ゴールデンウィーク、あちこち出掛けられた方も多いと思います。
今さらですが、私もひと月ちょっと前の旅行の記録を。
「新年度で新生活が始まる前に、どこか小旅行に行きたいね」ということで。
3月24日(土)から3月25日(日)にかけて、2人で富山に行ってきました!
はじめての北陸新幹線&富山県です!(というかそもそも北陸は、これまで福井県しか行ったことがなかった)
富山といえば、私の中では「ドラえもんの作者の出身地」「トロリーバスがある唯一の県」のイメージ。
富山出身の有名人ってほかにどんなひとがいたかなぁ、と思って調べてみると、私が興味あるような分野では、
岩河三郎(「巣立ちの歌」「親知らず子知らず」などの合唱曲も手掛けている作曲家。2013年逝去)、愛加あゆ(宝塚歌劇団、元雪組トップ娘役。4年前に「宝塚歌劇100年展」で写真を見てすごく可愛いと思った)、沖田×華(『透明なゆりかご』などの漫画家)、小谷真理(文芸評論家)、はじめしゃちょー(YouTuber)などの方がいらっしゃいました。
今回の旅行で訪れた場所は、こんな感じ。
観光地だけでなく、街並みや自然、食べもの、電車、どれも非日常的なものばかりで楽しめました……!
※以下、写真がそこそこ多めになります。
富岩運河環水公園
東京駅から午前6時台の新幹線に乗り、2時間ちょっとで富山駅に到着。まず目指したのは富岩運河環水公園(カナルパーク)。
転勤族だった私は、路面電車のある街はかつて住んでいた場所(岡山、長崎)を思い出すので懐かしい気分になります。
富山は路面電車が通っている街ですが、まずは歩いて公園に向かいました。
道路が広い。朝だからなのか、クルマ社会だからなのか、人が歩いていない。
到着!
広くて綺麗で気持ちのよい公園でした。
「世界一美しいスタバ」に認定されたこともあるスタバも。
イヌを散歩させているひとがたくさんいました。スタバでも、テラス席には犬連れのひとも多かったです。
展望台にも上ってみました。
富山県美術館
最近建て替えられたらしく、きれいな美術館です。というか富山市、新幹線が通った影響なのか、全体的に「綺麗で新しい」まちでした。
企画展と常設展、両方とも観てきました!
企画展は、「デザインあ」展がやっていました。
NHK Eテレの番組「デザインあ」をコンセプトにした展示。子ども向けでありながらも、体験型のコンテンツが多く、すごく面白かったです。クリエイティブ系の仕事の参考になりそう。(先日観てきた「谷川俊太郎展」と同じ、小山田圭吾さんが音楽制作に関わっているということもちょっと気になったポイントでした)
東京でも行われるようです。また行こうかな……!
常設展も充実していました。
椅子のコレクション。じっさいに座って楽しめるものもたくさんありました。
瀧口修造コレクション。個人的には赤瀬川源平作品があったのが良かった。
シモン・ゴールドベルクコレクション。クラシック音楽も好きなので、流れているモーツァルトの曲も良かった……!
そのほか、図書コーナーも充実。美術雑誌のバックナンバーやデザイン関係の書籍も充実していて、いくらでもいれそうでした……!
オノマトペの屋上からの眺めも最高!
カメラはロッカーに置いていたので、これはiPhone6sで撮りました。
富山市役所展望台
美術館を離脱したあとは、運河周辺を散策。そして路面電車に乗って移動。
「粋鮨 富山第一ホテル店」にてお昼ごはん。お寿司おいしい……!
近くの、富山市役所の上に展望台があるということだったので行ってみることに。
一見、私がこれまで住んだところと大して変わらない、ふつうの地方都市のようにも思える富山。ですが、街並みの奥に立山連峰が連なるところはさすが北陸だなぁ、と思います。(私は転勤族だったけど、長野市より北には住んだことがないので)
富山城址公園
市役所の近くには、富山城跡があります。その周辺の、富山城址公園を散策しました。
城跡近くの雰囲気、地元の佐賀の、佐賀城跡を思い出して懐かしかったです。
梅の花なども咲いていました。この時期、東京は桜が満開でしたが、富山ではまだのようでした。
富山ガラス美術館
図書館などが入っている複合施設「TOYAMAキラリ」。その中にガラス美術館があります!
