動物愛護や倫理や正義、学問のあり方、ジェンダーなどをテーマにブログで発信を続けていたところ、さまざまな媒体へのお声掛けがあり、やがてこの本の出版に至ったようです。

 この本は、晶文社での連載が元になっているようです。サブタイトルにある通り、「学問」功利主義ジェンダー「幸福」を論じた本となっています。

 この本を「強者の道徳」の本と評した人もいるようですが、私はむしろ「普通の人の道徳」というほうがしっくりくるなぁ、と感じました(「普通」を享受できることをある種の「強者」と感じる人がいるのも承知してはいますが)。

 いわゆる政治的に正しい、先進的な考え方」に疲れた人向けというか、「現実的な生々しさ」にもっと焦点を当てて、一般的な人間心理を考慮した上で問題を考えたい人向けというか。

「トロッコ問題」などの倫理の話も、その問題の複雑さを改めて考えさせられるものの、思考実験としての「おもしろさ」も感じられる部分も。

 この本は、「この議論が、学問的にどのように扱われてきたのか」という問題の整理が中心となっており、著者の主張はあまり強すぎないところは私にとっては良かった点でもありました。

 

 以上になります。今回は学術的な要素が多かったり、思い入れの強い本も多く、まとめるのに少し時間がかかってしまいました。

 読みやすいものも、読み応えたっぷりのものも、ジャンルも結構バラバラなので、一冊くらいは気になる本が見つかった方もいるのではないでしょうか。

 ぜひ、読んでみてくださいね。



和歌山旅行の記録 〜3日目★雨の市内をあちこち巡ろう〜

 すごくやっぱり今更感がありますが、2月の和歌山旅行記の続きです。前回の記事はコチラ

2月13日(日) 日付が変わり、すこし早いバレンタイン

 今年のバレンタインはこれを渡す、という決意自体は随分前からしていました。

 

 日曜朝はゆっくりできるから……ということで、土曜の夜はみんなで夜更かし。お酒を飲みつつ、共通の友だちの話や昔の漫画の話などで盛り上がりました。

 日曜はAさんのご家族の方に車を出してもらい、和歌山市内をめぐる予定です。そのお礼として渡すお菓子を、私はいくつか持ってきていました。

 その話になり「こんなものを用意したよ」といってお菓子を取り出した流れで、男性3人にもオランジェットをプレゼントしました。

 こちら、友人が立ち上げたブランド「季菓貴」のオランジェットです。

 私も時々、オランジェット製作のお手伝いに参加していたので、そのときにいくつか購入させてもらいました。

 ある意味「手作りチョコ」でもあり、「市販チョコ」でもあるという。笑

(まぁ、製作ロットの都合上、私が直接チョコを浸したり封入したものは、今回友人たちに手渡した3袋のうちのいずれか1つだけなんですが)

 しかも、オレンジを使ったチョコをみかんの名産地である和歌山で渡す……というのもちょっと面白い。

 そんな話をしつつ、その夜は眠りにつきました。

2月13日(日) この日の朝食を作ったのは誰か?

 朝。疲れもあってか、前日よりもゆっくり起床しました。

 前日は私とBくんで朝食を用意しましたが、この日はAさんとCくんが朝食を用意してくれていました。こういうところが、みんな大人だなぁ、という感じ。

 そして、お部屋の掃除と、ゴミをまとめます。ここはホテルではないので片付けもある程度は自分たちですることになっており、それもなんだか「共同生活」っぽくて楽しさがありました。

和歌山市内で、意外なものを発見

 10時頃。やがてコンドミニアムのそばにAさんのご家族の方が車で迎えにきて下さり、みんなで乗車しました。そして、コンドミニアムをチェックアウト。

 さよなら白浜。14年ぶりに訪れた白浜、最高でした。

 リモートワークの聖地となっているのも納得です。

 

 そして車は高速道路を走り抜けます。1時間ほどしたところ、和歌山市内に入ります。

 和歌山刑務所の近くを通りかかったとき、そこに和歌山カレー事件の死刑囚が収容されていたことをAさんが教えてくれました……が、それより私が気になったのは、隣にある建物。

 ドラッグストア「コスモス」があるのが目に入りました。

 

