これからも君と話をしよう

一度はここから離れたけれど、やっぱりいろんな話がしたい。

この本がすごい!2020年上半期 ノンフィクション編

 2020年上半期はたくさんたくさん本を読みました。小説・漫画・詩集など「フィクション寄り」の本で面白かったものについては先日ブログを書いたので、今回はそれ以外の「ノンフィクション寄り」の書籍について紹介したいと思います。

 いつもはだいたい10冊紹介することが多いんですが、今回は20冊紹介しようと思います。順位はあまり厳密ではなく、けっこう適当につけました。ずいぶん前に買って積読していたり、読み途中だったものを読了したものも多数あります。

20位 行動経済学まんが ヘンテコノミクス 

行動経済学まんが ヘンテコノミクス

行動経済学まんが ヘンテコノミクス

 

  この本を知ったのは、2018年のこのツイート。

  児童書の単行本のような装丁で、絵柄も「ドラえもん」を彷彿とさせる懐かしい感じになっており、面白く読めました。大人から子どもまで楽しめる1冊。

 

19位 サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ 

  この本を知ったのは、2018年のこのまとめ。

togetter.com

 hontoでもAmazonでも品切れしており、横浜みなとみらいの丸善に行って購入した覚えがあります。この本、冗長なエピソードはなく、スッキリしていて読みやすかったです。この本を読んでより一層サイゼリヤが好きになりましたし、店に行ったときも「なるほど、この工夫は面白いな」と思えることが増えました。

 

18位 「逃げ恥」にみる結婚の経済学

  この本もずいぶん前に買ったもの。2017年、本書の発売記念のトークイベントがあったので購入してみました。経済学の観点からも、結婚や性愛、ジェンダーの観点からもなかなか興味深い1冊。事実婚の歴史や、ライフスタイルに応じた税金や年金額の違いなど書かれており、パートナーシップや就業スタイルについて一考させられます。

 

17位 「おしどり夫婦」ではない鳥たち 

「おしどり夫婦」ではない鳥たち (岩波科学ライブラリー)

「おしどり夫婦」ではない鳥たち (岩波科学ライブラリー)

  • 作者:濱尾 章二
  • 発売日: 2018/08/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  この本を知ったのもネットの記事か何かだった気がします。このレーベルの本を読むのは初めて。平易な書き口で面白かったです。

 日本人の研究を多く引用しているという点も、個人的には好感度が高いです。学術的なポイントもしっかり押さえられています。鳥の生き方はシンプルなようで、意外といろんな戦略を行って子孫を残していることがわかって面白かったです。鳥は雄雌どちらの寿命が長いかの話は意外でした。

 人間の世界の論理の話はあまり持ち込まれず、あくまでも、鳥の特性の話として振り切っているのも良かったです。都会の鳥と田舎の鳥の違いはもっと知ってみたいなと思いました。今後の研究に期待。

 

16位 「グズ病」が完全に治る本 

  この本を知ったのは8年くらい前だったような気がします。古本で見つけて購入し長年積読していたものの、ふと思い立って読みました。先延ばし癖を改めるための考え方や、行動のヒントになる内容がたくさん載っています。テクニックやライフハックというより、「考え方」についての本です。

 

15位 改訂版 著作権とは何か 文化と創造のゆくえ 

  hontoのセールで安くなっていたので購入。偶然にも、この本の読了後にちょうど、NHK「みんなのうた」で流れている曲がスピッツ「愛のことば」に酷似しているというニュースが話題になっていてタイムリーでした。著作権がどのような経緯を経て成立していったかというエピソードや、シェイクスピアの作品の成立のくだりが印象的でした。

 私は日本での現行の著作権制度については少々懐疑的な部分もあるのですが、「著作権」の概念は社会実験のひとつと考えることによって、著作権のあれこれも少し腑に落ちたような気もしました。

 

14位 加害者家族

加害者家族 (幻冬舎新書 す 4-2)

加害者家族 (幻冬舎新書 す 4-2)

  • 作者:鈴木 伸元
  • 発売日: 2010/11/27
  • メディア: 新書
 

  これも長い間積読していた本。さまざまな事件の「加害者家族」についてのエピソードが紹介されています。知らない事件もあれば、有名な凶悪事件もありなかなか衝撃的な1冊でした。加害者の家族はそうやって身を潜めていたのか……。

 重大事件の際、母親は子どもを最後まで見捨てないケースが多いというのは驚きました。少年犯罪の、子どもが加害者になる特徴やサインについても参考になります。

 他校の生徒などお互いをあまり知らない集団のほうが暴行がエスカレートしやすく重大事件になりやすい……という研究には驚きましたが、言われてみれば納得感のある結果だな、とも思いました。

 

13位 人脈なんてクソだ。 変化の時代の生存戦略

  オンライン読書会が行われることをきっかけに読みました。GOの三浦さん、Twitterでよく投稿を見ていて前から気になっていた方でもあったので。

 博報堂近くの書店にて購入(三浦さんは博報堂出身ということもあってか、本が目立つ位置に平積みで置いてありました)。

 まず5章を読み、それから1章から読み直しました。三浦さんの持つ熱量やアツさが随所から伝わってきます。ポリコレにも配慮しているような記述も多く、それを「面倒なこと」のようには扱わず、肯定的に捉えているのも好感が持てます。働き方についての考え方も共感。

 炎上についての考え方は、私とは異なる部分もありつつ、「ある種の思想や一貫性のある主張は議論のきっかけになるけれど、空っぽだとただの炎上になる」という部分は共感しました。私が尊敬する友人とも近い部分を感じ、読みながらとても強く頷きました。

 

12位 友達の数は何人? ダンバー数とつながりの進化倫理学 

  これも知ったのは2016〜17年頃のネットの記事だったと思います。Amazonほしい物リストに入れていたら、友人が買って送ってくれました。コミュニティやパートナーシップ、動物の生存戦略など、「コミュニケーション」にまつわる、20章から成るエッセイ集です。

「生き物の不思議」的な観点からも、人類史や「ヒトの脳の仕組み」や、社会学的なものとしても興味深い1冊。

 

11位 いちばんやさしい新しいSEOの教本

  今年1月に転職した際、SEOについて勉強しようと思い、参考になりそうな本を大型書店に探しに行って購入した1冊。SEOの専門家もおすすめしているだけあり、具体的なシチュエーションや段階ごとに丁寧な説明が書いてあり、勉強になります。

 どちらかというと、個人より法人向けの内容になるかなと思います。「ブログで稼ぎたいから、SEOを意識した記事を書けるようになりたい」という方よりも「企業のWebマーケティングの部署配属になったので、SEOについて勉強したい」という方が読むといいのかなと思いました。

 

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10位 図解 ワイン一年生

図解 ワイン一年生

図解 ワイン一年生

 

 数年前、書店で見かけて絵柄の可愛さと分かりやすさに惹かれて手に取った1冊。ワインの特徴を擬人化して、ゆるいタッチで漫画チックに描いて解説しています。

 ネットスラングなども使われていて、オタク向けっぽい要素もありますが、そうでない人でも楽しめるかと思います。

 国や土地ごとのワインの特徴の違いなどは、読んでいてとてもワクワクします。

 続編も出ているみたいです。こちらも読んでみようかな。 

図解 ワイン一年生 2時間目 チーズの授業

図解 ワイン一年生 2時間目 チーズの授業

 

 

9位 なんで僕に聞くんだろう。

なんで僕に聞くんだろう。 (幻冬舎単行本)

なんで僕に聞くんだろう。 (幻冬舎単行本)

 

  末期ガンを患っている写真家・幡野広志さんのcakesでの人生相談をまとめた書籍。人生相談本って好きでよく読むんです。倫理的にどうだとか内容の正しさ如何より「その人だからこそ」の要素が強く滲み出ているものが好きで、この本は割と好きなタイプの人生相談本でした。

