社会問題や学問、芸術など、「“難しい、堅苦しいと思われているもの”を卑近なものにしたい」という想いは、私は子どもの頃からずっと共通している想いのような気がしています。
小学6年の頃は、いじめや不登校についての関心が高く、ネットで知り合ったひとと団体を立ち上げたりもしていました。(HTMLを自分なりに勉強して、個人サイト作りを最初に試みたのもこの頃ですね)
中学時代、合唱曲にドはまりしていた頃は、「合唱曲を、J-POPみたいに親しみやすいものにしたいな」「いい歌詞の曲も多いんだから、教科書だけで留めておくのはもったいない」と思っていました。その流れも受けて、高校生の頃は、「KREVAや平原綾香みたいに、クラシックの音楽に歌詞をつけてポップスにするの、面白そう!」と思っていました。(クラシック音楽がいちばん好きだったのは小3の頃だったんですけどね)
高2の頃からは、第一志望の大学が地理学専攻だったこともあり、地理の知識を使った日常ミステリーを書いてみたこともありました(が、1話も書き上げることができず)。「学校の勉強でも、世界史や日本史と比べて地理に苦手意識を持っている人は多いみたいだから、それをどうにかしたい!」と思ったりもしていました。(もともと小4の頃に、地図や地理が大好きだったということもあったので)
……結局、志望大学に受かり地理学専攻に進んだのはいいものの、地理ミステリーは大学時代はほとんど書きませんでした(苦笑)。ただ、大学卒業後、空想地図作家や空港地図クリエイター、まち歩きの団体の代表、地理の偏差値が全国トップ、民俗学や不動産投資やコミュニティスペースに詳しかったりするようなひとたちとたくさん知り合ったので、最近また地理ミステリー書きたい欲が若干再燃していたり……。
10年前は、「地図や地理に詳しい転校生の女の子が次々に事件を解決していく、中学生が主人公の学園ミステリー」を考えていたけど、いまは、「20代のOL、大学院生の青年、30代の経営者男性」の3人をメインにした「地理学×民俗学×不動産」ミステリーを書きたいなぁ、なんて思っているところ。
— まくはり うづき@5/27サイコラボ (@wuzuki_) 2016年7月4日
大学卒業後は、NHK「ニッポンのジレンマ」のパロディ番組を作っている団体の運営に携わったり(「ジレンマ×ジレンマ」)、「意識の高い学生」について研究するための企画書を作ってみたり、通称「アカドル」こと「アカデミックアイドル」プロジェクトや、不条理だと思うものを集めて世界を読み解くような「不条理展」をやりたいね、なんてことを友達と話したりもしていました。
それからも、働き方やお金、家族や性についてなど、「胡散臭いか堅苦しいかの、極端に偏りがちなもの」について、「正確な知識やさまざまな事例を、わかりやすく伝えていきたい」「そもそも、お金や性や法制度って、生きる上でとても重要なことなのに、どうしてこんなにわかりづらいものになっているんだろう」ということはずっとずっと思っていました。
まぁ、これは「世の中を良くしたい」というより、「反知性主義的な風潮をどうにかしたい」という想いのほうが動機としては強かったんですけどね。
私は転勤族の家庭で育ったのですが、思春期を過ごした場所が、今でいう、いわゆる「マイルドヤンキー」的なひとが多い地域だったこともあったので、そういうところでは、お堅いコンテンツに興味がある子が「ガリ勉、真面目ちゃん」扱い、スクールカーストが低めに設定されてしまうのがすごくイヤでした(苦笑)。
そういう子が肩身の狭い思いをしない世の中になればいいなぁ……という気持ちが発端です。
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……ところで、これまで私が挙げたものはどちらかというと文科系寄りの内容ですが、理科系のものに興味がなかったわけではありません。
小2くらいの頃は木が大好きで、図鑑を眺めたり、代々木公園に行って樹木を観察するのが好きでした。
代々木に住んでいた小2~小4の頃は、近所にあった科学館(「未来科学技術情報館」というところで、三井ビルの地下にありました。現在は閉館)に、しょっちゅう遊びにいっていて、プラバンで工作をしたり、放射線を見る実験をしたり、サイエンスショーを見たり、発電所についてのパズルゲームで遊んでいました。なので、理系方面への興味が弱かったわけではないです。
結局、小4の頃に地図、地理が大好きになったことをきっかけに興味はそちらに傾き、受験科目でいうところの「文系」方面に進学しましたが、今でも発電所や樹木にはちょっとワクワクします。
そんな私が現在、携わっているイベントはこちら、「サイコラボ」!
「数学のお兄さん」こと、横山明日希さんが主催の、大人向けサイエンスイベントです。
サイコラボは今回で3回目の開催。
ミス理系出身のシンガーソングライターや、お笑い芸人でもある先生、科学実験を行うサークルの東大生など、科学や数学を扱ったパフォーマンス活動をしているひとが登壇します。
学術的なものを扱ったコンテンツやパフォーマンス、私は現段階ではカタチにできたものがほぼないので、そういう活動をしているひとにはとても憧れがあります。(個人的には、サイコラボ第1回に登壇していた、「化学×アート」な小物づくりをしているMonoli(ものり)さん、大学の先生芸人の黒ラブ教授がすごく好きでした)
サイコラボは今回もさまざまなゲストが登場します。また、今回は、LT(ライトニングトーク)の時間も充実しており、参加者の方々の活動も垣間見ることができます。
登壇者だけでなく、参加者も知的でユニークなひとたちが多いので、この私のブログ記事をここまでお読みになったような好奇心あふれる方なら、きっと楽しい時間になると思いますよ!(笑)
5月27日(土)12:00より、阿佐ヶ谷Loft Aにて開催!
ぜひ、お越しくださいませ。
※詳細・チケットお申込みはこちら。
サイコラボvol.3~科学×◯◯の科学エンタメイベント~ – LOFT PROJECT SCHEDULE
※Facebook公開イベントページはこちら。
(※あ、Facebookの非公開イベントページのほうに参加表明して下さっている友人のみなさま、よかったらこちらの公開ページのほうでも参加表明お願いします……!)