 この「コスモス」、九州に多いドラッグストアというイメージが強かったので、和歌山で見かけたのはちょっと意外でした。

 しかし調べてみたら、関西には結構出店してるんですね。

www.cosmospc.co.jp

修理中だよ、六十谷橋水管橋

 やがて、第一の目的地近くに到着。

 見えてきました。

 第一の目的は、この橋です。六十谷橋(むそたばし)水管橋。

 昨年10月にこの橋が崩落したことは、全国ニュースになっていたので覚えている方も多いと思います。和歌山市内の一部の世帯に水が届かなくなっていたそうです(が、別の水管橋を使うことで上水道そのものは短期間で復旧したようです)。

 2月の段階では、その橋の補修工事が行われているとのことだったので、和歌山市内に行くなら見てみたいなと思っていました。

 私の今の仕事は下水道や上水道とも少し関わりがあり、業界誌ではこの崩落事故はたびたび取り上げられていたから気になっていた、というのもあります。

 まぁ、Aさんも公衆衛生に関する学術書の翻訳をしているし、Bくんは公務員だし、Cくんは経済学を学ぶ学生だし、「水道管が破損することの暮らしの影響」みたいな話は、誰の仕事・研究内容からしても関わりがある話ともいえるかもしれませんね。

 六十谷橋の向かい側にある橋から、工事中の六十谷橋を眺めました。

 

 橋の周辺に30分ほどいたあと、そろそろお昼を食べよう、ということで再び私たちは車に乗ります。

食べよう和歌山ラーメン、そしてお寿司

 和歌山城の近くにある、「京橋幸太郎」というお店でラーメンを食べることに。

tabelog.com

 こちらです。

 普段は私はラーメンはネギ抜きで頼むんですが、同行者がネギを食べてくれる場合は抜かないこともあります。このときはAさんが私の分のネギも食べてくれました。

 

「想像を絶する鯖寿司」なるものもあったので、こちらもいただくことに。

 ちなみにこのときは、SNS投稿のキャンペーンをやっており、TwitterInstagramに投稿すると割引になる企画をやってました。私もTwitterに投稿してましたw

 ラーメンもお寿司も、とっても美味しい! 私好みの味でした。

和歌山城に眠るものたちは

 ラーメン屋から15分ほど歩き、和歌山城に到着。

 これは天守閣の入口まで登っていく途中の風景。

 このあたりには、野生のリスもいるそうです。

 お天気が悪かったので、外の写真はあまり撮れませんでした。

 

 天守閣のそばに、売店やお手洗いなどもある「お天守茶屋」があります。

 コロナ対策のアクリル板と、格子状になっている窓について「なんだか、牢屋みたい」って誰かが言ってたのには笑いました。

 

 天守閣の中の展示物あれこれ。

 歩きながらいろいろ撮っていたら、ちょっとブレた写真が多くなってしまいました。

 個人的に一番気に入ったのは、この「郵便保護銃」。

 解説文にもあるように、郵便物を守るために携帯を許された銃とのこと。

 漫画「ゴールデンカムイ」でも出てきたので、ちょっとテンション上がりました。

 

 そして和歌山城の展示物の解説文、歴史の参考書みたいに説明文のところどころに赤線が引いてあります。「ここテストに出るぞー、って感じかなw」とかみんなで言いながら、どこが強調されて説明されているのかに注目して見て回るのも、なかなか楽しかったです。

 

 和歌山城の最上階からは、和歌山市内を見渡すこともできました。

 BくんとCくんは「寒いから」ということで早々と下に降りていってしまいました。

 

 私とAさんも、しばらく景色を眺めたあと、やがて1階まで降ります。

 1階の廊下にもいろいろな展示物がありました。

 いろいろなお城の写真も。

 

 

 鳥の絵。かわいい。

 

 この屏風はなんだろう、歴史ある展示物かな……と説明文を見てみたら、

 

 まさかの、大河ドラマのセットww

 

「湊御殿」に行ってみよう

 和歌山城の半券があると無料で見れる場所が他にもあるようだったので、「湊御殿」というお庭も見にいってみることにします。車で移動します。

www.city.wakayama.wakayama.jp

 お家の中も入れました。こういうお庭や邸宅って、歴史的な場所、といった趣を強く感じますね。

不思議な場所、和歌山マリーナシティ

 湊御殿を見たあとは、和歌山マリーナシティなる場所に行ってみることにします。

www.marinacity.com

 なんといえばいいんでしょうね……ここ。テーマパークじゃないしショッピングセンターとも言わないだろうし。

 エリア全体が、異国情緒を醸し出している不思議な場所でした。

 