 人生相談は、ちょっと淡々としていたり、突き放しているくらいの距離感の回答が好きです。本人に同化したり寄り添うのではなく、徹底して「他人の立場」から別の目線を提供してくれるスタイルのものが好きです。

 幡野さんのこの連載は、文章の運びが結構アクロバティックなところがあるのも面白いなと思いますし、一方で、回答文はひらがな多めで、やや距離がありつつもどこかやわらかな雰囲気を醸し出しているようなところも好きです。随所に挟まれている写真からも、プロの仕事を感じさせられます。

 

 8位 THE MODEL

  1月に転職した際、「最近のカスタマーサクセスやインサイドセールスの人はみんなこれを読んでる」と言われてお借りした本。自分でも電子書籍で購入し直しました。

 私がこれまで読んできた営業に関する本は、どちらかというと営業の手法やトーク、メンタリティなどについての本が多めでした。

 このような、法人営業を論理的に分析した本は初めて読みました。転職するまでは知らなかったような、横文字や英語もたくさん。

 私はステージごとのグルーピングがなかなか上手くできず、この本の内容について、自社サービスではどのような位置づけになるかを適切に落とし込むことができていませんでした。このあたり、もうちょっと自分ごととして理解できるようになっておきたかったです。

「戦略を決めて実行スピードを上げること」「スナップショットではなくトレンドを見る」「件数と金額を見る」「仕事はリズムを作ることが大事」などのくだりも参考になりました。

 

7位 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長

  数年前に買って積読していた本。タイトル通り、人口と経済成長の関連について、豊富な資料も混じえて丁寧に分析した本です。

 人口減少について悲観論も多く見受けられる中、「経済成長の鍵は人口ではない」という主張もあり、やや難しさもあったものの、希望を感じられる1冊でした。一方で、人口減少は楽観視できない旨のことも書かれてはいました。「最適な人口とは、それ以上に人口が増えると平均的な福祉の水準が逆に下がってしまうような人口の水準」という定義づけも印象的でした。

 後半、文学作品の引用もいくつもあり、人間の営みの奥行きを感じさせられる部分もありました。

 コロナ禍で人が病気になったり、亡くなるニュースを多く目にして落ち込みがちな中、こうした人類史をめぐる本を読むことはなかなか面白い読書体験になった気がします。

 

6位 超すぐやる! 「仕事の処理速度」を上げる"科学的な"方法

 前作の『すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法』を2016年頃に読んでおり、それがとても良かったので、その続編であるこちらの本も購入しました。

 予定の立て方や意識の巡らせ方、さまざまなライフハックについて、科学的・医学的な見地からわかりやすく書いてあり、安心しながら読むことができます。

 忙しい中での効果的な勉強方法についてのくだりや、予定が入ったらそれを遂行するところまでイメージを持っておくこと、ワーキングメモリを鍛えることなどのくだりが特に印象的でした。イラストもシンプルで良い(あえて言うなら、できない人の表象に男性、できる人の表象に女性が多く使われていることが少し気にはなりましたが)。

 実際に、普段の生活で取り入れやすい実践事例も多々載っているのも、取り入れるハードルが下がりそうで良かったです。睡眠も改善したいと思えました。

 

5位 うしろめたさの人類学 

うしろめたさの人類学

うしろめたさの人類学

  • 作者:松村圭一郎
  • 発売日: 2017/09/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  2017年に、友人が「今年読んだ中で最も良かった本」と紹介していたので気になっていました。読みかけでしたが、この春に一気に読みました。

 コロナ禍の今の時期に読んだのは正解。特に、後半部の「国家」との繋がりについては今だからこそ染みるものもあります。

 しっかりとフィールドワークの内容でもあるのに、平易な書き方で卑近な事例も豊富で読みやすい。戸籍や名前のエピソードが特に好きです。

 贈与や教育については、思想家の内田樹先生と言ってることが全く同じだ……! と思いましたが、もしかしたら、人類学=レヴィナス、ということで通じる部分があるのかもしれません。

 

4位 発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術 

  Twitterで知った借金玉さん。彼の、鋭くも弱者に寄り添う視点を持ったツイートは大好きでよく読んでいました。

 随所に出てくる「やっていきましょう」という呼びかけの心強さ。発達障害だけでなく、うつ病や、コミュニケーションが苦手な人にも有用そうライフハックがたくさん書いてあります。

 薬を服用した感想も、個人差はあるとはいえ分かりやすくて良い。「できない人」に対しても強い理解を感じるし、上から目線で寄り添うのではなく、あくまでも「仲間」として隣にいてくれるような感覚があり励まされた一冊でした。

 医師である、熊代先生(id:p-shirokuma)の解説も丁寧。このように、プロによるお墨付きがある本は安心できます。

 

3位 「小児性愛」という病 それは、愛ではない 

「小児性愛」という病  ―それは愛ではない

「小児性愛」という病 ―それは愛ではない

  • 作者:斉藤 章佳
  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 『男が痴漢になる理由』『万引き依存症』などの著書も有名な、依存症治療に携わっている斉藤さんの著書。今年の春にhontoで電子版が発売されたので早速読んでみました。

 この本の電子版が出た時期は、ちょうどネットで、小児型ラブドール規制の是非が取り沙汰されるようになっていたということもあり、興味深く読みました。

 胸糞悪く、フラッシュバック注意な内容も多いものの、小児性犯罪について初めて知るデータや事例も多く勉強になります。

 小児性愛児童ポルノに関する研究はまだ十分なデータがないということもあり、量的データに関してはまだ研究は途上なのかなと思いました(研究できるサンプルが少ないくらい、今後事件が起こらなければそれはそれで良いとはいえ)。ただ、質的データの資料として、依存症治療の専門家である著者が書いたこの本は一読の価値はあると思います。やや著者本人の主張が強い部分はありますが、そこを差し引いても本書の資料としての価値は高いかと思われます。

 実子への性虐待とは性質が異なり、再犯率も他の性犯罪よりはるかに高く、1人が1,000件以上加害するケースも多数あり、「小児型ラブドールは抑止よりも再発トリガーになりうる」と加害者側が満場一致で言っていた……というくだりも衝撃的でした。また、男児の被害の多さにも驚きました(加害者は必ずしも同性愛者というわけではなく、女児の代替として加害するケースも多いようです)。

 どちらかというと私はこれまで、ペドフィリアであったとしてもその性的嗜好・志向そのものまで悪とされるべきではない(あくまでも犯罪行為そのもののみ咎められるべき)という立場ではありましたが、本書を読んでからは、これらの嗜好・志向に肯定的なメッセージを発信することも危ういのかもしれない……と考えるようになりました。

 

2位 めちゃカワMAX!! 防犯・防災イラストBOOK

めちゃカワMAX!!防犯・防災イラストBOOK

めちゃカワMAX!!防犯・防災イラストBOOK

  • 発売日: 2019/07/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  近所の書店の児童書コーナーで手に取りました。

 こういうレーベルの、占いやおまじない、心理テスト、コミュニケーションの本は私も小学生の頃に読みましたが、近年は幅広い内容の本が出てるんですね。

 主人公は、魔法の国から日本にやってきた5年生の女の子。日本は安全な国だと言われているけど、悪い人による事件や災害もあるということを知り、それらにはどう対応すればいいのかを学んでいきます。

 イラストも可愛く、クイズやチェックシートもあったりしてとても分かりやすい。小学生女児向けの本ではありますが、それ以外の年齢の方が読んでも役に立つと思います(私も自分用に買いました)。特に、災害での対処法については私も知らなかったことがたくさん。これ、女児向けだけにしておくのは勿体無い。男児向けに書かれたものがあっても良いのではないかと思いました。英語など外国語版があっても良いかもしれません。

 おうち時間のあいだに、防犯や防災について学んでみるのも良いのではないでしょうか。

 

1位 こども六法 

こども六法

こども六法

 

 ようやくこういう本が出たか。こういうの、小学生の時に読みたかった……!