有名建築家・隈研吾氏による設計の建物。開放感と迫力を兼ね備えた構造で、一見の価値アリです……!(個人的には、ここ、2年前の仙台旅行で訪れた「せんだいメディアテーク」っぽさを少し感じました)
ふだん、「ガラスを使った作品」と聞いて思い浮かべるような、キラキラ華やかで繊細なガラスの作品だけではなく、ガラスとは思えないような豪快な作品も多数。
とにかく見応えがありました。
キラリの館内も綺麗で気持ち良かった。カフェで食べたデザートも美味しかった。電車も見れたし。
海王丸パーク
2日目は、富山市内を離れて西のほうへ。「あいの風とやま鉄道線」と「万葉線」を乗り継ぎます。
これは万葉線。行きに乗ったのは古いタイプの車両でした。
車内では、落語家の立川志の輔師匠によるユニークなアナウンスが流れていました。調べてみたところ、これは土日祝だけだそうですね。
そんな、古い路面電車に長時間揺られて到着。射水市の「海王丸パーク」!
かつて使われていた船の「海王丸」船内の見学ができるようになっています。
色々見れて楽しかった! たくさんの本や、信号旗などにはテンション上がりました……!
新湊きっときと市場
海王丸パークからすこし歩き、お昼ご飯はここで食べました。
大好きな蟹を食べられて幸せ……!❤️
おみやげもたくさんあります。(が、荷物になってしまうのでここでは買いませんでした)
放生津八幡宮
駅に向かう途中に立ち寄った神社。木彫りの狛犬や、近くに生えていた松の木がなぜか印象に残っています。
東橋
赤い、色鮮やかな橋。周囲の街並みも含め、とても写真映えします。
この近くにある「カフェuchikawa六角堂」で休憩。とっても雰囲気が良いところでした!
惜しむらくは、ドリンクとデザートのセットはなかったこと。今回、私はデザート、同行者はドリンクを注文しました。
あと、ここのお手洗いは変わったデザインで面白かったです。
高岡大仏
帰りの路面電車は、綺麗な新しい車両に乗れました!
そして高岡駅よりすこし手前の駅で降り、大仏を観に行ってみることに。
住宅街の中に大仏があるのは、すこし不思議な光景でした。ちょっと、名古屋大仏に似ている気がする。
そして、徒歩で高岡駅へ。駅のそばには「ドラえもんの散歩道」がありました。ちっちゃかったです。世田谷区にあるサザエさんの像とは全然違う感じ。
そして、再び富山駅へ向かいます。
帰りの新幹線に乗る前に、富山の名物ラーメン「富山ブラック」を食べてみることに。
黒いスープのラーメン。帰り、やや急いでいたこともあって味はじつはあまり覚えていないのですが、普通に美味しかった気がします。
こんな感じの富山旅行でした!
ちなみにこの日の夜、シェアハウスでの飲み会に顔を出す予定があったため、新幹線の中からZoomで実況しつつ移動したりとかの慌ただしさもあったのですが、それらも含めて面白かった!
1日目は都市部で文化的なものを楽しみ、2日目は郊外で自然を楽しむ。すごく模範的な旅行ができた気がします。
もし次にまた富山方面に行く機会があれば、今度こそトロリーバスに乗ってみたい。あと、富山は製薬業が盛んだったらしいのでそのあたりのことや、新幹線が通ったことによる周辺地域の影響についても、調べてみても面白いかも、と思ったりも。
20年前に行方不明者が出た、魚津市にある肝試しスポット・坪野鉱泉も気になっています。
あと、作曲家・岩河三郎の歌に出てくる地域(有磯など)を訪れてみたい、と思いました……!
5年前はこんなツイートをしていた私。
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この本にも、富山の製薬業についてちょっと触れられてた。富山は電車の街だということも書いてある。
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