 おみやげが豊富な黒潮市場」は和風レトロな感じ。

 まぐろは \まぐろ/ とは言わないような……w

 

 

 

 こちらポルトヨーロッパは、洋風の街並み。

 ここ、「鋼の錬金術師」の映画の撮影にも使われたそうです。

 ハガレン映画、欧米ではなく、まさかの和歌山で撮影されていたとは……w

 

 おみやげを買い、ポルトヨーロッパを散策していたら17時近く。

 そろそろ、和歌山駅に向かう時間です。

 

 駅まで車で送ってくださったAさんのご家族に、お菓子を手渡します。

 そして、なんとか夕食までは4人で食べられそうだったので、駅の中にあるお店で夕食。

 

 そして18時前の電車に、3人で乗り込みます。和歌山に住むAさんとはここで解散です。

 いつも都内で会ってばかりだったから、Aさんが普段暮らしている場所の近くで会えたというのは、なんだかとても不思議な感じがしました。

 というかAさんとは都内で会ってばかりで、なんなら平日の夜に会うこともあり、駅に見送りに行ったり大荷物を抱えてる姿を見るようなことも特になかったので、彼は首都圏ではなく普段は和歌山で暮らしている、というのがこれまでなんだか実感に欠けていたのですが、今回、和歌山で私たちを見送ってくれた姿を見て、こっちの人なんだなぁ……ということを改めて感じたりもしました。

 

 電車の中で、もうすぐ誕生日を迎えるCくんに今年の抱負を訊いたりしていたら、あっという間に空港駅に到着。

 Bくんと私は飛行機で帰るのですが、Cくんは新幹線で帰ることになっています。電車の中でCくんとも解散。

 

 この日は確か飛行機が遅れていて、成田空港に着いたのは22時近く。

 千葉県に住むBくんは終電は問題なかったようですが、私は最寄駅(東京メトロ)までの終電には間に合わず、最寄のJR駅からタクシーで帰路に着きました。

 

 3泊4日の和歌山旅行(※初日は大阪前泊)最高の旅になりました。

 

 ブログでは割愛していますが、とある人にその後のスケジュールを知られないようこっそり4人で移動していたり、私たちが「Twitterで知り合ったオタクなグループ」であることをバレないよう普段と違う名前で呼び合っていた……なんてシチュエーションもあったりしました。漫画のキャラがデザインされたシャツを「海外のバンドのシャツってことにしてごまかそう!w」なんて話もしたり。

 

 タイプの違う素敵男子3人と一つ屋根の下で生活!? という少女漫画的なトキメキも、計画がバレないように作戦を立てて行動するドキドキも、かわいい動物も、大自然の迫力も、歴史的施設も、温泉もお酒もリゾートも……いろんな娯楽要素が満載の旅となりました。

 そういえば、前泊したホテルも心霊スポットでした(私たちが泊まった部屋とは違うけど)。

 行きの飛行機に乗る前は雪が降ったし、雪、晴れ、曇り、雨、全部の天気がこの旅行のタイミングであったのも、ちょっと面白かったです。

 

 今回の同行者3人と知り合ったのは、2021年の7月〜11月頃。

 こうやって、知り合ってから半年〜数ヶ月のメンバーと濃密な日々を過ごせたこと。

「仲良くなれたらいいな」と思えていた人たちと、隣で眠るくらいの仲の良い関係になれたこと(って言い方もちょっと変か)、なんだか今でも現実味がありません。

 また、こういうことができたらいいな………。

 そんな、いろんな要素の詰まった和歌山旅行でした。

 

 次に和歌山に行くなら、こんなことをしたいですね。

 和歌山は、旅行先の魅力度1位の県にも選ばれたようです。

 興味を持ったあなたも是非、行ってみてくださいね。

 

 

platoronical.hatenablog.com

↑こちらは私の数年来の友人の、ぷらとろさんのブログです。画像がいくつか消えちゃってますが。

赤坂に住む私が選ぶ、おすすめランチのお店5選

 2015年、ひょんなことから港区赤坂に住むことになった私。そんな私の赤坂暮らしももうすぐ7年になります。

 ただ、それだけ住んでいても(特に平日は)なかなか赤坂でランチを食べることもなかったのですが、ここ2年くらいは赤坂でランチを食べる機会も多かったので、美味しかったお店を共有したいと思います。

※情報は、これを書いている2022年6月現在のものなので、営業時間やメニューなどの正確な情報は、お店のサイトなどで確認してみてくださいね。

肉源 赤坂店

 東京メトロ千代田線「赤坂」駅近くのお店。ここの焼肉ランチは大好きで、リモートワークの時はよく行っていました。

 1,000円で焼肉ランチが楽しめます。

www.nikugen.jp

これは2020年5月に食べたときの写真。これで1,000円!