 この本を書店で見かけて知ったときはとても興奮しました。

 小学生の頃、友達関係のトラブルを親に相談したとき、法的にはどのような扱いになるのかという話が出てきて感動したのを今でも覚えています。その頃からテレビの法律相談番組も観るようになり、将来は法律を使って人の悩みを解決していく仕事をするのもいいかも……と当時は思いました(結局、法学部に進学するようなことはありませんでしたが。笑)。

 この本はまさに、子ども向けに書かれた法律の本。とっても読みやすいし、イラストもちょっぴりシュールで可愛い。法律は全国民に関わってくることなのに、アクセシビリティが良くないことは私もずっと問題視していたので、私も法律の勉強をしていたらこういう仕事がしてみたかったです。

 それにしても、著者の経歴がすごい。研究者で写真家で俳優で社長。どれも私も興味のあるお仕事だ……!

 

 ……そんなわけで、たくさんの本を読んだ2020年上半期。

 これから連休も始まりますが、この夏もたくさんの本が読めたらいいなと思います。

 

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今週のお題「2020年上半期」

「空想都市」に行ってきた

 小学生の頃から地図を眺めることが大好きだった私。幼少期に引っ越しを繰り返していたこともあり、地理は自分にとって身近な学問でした。大学も地理学専攻に進学。卒論は「アニメ聖地の観光地化」について書きました。

 卒業してからも、地理や地図に関するいろんな出会いもありました。(というか卒業以降の方が多いかも?)
 2013年には、美大卒の友人をきっかけに、空想地図作家の「地理人」さんを紹介してもらいました。2014年からは「名古屋スリバチ学会」に参加。それ以降も、空想空港の地図を描く人やまち歩きのライターさんなど、さまざまな人たちとの出会いや交流がありました。

 

 そして先週末の7月11日(土)、「空想調査員が見た、空想都市」イベントに行ってきました!

artforthought.jp

 これはどういうものかというと、「空想地図作家」の地理人こと今和泉隆行さんが作成している「中村市(なごむるし)」の地図や、それに関連した製作物の展覧会です(説明が難しい……!)。

 7月1日から開催されていて、7月11日が最終日でした。この日はトークイベントも行われるとのことだったので、道路や都市計画に詳しい友人と一緒に行ってきました!

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 一見すると、どこにでもありそうな地図と路線図。でもこれ、どっちも現実には存在しないものなんです!

 

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架空の地図

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架空の路線図

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架空のトレインチャンネル。アナウンスも流れていました

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架空の鉄道

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架空のコンビニやチェーン店
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架空の包装紙

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架空のゴミ袋、レジ袋
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架空の落し物

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架空の賃貸物件

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架空のチラシ類

  ほかにも、架空の「店内BGM」や、架空のSNS投稿などの展示もありました。どれも作り込みがすごくって、一見、架空のものだとは信じられないくらいリアリティがありました。

 これらのコンテンツは地理人さんのほか、いろいろなデザイナーやクリエイターさんたちが「空想調査員」として制作した作品だそうです。

 子どもの頃から空想地図を作っている地理人さん。地図や街づくりを進めていくにあたり、過去に描いたものと整合性が取れなくなってきた部分は「調査が間違っていたようです。こちらが正しい、最新の情報です」という具合に空想地図を描き換え、アップデートしているとのこと。

 

 この展示はもう終了してしまいましたが、動画もあるようなので、興味がある方・行けなかった方は見てみてください。

 

 

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空想都市展の感想

演劇や小説みたい!

 今回、「地図」への関心として観に来た展示でしたが、観ている最中、まるでなにかの小説を読んだり、演劇を観たような没入感がありました。

 架空のチラシや賃貸情報を眺めたり、電車内アナウンスなどを聴いていると、なんだか泣けてくる。誰かの生活の気配を感じる。そこには誰もいないはずなのに。

 

 いないはずの人や場所をこんなにも想起させる芸術作品って、なかなかないのではないでしょうか。こんなにも「行ってみたくなった二次元作品」は初めてかもしれません。
 私もここで中村市の世界の住人になりきって、地図を指差し「私、昔このあたりに住んでたよ」とか思わず言ってしまいそうになりました。言わなかったけど……w
 でも、もし今後同じような展示が行われるなら、「架空の住人」が出てくるような寸劇やショートムービーなどがあっても面白いんじゃないか、とは思いました。

 

ほかに、こんなものも見てみたい

 今回展示してあった架空のSNS投稿は、Facebookを模した画面に3人の大人の生活の記録が書いてありました。
(架空の)公園に行ってきた写真や、(架空の)飲食店に行ってきた写真が載っていて、これはこれで面白かったんですけど、もっと若い世代のSNSや、「爆サイ」のような少し下品なものがあっても面白そうだなと思いました。

 ……そんな感想をお伝えしたところ、架空の風俗店情報サイトを作ろうとしている人はいるとのこと。なかなか面白そうな目のつけどころですね。

 あとは、架空の鉄道のデザインだけでなく、鉄道模型もあったら面白そうですし、ジオラマも見てみたいなと思いました。(ジオラマはリクエストが多いそうです)

 

 まるで世界が反転している

 ほかに面白かったこととしては、今回、「架空のチラシ」類について、みんなが手に取りすぎてヨレヨレになっているのが不思議な感じがしました。

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 不在票やダイレクトメールやチラシって、普段の生活の中では単なるゴミ、生活のノイズになることが多いものですが、「架空のチラシ」となると「すごいね」と言われながら回覧される……というのが、ちょっと面白い光景だなと思いました。
中村市」の住人の日常ならゴミになっているであろうものが、こちらの世界では「珍しいもの」になる。この「反転」が奇妙な感覚を生み出していて、もしかして異世界転生ってこんな感じ……? なんてことを思ったり。

 

デザインの力は偉大、地名だけだと弱いのかも

 以前もブログに書いたことがありますが、今回特に感じたのは「架空の路線図」は、単体だとやや楽しみにくいな、ということ。

 架空の店のロゴやチラシのデザインは「このお店は、きっとこんな人が利用しているんだろうな」「こういうお店、首都圏よりも郊外に多そうだな」などと想像して楽しめますが、「架空の駅名」だけ並んでいると「楽しむもの」としてはちょっと厳しいな……と思ってしまいました。地図と組み合わせると楽しめるんですが。

 この中村市、あんまり難読地名もないんですよね。

「どうしてこんな地名になったんだろう」と想像を働かせる余地も少ない上、現実と違い、他のメディアによって作られる地名ブランドのイメージなどもないため、駅名単体だと想像を膨らませる手がかりに欠けるというか。

 逆説的に、普段の私たちは、地名にいかにメディアからのイメージを抱いているのかということを痛感させられました。

 

都市地図は人でできている

 ところで、大学の地理学科って、文系扱いか理系扱いかは学校によって異なります。
 私の出身の、立命館大学の地理学専攻は文学部の中にあり、文系扱いとなっています。

 今回のこの展示を観ていると、地理学が文系に分類される理由も体感として掴めた気がします。

「都市地図って、突き詰めていくとこんなにもひとの営みを感じさせる要素が詰まったものなんだ」ということを身を以て感じた……とでも言いましょうか。

 引っ越しが多かった私にとっては、この「中村市」は、「これから住むことになる、まだ知らない街」を彷彿とさせ、転勤族のワクワク感を再燃させられる部分もありました。

 その一方で、「ここに住むことは一生あり得ない。物理的に不可能」という現実に切なさも感じて、なんとも言えない、まるで叶わない恋をしているかのように胸がキュっとなる部分も……。

 なんだろう。ガラスの膜があるみたいな感じ。

 これもどこか「演劇っぽい」感情だなと自分で思いました。

 

 それにしても地図って奥が深い。人々の営みや歴史のような「文学部的」な側面からもいろいろ見えてくるし、気候や地形を意識すると、理系科目の要素も入ってくる。道路や街ができていく際には政策・政治学的な要素も関わっていたりする。地名のブランドイメージなどは社会学の要素も強そう。どの情報をピックアップしどのように地図上で表現するか、という点はデザインや美術が関わってくる。

 どの面から見ても、地図や地理は楽しめるし面白い。多趣味な私が地理を好きになるのは必然かも……ということを感じた夜でした。

 

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おまけ

 この展示を観てしばらくしたあと、友人と新橋の日本酒の店に入ると、なんと、隣の席の二人組も地理の話をしていたので驚きました!

 小耳に挟んだ会話によると、隣の席の二人は関西の大学の「地理研」の先輩と後輩。先輩のほうは社会人のようです。(石山の花火大会の話をしていて、関西弁で話していたことなどから推測)
 飛行機のプラモデルの箱も席に置いてありました。

 私も関西の大学の地理学出身なのでなんだか嬉しくなり、私も友人に地理の本の話などをしてみたものの、隣の席の人たちが反応して交流が生まれるような展開は特になかったです(笑)。

 

 

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この本がすごい!2020年上半期 フィクション編

 2020年、上半期が終わりましたね。いかがでしたか? 私はとにかくいろんなことがありました。あまりにもいろんなことがありすぎました。それだけで1記事以上分のボリュームになってしまうので、この総括もまた改めて行えたらなと思います。

 コロナ禍のStay home期間があったこともあり、今年上半期の読書量は激増しました。こんなにいろいろ読んだの大学生以来かも。いろんなジャンルの本を読んだので、毎回恒例のこのランキングも、今回はジャンルを少し絞って行おうと思います。

 今回は「フィクション編」というくくりで行いたいと思います。

 では、いってみましょう!

 

10位 リケジョ探偵の謎解きラボ

 「化学探偵Mr.キュリー (中公文庫)」シリーズが有名な著者の本。

 同じ作者の本では、今期は「死香探偵」シリーズの2巻と3巻(死香探偵-連なる死たちは狂おしく香る (中公文庫)死香探偵 哀しき死たちは儚く香る (中公文庫))も読み、個人的にはそれらもすごく好みではあるんですが、そちらはすでに数年前にこのブログで紹介していたので、今回はこちらを紹介することにします。

 保険調査員の主人公が、研究者の女性とともに事件を解き明かす連作短編集。この作者の本はミステリや化学の部分もしっかり面白いだけでなく、クールビューティーなリケジョだったり、お金持ちでイケメンな研究者が出てきたりなど、漫画チックな萌え要素も多いので楽しいです。

 また、個人的にも今期は病院に通うことが多かったため、研究者や医療関係者、病院が出てくる物語は楽しく読めました。

 

 この「リケジョ探偵~」も、続編が出ているようなので読んでみようかな。

 

9位 アイのオト

アイのオト (塔21世紀叢書)

アイのオト (塔21世紀叢書)

  • 作者:永田愛
  • 発売日: 2018/12/23
  • メディア: 単行本
 

 緊急事態宣言が解除された初の週末、池袋のジュンク堂に行ったときに短歌集の棚で見つけました。 著者の名前が劇作家の永野愛と名前が似ているな、と思ったのがきっかけで手に取ったら、表紙がピンクにキラキラの箔押し、楽器に猫……と、とってもかわいいデザインで見事に私好み。

 パラッと本をめくったら、オーケストラにまつわる短歌も多いようで、そういうところもかなりツボでした。でも、音楽やオーケストラ以外の歌も多く、「え、そうだったの?」という意外な側面も見えてきて軽く驚きました。……まぁ、意外な側面も何もこの本でしか著者のことを知らないんですが、表紙や最初のほうの短歌からは予想していなかった面がいろいろ見えてきたのは、ひとりの人間を知っていく人間臭い交流にも思えて、その点にも面白さがありました。

 著者の居住地がどこなのか推測しながら読み、少し複雑そうな家庭事情にも思いを馳せました。作品は奇をてらわない親しみやすい言葉遣いで、家族や恋や仕事や音楽、日常を描いたものが多く親近感を持ちました。表紙で靴を脱いでいることの意味も、「そういうことか」と思えました。

 

8位 死んでしまう系のぼくらに

死んでしまう系のぼくらに

死んでしまう系のぼくらに

  • 作者:最果 タヒ
  • 発売日: 2014/08/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  ずいぶん前に買っていた詩集。薄い本ではあるものの、じっくり読み進めていたので読了が今期になりました。

 短歌や小説はともかく、詩は割と厳しい目で見てしまうため、あまり私好みの詩人っていないんですが、最果タヒさんの作品は好みです。数少ない、私の好きな詩人のひとり。

「〇〇の詩」シリーズが特に好きです。途中から、詩を読みながら「これは何の詩だろう」と予想しながら読むようになってきましたが、私の予想を超えてくるものばかりで、いったいどう生きたらこのまなざしが手に入るんだろう……と思ったり。

 それにしても、短歌集を読むと短歌を書きたくなるし、詩集を読むと詩を書きたくなりますね。この本を読んだあとに1篇、noteに詩を上げました。

 

7位 推しが武道館いってくれたら死ぬ

  私、このブログではあまり漫画は取り上げてないんですが、この作品は今回絶対紹介したいと思っていました。

 今年1月にアニメ化もされ、コミックスも現在6巻まで出ている人気作品なので、ご存じの人も多いでしょう。

 私がこの作品を知ったのは秋葉原ビックカメラ。無料お試し版がネットにあったので読んでみたらいろいろ見事に私に刺さる要素が多く、漫画を一気には読まない私が最新刊まで購入してしまいました。

 この作品、タイトルからはついキモオタとアイドルのご都合主義っぽい恋愛ものを想像しがちですが(笑)、実際は百合作品です。百合になっていることで、ファン心理の生々しさがいい感じに中和されている気がします。

 この作品に出てくるアイドルグループ「Cham Jam」は、岡山のご当地アイドルという設定。私は岡山に住んでいたこともあるので親近感もありますし、岡山時代の友人でアイドル好きな男友達に連れられてアイドルのライブに行ったこともあるので、その点からも親しみを感じた作品です。

 また、私は長崎のご当地アイドル「ミルクセーキ」の音楽プロデューサーの方との交流をきっかけに、そのライブにも行くようになったので、ご当地アイドルの一ファンとしても面白く読めた作品でした。

 そしてこの漫画の作者の平尾アウリ氏は、私の好きな小説家・飯田雪子氏の作品『夏空に、きみと見た夢』の漫画版も手掛けた方だそうで。その点もテンション上がりました。私は漫画版は読んでなかったけれど、これを機に読んでみてもいいかも。 

 ちなみに、Cham Jamの中では、私は眞妃が好きです。アニメや漫画読んだみなさんは、誰が好きですか?