 

 ちなみにここは夜もなかなか落ち着いており、ワインなども豊富で、デートにもピッタリかと思います。

 お会計は現金もクレカもQRコード決済も使えて便利。ポイントが貯まるアプリもあります。店舗は六本木にもある模様。

 

赤坂 武蔵

www.freedomi.jp

 こちらも赤坂駅近くの、ビルの地下にあるしゃぶしゃぶのお店。ここもランチは1,000円からあります。

 ここはとにかくしゃぶしゃぶの出汁が美味しくて、出汁にキャベツをサッと通すだけでもペロリと食べれてしまいます。

 

 日曜、祝日はやっていないのと、ランチは現金のみ、ランチのラストオーダーは14時半までなので行くときは気をつけて。

 私は今は平日昼間は赤坂に行く機会はないので、ランチでここに行けるのは土曜日のみ。土曜日のお昼は、時々ここに食べに来てることがあります。

これで1,000円!

 

 ここ、カウンター席も二人ずつ隣同士で余裕を持って座れるようになっていて、地下で少し落ち着いている雰囲気もあり、デートにもピッタリな場所です。(私はすっぴんに日焼け止め、みたいな格好でここに来てしまうこともありますが……)

 こちらは、店舗は新宿にもある模様です。

 

ひとりしゃぶしゃぶ 七代目 松五郎 赤坂店

shabushabu.7matsugoro.com

 しゃぶしゃぶといえば、2年前に赤坂見附にこんなお店ができていました。

 ここはそんなにたくさん行ったことはないんですが、店内も広くて明るく清潔感もありキレイで、一人でも気兼ねなく入りやすくて良いお店です。

 

 こちらは、渋谷にも店舗があるようですね。

 

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赤坂麺処 友(とも)

ramentomo.thebase.in

 お肉のお店が続いてしまったので、ラーメンのお店を紹介します。

 ここは家族に教えてもらって知りました。今回紹介する5店の中では一番うちに近いお店です。最寄駅は溜池山王か赤坂。

 鶏白湯のラーメンのお店。さっぱりしていて私好みの味です。別添えのお皿で出てくるわさびを混ぜて食べるとさらに美味しい。わさびが得意じゃない私でも美味しく食べれてしまいます。

 赤坂近辺にはほかにも色々なラーメン屋がありますが、私はここが一番好きです。

(家族は、赤坂のラーメン屋だと「支那麺 はしご」というお店も気に入っているようですが、はしごのラーメンはどうも苦手で、私はいつも残してしまう……)

 

ロータスパレス 赤坂店

tabelog.com

 ベトナム料理のお店です。赤坂駅近く。ランチのセットには色々なバリエーションがあります。ランチコーヒーもセルフで飲めます。テラス席も使えるので、コロナが気になる方にも換気はバッチリ。

 ベトナム料理のお店は、同じく赤坂駅近く(ですが、ロータスパレスに近い出口とは正反対の方向です)に「アオザイ」というお店もありますが、アオザイはどちらかというと「家庭料理」っぽい雰囲気で、この「ロータスパレス」はやや都会的な印象です。

 

 いかがでしたか?

 赤坂に来た際には、ぜひ寄ってみてください。

 そして私もべつにこのあたりのランチに詳しいわけではないので、おすすめのお店がある方、ぜひ私に教えてください。

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和歌山旅行の記録 〜2日目★紀南の自然を楽しもう〜

 今更感がありますが、和歌山旅行記の続きです。前回の記事はコチラ

2月12日(土) 白浜で迎える朝

 朝、目が覚めたのは7時半頃。4人の中で、どうやら私がいちばんに目醒めたようでした。

 窓際に寄ってカーテンを開けると、外の日差しが入ってきます。爽やかな白浜の朝。

 

 みんなが起きてくる前に、朝ごはんを用意することにします。みんなの朝食を作ったのは誰か?