 

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6位 ラストノート きみといた季節

ラストノート―きみといた季節 (ハルキ文庫)

ラストノート―きみといた季節 (ハルキ文庫)

  • 作者:飯田 雪子
  • 発売日: 2009/01/15
  • メディア: 文庫
 

  中学時代からずっと好きな作家さんの本。(先述した夏空に、きみと見た夢 (ヴィレッジブックス)の作者でもありますが、そちらの作品は個人的にそこまで好みではない)

 この本は未読だったので読んでみました。男女2人の両方の視点から物語が進んでいきますが、ベタな恋愛という感じではなく、最後の最後までそれぞれの恋愛展開がどうなるか読めず、楽しめました。

 ご都合主義な感じもなく、すごく自然な展開でやっぱりこの作者は心の機微の描き方が秀逸ですね。さらりと読める作品ではありますが、やや重いエピソードも出てきてそこは少し辛くなったりも。そして、作中に出てくる「文香(ふみこう)」は、私もこの初夏にいただく機会があり、風流だなあと改めて感じました。この作者は「名前」絡みのロマンチックなエピソードが多いことも好きなところのひとつです。

 読書メーターのコメントでは「ドラマのノベライズみたい」という感想もあったけれど、確かにそんな感じもします。

 

5位 フーガはユーガ

フーガはユーガ

フーガはユーガ

 

  一気読みしてしまいました。

 昨年2月に眼科の待合室の雑誌でこの本の書評を読んで気になり、昨年6月に横浜のBUKATSUDOで行われていた古本市で購入。しばらく積読していましたが、今年の春に読みました。

「誕生日に双子が入れ替わる」という漫画的な日常ファンタジー設定と、凄惨な境遇のギャップが切ない。作者はよくこんなに心情がリアルに書けるな。回想で語るスタイルも新鮮です。

 いじめられっ子・ワタボコリのエピソードや、双子を陰ながら支えてくれた「岩窟おばさん」がいい味を出しています。

 伊坂幸太郎作品は割と読んでいますが、この作品は、アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)死神の浮力 (文春文庫)っぽいと思いました。帯に「切ない」とあったので辛い展開も覚悟していたら、そうきたか……という感じ。変にスッキリ終わらせすぎないところも、ほどよく現実味があって良い、という解釈もできるかな。

 伊坂作品らしさが詰まってて爽快感もある作品ではあるものの、虐待やいじめ、性暴力など鬱展開も多いために、人によってはフラッシュバック注意かもしれません。

 

4位 そんなとき隣に詩がいます

そんなとき隣に詩がいます ~鴻上尚史が選ぶ谷川俊太郎の詩~

そんなとき隣に詩がいます ~鴻上尚史が選ぶ谷川俊太郎の詩~

  • 作者:谷川 俊太郎
  • 発売日: 2018/08/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 大好きな詩人の谷川俊太郎氏と、大好きな劇作家の鴻上尚史氏の共著。私にとってはとっても贅沢な一冊でした。

 あぁ、最高に良かった……! 大大大好きなこの二人の共著ということで、じっくり味わうように時間をかけて読みました。

 コロナ禍の、今の時期に読めてよかった本でもあります。家族とかいのちとか国家とか、そういう大仰な抽象的な話も今の時代になら違和感なく溶け込みます。谷川さんはほんとうにいろんな姿を詩の合間から見せてくれるなぁ。

 そして、人生相談じゃない、私の大好きな鴻上節が読めてとてもテンションが上がりました。そうだよ、こういうのがいいんだよ。そして「恋愛王 (角川文庫)」も、大学時代に読んで大好きな本だったから、その本のエピソードが終盤に出てきたときはびっくり……! そうだったのか……!


 また私自身は、歌や詩はよく褒められるものの小説は下手なので、「歌や詩は天性のものだけど、小説や演技は後天的にも磨くことが可能」というニュアンスの文章が出てきたときも、ちょっと嬉しかったです。

 

3位 終末のフール

終末のフール (集英社文庫)

終末のフール (集英社文庫)

 

 私のこのブログでは、同じ著者の本をいくつもランクインさせることはなるべく避けているのですが、この本は紛れもなく「今の時期に読むこと」に意義がある本だったので紹介します。

 世界の滅亡まで残り3年となった時代の、仙台を舞台にした連作短編集。コロナ禍の今読むと、より一層身に染みると思い読み進めました。

 ずいぶん前に最初の2篇だけ読んでいましたが、割と重めの家族の話だったのでそこでちょっとギブアップしていました。でも、中盤以降の作品からどんどん私好みの雰囲気になってきました。

「最初の二週間を生き残れば助かる」などのデマが流れるところや、買いだめに群がる人、テレビ番組によって亡くなった人など出てきて、まさに今の時期に読めて正解でした。中盤からの、立てこもり犯や読書好きな女性やプロボクサーや劇団員や天体オタクなど、個性の強い人が出てきてからは一気に面白い。特に、劇団員の話の終盤がとてもとても私好みでした。

 伏線の回収されない物足りなさと、想像の余地のバランスも良いのではないかと思います。

 

 あ、この作品には本筋と関係のない注意点がひとつあります。これ、2020年現在、スマホKindleアプリでは読めない設定になっているようなのでご注意を。私はKindle端末で読みました。(普段はKindleではなくhonto派なのに、なぜこれに限ってKindleで買っていたんだろうな私……)

 

2位 育休刑事

育休刑事 (幻冬舎単行本)

育休刑事 (幻冬舎単行本)

 

  前から気になっていた作家さん。電子書籍東京創元社セールを機に購入。

 タイトルと表紙の通り、育休中の男性刑事が事件を解決していく連作短編集。赤ちゃんの成長に関わるエピソードも多く、ミステリとしてだけでなく、育児にまつわる話としても面白かったです。

 主人公の息子の蓮くんも、記号としての「赤ちゃん」としてではなく、0歳の一人の人間として描かれているのを感じてその点も新鮮でした。

 あまり書くとネタバレになるけど、この主人公夫婦の設定がなかなかリベラルで、そういうところも私好みではありました。3篇の作品が収録されていますが、最初の2篇が面白かったかな。

 この本は、私がまさに赤ちゃんの頃を過ごした長野に向かう旅行の途中で読みました。良いタイミングで読めたと思います。

 

1位 しびれる短歌

しびれる短歌 (ちくまプリマー新書)

しびれる短歌 (ちくまプリマー新書)

 

 この本、このブログの「フィクション編」で取り上げるか、今後更新予定の「ノンフィクション編」で取り上げるか、どちらで取り上げようか迷いましたがこちらで紹介することに。

 

 短歌の本をあれこれネットで探していたとき、Amazonレビューの評価も高かったので購入。短歌に限らない、広く通用する「文芸批評」の本でした。

 短歌や文学に限らず、表現や芸術全般について興味のある人におすすめです。

 作品をどう読めば良いのか、どのような要素が短歌を短歌たらしめているのか書かれており、この本に書いてある内容を踏まえるだけで自分の作品にも奥行きが増した気がします。

(この春、noteにいくつか自作の「コロナ短歌」を上げていますが、この本を読了した4月以降のほうが個人的にも好みの作品が多いです)

 歌人になるにはどうすればいいかにも具体的に書かれており、なかなか独特な世界なんだなぁ……と思うなど。ともするとやや「古臭さ」を感じさせてしまうものの、そこの良し悪しにはあまり踏み込んでいないのもバランスが良いと思いました。また、電子書籍をめぐる議論については「未来形の読書術 (ちくまプリマー新書)」を思い出します。やっぱりちくまプリマー新書は良書が多い……!

 

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どの本も面白かった!

 

 次回は、読んで良かった実用書やビジネス書などを紹介したいと思います! お楽しみに。

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ベトナムでの味わい(ホーチミン訪問 2日目)

 3月上旬に行ったベトナム旅行の記録、初日の分だけ書いたきりになっていたので、2日目のことも思い出しながら書いてみようと思います。

www.wuzuki.com

さまざまな朝ごはん

 朝ごはんはホテルにて。ビュッフェ形式でした。

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朝ごはん1皿目

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朝ごはん2皿目。デザート。

 この日は朝から、2人目のローカルフレンド・Tさんと合流してショッピングなどをする予定。

 同行者のミカちゃんとホテルを出て、ベンタイン市場まで歩いていきます。

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路上で朝ごはんを食べる人たち

 ホーチミンでは、こうやって路上で朝食を食べることも一般的なようです。

 そういえばベトナム研究者の坪井先生は「ベトナム人は朝ごはんに何を食べているのだろう」という興味から研究を始められたんだっけ……なんてことを思い出しながら、市場へ。 

ベンタイン市場

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ベンタイン市場の入口

  到着!

 ここでTさんと待ち合わせをし、合流。Tさんは30代の女性で、日本語教師をしているとのこと。

 ベンタイン市場では、スムージーを飲んで、お買い物をしました。

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スムージーを飲んだよ

  スムージー美味しかったけど、これ何味だったっけ。私は旅先では、ふだん飲めない珍しいものをチョイスすることが多いです。

 

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どのサイズや柄のものを買おうか迷った

  木でできたポーチのようなバッグを買いました。かわいい。

 

ここにもあったよ、髙島屋

 ベンタイン市場のあとは、近くにあった髙島屋へ向かいます。お手洗いに寄りたかったのとショッピング目的。

 ホーチミンにも髙島屋があります。

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カラフルな傘……!

 途中、カラフルな傘が飾ってあるのを見つけました。意図がわからないけどこういうの好き。

 

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フォトジェニック!

 髙島屋の中に入りました。涼しい!

 

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ファッションショーも行われていたよ

 結局、髙島屋では買い物はしませんでした。

 

ショッピングを楽しもう

 近くにあるショッピングモールサイゴンセンター」が、買い物には良いとのことで向かいました。

www.tripadvisor.jp

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最近お茶にハマってます

 お洋服などもいろいろあって目移りしたものの、ここで買ったのはお茶の葉っぱ

 友人たちの影響で、海外のお茶を飲むのに少しハマっていたのもあり、自分用に購入。

 

 ここで、午前中一緒に過ごしたローカルフレンドのTさんとはお別れです。お子さんの用事があるとか。

 

スタバのオリジナルマグカップ

 そのあとはミカちゃんと2人で、現地のスターバックス。マグカップを買いに行きます。

 このマグをコレクションしている人と当時は仲が良くて、おみやげとして買ってきて欲しいと頼まれていたので。

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スタバマグ!

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ホーチミンハノイを買いました

 

「ハー・フーン」でポーチを買おう

  そのあとは、ミカちゃんが以前ホーチミンに行ったときに訪れて良かったという刺繍のお店「ハー・フーン」へ。

 こぢんまりしたお店ですが、クレジットカード決済も問題なくできました。

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私はこの4枚のミニポーチを購入

hataraku-mama.info

 

現地のフォーはやっぱり美味しい

 いったんホテルに戻り、軽く休憩したあとは、ちょっと遅めのお昼ごはんを食べることに。

 チェーン店の「フォー24」というお店に入ります。

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ようやくホーチミンで食べれたフォー

 美味しい。歩き疲れた身体に、さっぱりしたフォーが染みわたります。

 私はあんまりネギやタマネギが好きではないんですけど、フォーに入ってるときはあまり気にせずスルスル食べれちゃうことも。
 

 食後、外に出て街を歩いていたら、こんなものを見かけました。

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食用……?

 ニワトリが路上で飼育されています。これはペットではなくおそらく食用なんでしょうね。

 

戦争証跡博物館

  そして午後は、「ベトナムの歴史もきちんと知っておきたい」ということもあり、戦争証跡博物館へ向かいます。

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戦闘機

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戦争博物館の展示あれこれ

 1階では、プロパガンダに関するポスターなどの展示が多めでした。

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3階は日本語の解説も多め

 基本的にはベトナム語や英語の解説が多いものの、日本企業が協賛に入っている関係か、3階は日本語で書かれている部分もありました。

 日本人カメラマンによる写真もあります。

 個人的にもっとも印象に残ったものは、少年の写真についてのキャプションで「殺されなければいろいろな体験ができて、今頃は孫と遊んでいたかもしれない」というもの。

 写真が撮られた時代から現代に、グイッと引き戻された感じがありました。

 

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子どもたちが描いた絵

 この、子どもたちが描いた絵のコーナーも印象的でした。

 手がないけれど楽しそうにサッカーしている絵も、それぞれ失った身体に涙を流す様子も、「そういう子は実際にいる」という、日常のひとつとして伝わってくるというか。

 

 外には、実際の留置場や、それにまつわる写真もあります。

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留置場

 中を覗くと、実際の捕虜を模した人形が置かれているところもあり、思わずゾクッとしてしまいました。

 処刑された人の写真を見たときは、一瞬、脳の処理が追い付かず、驚いたり恐怖より先に「え……これどうなってるの?」という感情が湧いてきたことを覚えています。

 

めぶきスパで癒されよう

 戦争博物館で少し疲弊してしまったので、癒されるために、マッサージに行くことに。

 いろいろ調べてみた結果、「めぶきスパ」というところがよさそう、ということになりここに決定。

 送迎も行っているとのことだったので、電話をして迎えに来てもらいました。

 日本語通じました。電話にも対応しているSIMカード買っててよかった。

 

mebukispa.com

 

 日本人街の奥のほうにあるお店です。

 フットケアと、ホットストーンマッサージのコースを利用。

 とっても良かったです……。

 フットケアは、レモンの輪切りやお花などが入った、見た目にも素敵なお湯に足を浸し、丁寧に洗ってもらいました。

 ホットストーンマッサージは、熱した石で、身体の筋肉がほぐれていくのをしっかり感じました。とても贅沢な時間……。

 

日本人多めのピザ屋さん

 めぶきスパの店員さんに、晩ごはんにおすすめのお店はないか尋ねたところ、「隣にあるもつ鍋のお店か、近くにあるピザのお店がいいよ」とのこと。

 どちらも覗いてみた結果、この夜はピザを食べることに決定!

「Pizza 4P’s(ピザ フォーピース)」へ。

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食べたものたち

 お肉が載ったピザも、ココナツジュースも、小さなコロッケも、どれもそれぞれ違う味わいでとっても美味しかった……!

 あれから何ヶ月か経った今でも、食感を思い出せます。

 特にピザは、ほんとうに「パンの上に、葉っぱとお肉が載せてある」という感じで、あまりベタベタした感じがなく食べやすかったです。油分が多くないから、パンの上から具材が滑り落ちそうになったりしたけど(苦笑)。

 

 そしてここ、すっごく日本人客が多いです。隣のテーブルからは関西弁が聞こえてきたし。

 ちょっと「外国っぽさ」には欠けるかもしれないけど、自国の言葉が聞こえてくる環境はどこか安心できる部分もあります。

 

 また、これは日本に帰国してから知ったことですが、この店はうちの父の知り合いがやっているお店だということが判明! 世間は狭い……! 

 

 あと、6年くらい前からずっと気になっていたライターさんである、渋澤怜さんが記事を書いていることがわかったのも嬉しかったです。

www.hcm-cityguide.com

 この日は、ずいぶんいろんなことが凝縮された一日でした。

 

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誰も戦争を教えてくれなかった

誰も戦争を教えてくれなかった

  • 作者:古市 憲寿
  • 発売日: 2013/08/07
  • メディア: 単行本
 

 渋澤怜さんの本のリンクも貼っておこう。

性感帯は本棚です。

性感帯は本棚です。

 
ファッション・メンタル・ヘルス

ファッション・メンタル・ヘルス

  • 作者:渋澤 怜
  • 発売日: 2014/06/04
  • メディア: 単行本
 
ツイハイ (群雛NovelJam)

ツイハイ (群雛NovelJam)

 

 

コロナ禍の自粛期間中にやったこと・やりたいこと

 緊急事態宣言、とうとう全国的に解除されましたね。

 ひとまずお疲れさまでした。まだまだ油断はできないので、引き続き手洗いうがい、アルコール消毒など続けていきましょう。

 

 この2ヶ月間、何をして過ごしましたか?

 SNSを眺めていると、みなさん仕事や家族との関わり以外だと、本を読んだり、Zoom飲み会したり、お菓子作りやハンドメイド、近所の散歩をしている人も多かったみたいですね。

 

 ハンドメイドといえば、私はこんなこともしていました。

news.tamenism.jp

▲人気ブログ「読む為にずむ」さんに寄稿させていただきました。ぜひ読んでみてください!