 まぁ、朝食の用意といっても大したことはなく、昨夜、みんなでスーパーで買ったものをお皿に盛ったり切ったり、あっためたりするだけなんですが。

 途中、Bくんが起きてきたので一緒に朝食の準備をすることに。

 そして盛り付けが終わった頃、CくんとAさんが起きてきました。

 

 4人掛けテーブルでの朝食。外は海が見えるリゾート地。おしゃれなコンドミニアム。 

 そして、性格も年齢も職業も居住地も違う、素敵男子3人……。

 まるで少女漫画や乙女ゲームの世界です。

「リゾート地で迎える朝」というより「4人暮らしの平穏な日常」っぽい感じが何だか面白かったです。そして、とっても贅沢をしているような気分になりました。

 

目指せ、円月島

 この日はレンタカーを借りて、Bくんの運転で紀南のあちこちを巡ることになっています。

 日産レンタカーで車を借り(コンドミニアムまで迎えにきてもらえました)、まず目指したのは、円月島

www.wakayama-kanko.or.jp

 真ん中に穴が空いている、ユニークな島です。これを観に行くことにします。

 

 そして車を西に走らせること、約10分くらい?

 見つけました、円月島。不思議なカタチです。

 

 階段を降りて、海の近くにも接近しました。

 岩場は滑りやすくなっているので、歩くのにも注意が必要でした。

 

 周囲には釣り人もいました。

 ここから見る夕陽が絶景らしいです。今回は午前中に行ったので、また機会があったら夕日も見てみたいところですね。

 

 みんなでかわりばんこに、記念写真も撮りました。

 この写真を友人たちのDMグループに投稿したところ、「2時間ドラマの最後の10分間のシーンのロケ地にありそう」みたいなコメントが……w

 

自殺の名所!? 三段壁へ

 円月島のあとは、「三段壁」を目指します。

 車を南に走らせること、約10分で到着。

www.nankishirahama.jp

 ここも眺めがいいスポット。「恋人の聖地」にも選定されているようなんですが、その一方で「自殺の名所」でもあるようです。

 こんな看板があちこちにありました。

 ……しかし「あなたは高価で尊いって、「高価」という価値判断を持ち込むことはそもそも適切なのか? なんてことを話したりも。

 

 こんな感じの場所です。

 

 三段壁は、カップルや親子連れ、一人でいる人などさまざまな人が訪れていました。

 天気も良く、眺めも圧巻。自然の雄大さを感じられ、とてもドキドキするスポット。

「恋人の聖地」になるのも納得です。

 そして、ここから飛び降りてしまう人がそれなりにいるということには、ちょっと切ない気持ちになったりも……。

 ほかの「自殺の名所」には、転落防止ネットが張られているところもあるようですが、ここには特にそういったものもありません。そのつもりはなくても、転落には気をつけましょう。

 

 三段壁は観光地ということもあり、周囲のお店は賑わっていました。

 

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本州最南端!「潮岬」へ

 次に目指したのは、「潮岬(しおのみさき)」。本州最南端の岬です。「最南端」って響き、いいですね。

 

「潮岬灯台」からの眺めを楽しもう

 三段壁から車を南東に走らせること、1時間。

 まず目指したのは、「潮岬灯台

kankou-kushimoto.jp

 

 この灯台を登ります。

 

 近くにはスイミー(?)の絵。

 

 

 狭い空間を4人で順番に登り、最上階のところまできました。

 

 すごい……地平線をこんなにはっきり見たの、いつぶりだろう。

 Aさんから双眼鏡を借り、しばらく見入ってしまいました。

 

「潮岬観光タワー」でランチと休憩

 そして、そろそろお腹が空いてきたのでお昼ごはんを食べることに。

 潮岬灯台から車を少しだけ移動させ、「潮岬観光タワー」に到着しました。

kankou-kushimoto.jp

 

 私が食べたのは、「近大マグロ丼」の定食セット!

 近畿大学水産研究所が完全養殖に成功した「近大マグロ」。食べられるところは大阪や東京にもあるようなんですが、この、本州最南端の地でも食べることができるようです。

 すごく美味しかった!

 

 こんな、マグロのマスコットキャラ(?)のぬいぐるみも置いてありました。

 

「本州最南端」の記念撮影

 そしてそして、潮岬の中でも「最南端」のエリアへ。

 

 おぉー!!!