 

 そのほか、私がやったこと・やりたいことをまとめてみることにします。

自粛期間中にやったこと

読書

 もともと本を読むのは好きではありましたが、4~5月はそれまでに比べて読書量が激増しました。1月の読了本は4冊、2月、3月はそれぞれ8冊なのに対し、4月は24冊読了しており、5月は現段階で14冊読了してます。すごい!

bookmeter.com

メルカリ出品

 出品したもののしばらく売れていなかったものが先月くらいからちょくちょく売れるようになり、あまりにもいろんなものが売れるので、面白くなって最近は毎日なにか1つメルカリに出品してます。利益目的というよりは、近所の郵便局までの散歩の延長という感じです。役目を終えたものを安く提供することで、誰かに喜んでもらえるのも嬉しい。売り上げはメルカリ内での買い物だけでなく、メルペイとして一般の店でも使えることがあります。特に、近所の文教堂で使えるのがありがたいです。

www.mercari.com

 私のメルカリの招待コードはこちら→TCVBFB

 

オンライン飲み会・イベント

 Zoom飲み会やお茶会、いろんな人と行いました。それぞれに雰囲気が違って面白いですね。

 Zoom以外のツールだと、まるで実際の飲み会のように移動ができ、その距離感によって話の聞こえ方が変わる「Spatial Chat(スペイシャルチャット)」や、3Dの画面で動くのが面白い「clusterクラスター)」を使った回もありました。

「Spatial Chat」は特に気に入りました。10人くらいの大人数で集まる際、ほんとの飲み会やパーティーっぽさが出てとても面白い。

Remo(リモ)」もいろんなひとが紹介していたので気になりダウンロードしたものの、Remoを使ったイベントが特になかったため出番がありませんでした。

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なんかカオスなことになってるSpatial Chatの画面

動画鑑賞

 これまでそんなにYoutuberには興味なかったんですけど、そんな私が超ハマったのが「メロガッパ」のお2人。合唱曲のアレンジや人気J-popのアレンジを行っていて、2人ともタイプの違うイケメンだしイケボだし、私の好みにドンピシャでした。特に「白日×Lemon」の動画はなにもかもカッコよすぎですね……💛

www.youtube.com

 

タロット占い

 未来が見えずモヤモヤする中、何か心の拠り所にできるものはないかなと思い、好きなブロガーさんが紹介していたタロットの本を購入。タロットのモチーフや占いとの付き合い方にはなかなか興味深い部分もあり、スピリチュアル的なものもうまく付き合えば生活の良いスパイスになりそうだな、と思ったりも。

スピカのいちばんやさしいタロット占い

スピカのいちばんやさしいタロット占い

  • 作者:スピカ
  • 発売日: 2019/11/01
  • メディア: 単行本
 

 

麻雀

 昨今話題になってる賭け麻雀。麻雀はこれまで漠然と気になっていたものの、やったことはなかったので、いくつかスマホアプリをダウンロードして遊んでみました。わからないことを調べながらルールを覚えていくの、新鮮で面白いです。

play.google.com

 

飛び地

 あまり遠出ができない中、少しでもお出かけ気分を楽しみたいと思い、スマホアプリの「市町村ジグソー」でしばらくひたすら遊んでいました。

 遊んでいて気付いたのは、飛び地のある市町村って多いんだなということ。どういう経緯でそんなことになったのか興味が湧き、いろいろ調べるようになりました。地図に夢中だった子どもの頃を思い出します。

 実は父も「飛び地好き」だということがわかったのも嬉しかったです。

play.google.com

 

そのほかクリエイティブなこと

 iPadで絵日記を描いてインスタのストーリーズやTwitterで流したり、スマホで撮った1分間動画をTwitterに載せてみたりしていました。一時期は毎日のようにやっていたけど、日課にするものが多いと混乱してしまうので、これらはしばらく休止中です。でもトーク技術はもっと磨きたいし、動画や音声の配信はなんらかのカタチでやりたいなと漠然と考えています。

 

 

自粛期間中にやりたいこと

ハンドメイド

 プラバン作りをしてみたものの、ほかにもまだまだ作ってみたいものはたくさん。最近は、チューブ入りの漆を購入しました。これで漆のアクセサリーを作成予定。楽しみ!

 あとは、使っている布マスクに刺繍をしたり、ワッペンをつけたりなどのリメイクもやってみたい気もしています。(でも、マスクの傷みが早くなりそうなのでこれはやめとこうかな)

j-fujii.com

 

DVD鑑賞

 買ったものの観れていないでいる劇団のDVDがいくつかあるので、それらも引き続き楽しみたいと思います。先月は、虚構の劇団「天使は瞳をとじて」のDVDを観ましたが、劇中に出てくる「放射能を遮るための透明な壁」が、コロナをちょっと彷彿とさせ味わい深い面があるなと思ったりも。(でもやっぱりお芝居は生で観るのが一番ですね)

虚構の劇団『天使は瞳を閉じて』 [DVD]

虚構の劇団『天使は瞳を閉じて』 [DVD]

  • 発売日: 2011/11/20
  • メディア: DVD
 

 

Facebookのフレーム作成

 Facebookのプロフィールフレーム、「#StayAtHome」とか「#うちで過ごそう」とかいろんなのつけてる人いますよね。

 自作していた友人もいたので調べてみたところ、そう難しいものでもなさそうだったので私もGW期間中に一度、作成しました。

 ただ、作成後にミスに気付いたので結局それは使いませんでした。でもまた近いうちに再作成してみようと思ってます。

 

iPhoneの電池交換

 私、普段使っているSIMカード入りのAndroidのほかに、SIMカードを入れていないiPhone6sも日常使いしています。こちらはWi-Fi環境のみで使ったり、音楽や電子書籍などのコンテンツをダウンロードして楽しむ用に使っています。このiPhoneの電池の減りが早いことが前から気になっていました。(まぁ外出自粛期間中だから、電池切れに困ることは当分ないといえばないんですが)

 そんな中、電池を自分で交換したという友人のFacebook投稿を発見。こちらも調べたらそこまで難しそうではなかったので自分でもやってみることに。

 Amazonで電池パック交換セットを買い、さぁ挑戦してみよう! と思ったところ、到着したものが不良品。別途、新しいものを取り寄せたので、こちらも近いうちに再挑戦しようと思います。

 

バイオリンの弦の交換

 最近すっかり触らないでいたバイオリン。弦が切れてしまったのでそれを替えた上で、久しぶりに弾いてみてもいいかも、なんて思ってます。

 じつは私、自分で弦を替えたことがことがないので(子どもの頃は親や先生が、大人になってからは楽器屋の店員さんに替えてもらった)、自分でもできるようになっていたい、というのもあります。

 

俳句

 私、Instagramを更新する際は、なるべくその季節にまつわる写真を定期的に入れるようにしています。そうすることでスクロールしたときに季節の変化が分かって面白いというか。

 これって何かに似てるなぁ、と思ったら、「俳句」。ちょうど、俳句を書くキャラクターが出てくる小説を最近読んだこともあり、歳時記を買って俳句を書いてみようかとも考えているところです。

 短歌の本はこれまでよく読んでいたし、書いてもいたところなのですが、俳句はあまり詳しくありません。自粛期間が続き例年より季節を感じにくくなっている中、季節を感じ取るために、俳句を書いてみるのもいいかも、と思っているところです。

 

写真撮影

 あまり出かけられないとはいえ、その中で普段の日常をうまく切り取れたり、いろんな工夫を凝らしたものを撮ってみたいなと思ってます。

 妹が持ってるカメラを借りて、普段の自分のカメラじゃできない「多重露光」に挑戦してみたいな、なんて思ったり。

 