 

 あんまり旅行する趣味のない私ですが、こういう「最南端」とか「最北端」とかの「最も●●な場所」には割と興味があります。

 なので「本州最南端」には素直にテンションが上がりました。

 

 みんなでかわりばんこに写真を撮ったあとは、

 近くの人に頼んでカメラを渡し、4人での写真を撮ってもらいました!

 

 

 もう少し手前の場所には、こういうのもありました。

 

 ここでも4人で写真を撮ってもらったよ!!

 

ジオパーク」を楽しもう

 大学では地理学を専攻していた私は、地理や地形に関するコンテンツって結構好きなんですよね。

 

 この「南紀熊野ジオパーク」も、行ってみたいところの一つでした。

nankikumanogeo.jp

 

ジオパーク」は、どこか特定の施設やエリアのことではなく「その地域の大地のなりたちを知るだけでなく、歴史・文化・動植物・食などを通じて、大地と人の暮らしの関わりを実感して楽しむところ」として認定されたところを指す模様。

 私も昨年、箱根のジオパークに訪れたことがありました。

 

 さっきの「潮岬タワー」の隣に「ジオパークセンター」という施設もあるようで、ここにも行ってみました。

nankikumanogeo.jp

 

 おぉー!!!

 こういう施設、大好きです。人間の文化的な活動の痕跡などを知るのも良いですが、自然のいろんなものの成り立ちにも興味があるんですよね。

 

 

 

 この検索機がなかなかユニークでした。

 マス目状になっているのは積み木(?)みたいなものです。色々なテーマについてのスタンプみたいになっている積み木を取り出し、それを指定の場所に置くと、それに関連した映像が流れる……という仕掛けになっています。お金かかってるなぁ。

 

天然記念物「橋杭岩」を観に行こう

 そろそろいい時間になってきたので、潮岬エリアを離脱することに。

 20分ほど東に車を走らせ、「橋杭岩」を目指すことにします。

www.wakayama-kanko.or.jp

 

 到着ー!

 遠くに橋が見えます。

 

 これらの岩、どう撮っても雄大でダイナミック。

 

 観光客もたくさんいました。

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今夜こそ、温泉をゆっくり楽しもう

 そして、16時過ぎ頃に橋杭岩を離れることに。白浜のコンドミニアム方面に戻ります。

 車を走らせること、約1時間半。車を返却し、コンドミニアムまで戻りました。

 

www.booking.com

 

 いったん荷物を置き、「夕食より先に、温泉に入りに行こう」ということに。

 温泉は、「昨日行ったところとは別のところに行ってみよう」ということになりました。

 干していたタオルを回収し、着替えなどをそれぞれ準備します。タオルはまとめてAさんが持ってくれることに。

 

※ちなみにこのコンドミニアム、タオルは備え付けのものがあります。

 ホテルではないので、昨夜、洗濯は自分たちで行っていました。タオルと、下着以外の服を部屋の中に干していました。

 

 今回訪れたのは、こちら「とれとれの湯」

toretore.com

 

 ここ、とってもよかったです!!

 昨日行ったところとは違い、お風呂の種類も豊富で、サウナや岩盤浴も充実しています。温泉好きなBくんは特に楽しんだ模様。

 

 そういえば、Aさんがコンドミニアムから全員分のタオルを持ってきてくれていたものの、私がタオルを受け取る前にそれぞれ男湯、女湯に分かれて行ってしまったので、男性陣と連絡がつかなくなり、私はタオルセットをレンタルして入浴することになった……というエピソードもありました。

 入浴後、タオルの渡しそびれに気づいたAさんは、お詫びにということでコーヒー牛乳を奢ってくれました。

 

 そんなわけで2時間ほど楽しんだあとは、近く(温泉から徒歩15分ほど)のコテージにあるレストランで夕食を食べることに。ラストオーダーにギリギリ間に合いました。

shikinosato-yuraku.net


 そして夕食の後は、昨夜と同じく、スーパーに行って食材を買います。

 この日は丸一日運転をしてくれたBくんも、昨夜は飲めなかったけれど今夜は飲めます。

 

 みんなでスーパーでワイワイと買い物をして、真っ暗な夜道で、星空を見上げながらコンドミニアムに戻る夜。

 翌日はもう、関東に帰ってしまうので、最後の和歌山の夜。

 昨夜と違い、この日は遅くまで飲んで、ゆっくり眠ってしまいました。

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