そのほかやってみたいこと

 このまえZoomで友人と話したとき、友人は「遺伝子検査に興味ある」という話をしていました。

 遺伝子検査、私も前から気になっていたところ。乳がんの検査を行った今、より一層じぶんの身体への興味が高まっています。安くなってるときがあったらやってみようかな。

 

 あとは、どちらかというとコロナ明けにやってみたいことですが、お店でネイルアートをしてもらうことに興味が出てきました。

 この「ご当地ネイル」があまりにもドンピシャで好みすぎて……✨

beauty.hotpepper.jp

 

 ほかに行いたいことといえば、この春にできていなかった確定申告、どこかのタイミングでしたいですね。(寄付金控除のため)

 SNSのプロフィールもこの際に書き換えたいかも……。

 

 とりあえずは、こんなところでしょうか。

 あなたはどんなことをしましたか? よかったら教えてくださいね。

 

 

 

 最後にもう一回宣伝。寄稿させていただいた、プラバン作りの記事もぜひ読んでみてください~!!

news.tamenism.jp

#おうち時間

乳がんの検査に行ってきた結果

 本当はブログにはベトナム旅行記の続きを載せたかったんですけど、その前に取り急ぎ書いておくことにします。

 

 3月に行われた健康診断の結果、乳がん検診で引っかかってしまいました。

じつは以前も引っかかってた

 じつは乳がん検診で引っかかるのはこれが初めてではなくて、3年ほど前にも一度ありました。

 2016年11月に受けた健康診断の結果に「乳腺腫瘤の疑い」という表記が!

 片方の胸に、腫瘍があるとのこと。

乳がんだったらどうしよう……」と不安を抱えながら、東京駅近くのクリニックへ。


 乳腺外科に何度か通い、再検査と精密検査を受けました。そして2017年1月に結果が分かり、結果は良性!

 それからも健康診断で「乳腺腫瘤の疑い」表記はあったものの、「まぁ同じものだろう」とあまり気に留めていませんでした。

 

 ところが今回、健康診断でこんな結果が!

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両側乳房腫瘤!?

 これまで片方の胸だけだったけど、両方ともに腫瘍が……!?

 

 3年前にお世話になった乳腺外科に電話をし、再検査を依頼しようとしたところ、「健康診断のときの画像を持ってきてほしい」と言われたので、まずは、健康診断を受けたクリニックへ。

「3年前に精密検査をした右胸の腫瘍は、今回もありましたがこちらは90%良性でしょう。ただ、問題はこの左胸にあるモヤモヤしたもの。これが何なのかが気になりますね。危険度合いを低い方を1、高いほうを5とした場合の5段階で言うと、4くらいだと思います」

 まじか……。

「あと、クリニックではなく、大きな病院で診てもらってください

 

とのことだったので、3年前にお世話になったクリニックには今回行かないことに。

別件でお世話になったこともある、東京女子医科大学病院の予約を取りました。

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東京女子医大病院

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何度も来てるけど、日当たりが良くて好き

 そして4月下旬、東京女子医大の乳腺外科にて、再検査をすることに。

 胸にジェルを塗り、身体の中をスキャンするような機械を当てて内部を見ていく「超音波検査(エコー)」と、胸を挟んでレントゲン写真を撮るマンモグラフィーの2つの検査、ここでも再び行いました。

 やっぱり腫瘍はしっかりと存在し、画像診断では良性か悪性かの区別がつかないため、精密検査もしたほうがいい、ということに。

 本来ならば別の日に行うことが多い精密検査も、この日は先生の都合で当日行えそうだったので、同じ日に行いました。

 

 乳がんの精密検査(生検、あるいは細胞診と呼ばれるもの)、どうやるか知ってます?

 胸のしこりに太い針を刺し、しこりの一部の細胞を採取して検査をするというものです。

 太い針なので胸周辺に麻酔を打ちはするものの、胸の中で針をグリグリと動かされるのはあまり気持ちいいものではないし、採取する瞬間には「バチン!」と大きな音がしてそこそこの痛みもあります。

 どのくらいの痛みかというと、太い輪ゴムでゴムパッチンをされる感じです。(この例えは私が言い出したものではないけど、すごくしっくりきます)

 ちなみにこの細胞診のあとは、胸には分厚いガーゼを張り付けられたり、さらしでぐるぐる巻きにされたりします。 当日は激しい運動や入浴は不可。

 

 この検査の結果はGW明けに判明するとのこと。

もし乳がんだったらどうしよう

 しばらくは、もし自分が乳がんだったらどうなるんだろう……ということがとても気がかりでした。

 親族には癌患者も複数いるものの、遺伝性が強いとされる、乳がん卵巣がん前立腺がん・膵臓がんの者はいません。

 まぁもし乳がんだったとしても、行動に自由がきかないのは今の時期みんな一緒だから疎外感を感じずに済んでいいかもな。どうせ誰にも会わないから放射線治療で髪の毛抜けても問題ないし。コロナで代わり映えしない毎日に飽き飽きしてたんだよね。このタイミングで乳がんになったとしてもそれはそれでいいタイミングかも! なんてことも考えていました。

 コロナ禍のあいだは思いっきり髪を伸ばしてコロナ明けににヘアドネーションしたいなぁ……なんてことも考えていたけど、もしかしたら私がヘアドネーションされる側になってしまうのか、いや、今の自分の髪も根元から切ったらショートヘアのウィッグくらいは作れるのでは? これって自給自足? 

 もし胸を切除することになったらとても悲しいな。せめて、切除した胸の肉を持ち帰って人肉食パーティーできないだろうか。文字通り「女を食った」って言えるようになるよ! あ、パーティーだと密になっちゃうからダメかな。可食部位もそんな多くないし。いや、そういう問題じゃないか。切断した身体を持ち帰って食べることは器物損壊罪になるんだよね。そもそも霊長類の肉を食べるのは健康にも良くないし。(詳しくは、過去のこの記事を参照)

 良性か悪性か賭けをしてみたら面白そうだな、自分のことだから不謹慎も何もないし。いや、でも法的に問題があるかもな。それに「悪性に賭けるよ!」とは言いづらいだろうし。まぁ私は悪性に賭けるよ。仮に悪性でも賭けに勝った喜びは手に入るし。それでいいのか?

……なんてことを考えながら、指折り数えてゴールデンウイークが明けるのを待ちました。

 

 そして緊張を抱え込みながら、5月8日(金)夕方、女子医大病院に行ってきました。

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検査の結果は……?

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とうとう私の番……!

「お待たせしました」と言われ、診察室へ。

 あぁ、こんなに緊張するのっていつ以来だろう。もしかして大学の合格発表以来かな……? なんてことを考えつつ、結果の報告を待ちます。

 ところが、私に結果を告げる直前に先生宛に電話が掛かってきたりして、なかなかお忙しい様子。

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 パソコン画面に映っている文字を見ると、やや物騒な表記も見受けられるものの「悪性と判断するものは見受けられません」のような表記も!(どういう文面だったかはうろ覚え)

 

 精密検査の結果、採取した範囲の細胞には悪性となるものは見受けられなかったとのこと。

 ただ、採取しきれなかったモヤモヤしている部分に悪性組織が隠れている可能性もないとは言い切れないとのこと。

 思ったよりも歯切れが良くないな、とも思ったけれど、はっきり言い切らないことのほうが誠実なんだよね、と考え直しました。

 はっきり0か1かで判断できるものでもなく、グラデーションな部分も大きいのでしょう。

 

 5月下旬、念のために、MRIを使った再検査をすることにしました。

 

 ご心配いただいた皆さま、ありがとうございました。

 こんな時期だし、みなさんも健康には特に気をつけてくださいね(とはいえ、癌は予防というより「早期発見」がポイントのようですね。健康診断ほんと大事)。

 

  今までちょっと他人事感があったピンクリボン運動も、これまでより強く意識するようになりました。