本当はブログにはベトナム旅行記の続きを載せたかったんですけど、その前に取り急ぎ書いておくことにします。
3月に行われた健康診断の結果、乳がん検診で引っかかってしまいました。
じつは以前も引っかかってた
じつは乳がん検診で引っかかるのはこれが初めてではなくて、3年ほど前にも一度ありました。
2016年11月に受けた健康診断の結果に「乳腺腫瘤の疑い」という表記が!
片方の胸に、腫瘍があるとのこと。
「乳がんだったらどうしよう……」と不安を抱えながら、東京駅近くのクリニックへ。
乳腺外科に何度か通い、再検査と精密検査を受けました。そして2017年1月に結果が分かり、結果は良性!
それからも健康診断で「乳腺腫瘤の疑い」表記はあったものの、「まぁ同じものだろう」とあまり気に留めていませんでした。
ところが今回、健康診断でこんな結果が!
これまで片方の胸だけだったけど、両方ともに腫瘍が……!?
3年前にお世話になった乳腺外科に電話をし、再検査を依頼しようとしたところ、「健康診断のときの画像を持ってきてほしい」と言われたので、まずは、健康診断を受けたクリニックへ。
「3年前に精密検査をした右胸の腫瘍は、今回もありましたがこちらは90%良性でしょう。ただ、問題はこの左胸にあるモヤモヤしたもの。これが何なのかが気になりますね。危険度合いを低い方を1、高いほうを5とした場合の5段階で言うと、4くらいだと思います」
まじか……。
「あと、クリニックではなく、大きな病院で診てもらってください」
とのことだったので、3年前にお世話になったクリニックには今回行かないことに。
別件でお世話になったこともある、東京女子医科大学病院の予約を取りました。
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東京女子医大病院へ
そして4月下旬、東京女子医大の乳腺外科にて、再検査をすることに。
胸にジェルを塗り、身体の中をスキャンするような機械を当てて内部を見ていく「超音波検査(エコー)」と、胸を挟んでレントゲン写真を撮る「マンモグラフィー」の2つの検査、ここでも再び行いました。
やっぱり腫瘍はしっかりと存在し、画像診断では良性か悪性かの区別がつかないため、精密検査もしたほうがいい、ということに。
本来ならば別の日に行うことが多い精密検査も、この日は先生の都合で当日行えそうだったので、同じ日に行いました。
乳がんの精密検査(生検、あるいは細胞診と呼ばれるもの)、どうやるか知ってます?
胸のしこりに太い針を刺し、しこりの一部の細胞を採取して検査をするというものです。
太い針なので胸周辺に麻酔を打ちはするものの、胸の中で針をグリグリと動かされるのはあまり気持ちいいものではないし、採取する瞬間には「バチン!」と大きな音がしてそこそこの痛みもあります。
どのくらいの痛みかというと、太い輪ゴムでゴムパッチンをされる感じです。(この例えは私が言い出したものではないけど、すごくしっくりきます)
ちなみにこの細胞診のあとは、胸には分厚いガーゼを張り付けられたり、さらしでぐるぐる巻きにされたりします。 当日は激しい運動や入浴は不可。
この検査の結果はGW明けに判明するとのこと。
もし乳がんだったらどうしよう
しばらくは、もし自分が乳がんだったらどうなるんだろう……ということがとても気がかりでした。
親族には癌患者も複数いるものの、遺伝性が強いとされる、乳がん・卵巣がん・前立腺がん・膵臓がんの者はいません。
まぁもし乳がんだったとしても、行動に自由がきかないのは今の時期みんな一緒だから疎外感を感じずに済んでいいかもな。どうせ誰にも会わないから放射線治療で髪の毛抜けても問題ないし。コロナで代わり映えしない毎日に飽き飽きしてたんだよね。このタイミングで乳がんになったとしてもそれはそれでいいタイミングかも! なんてことも考えていました。
コロナ禍のあいだは思いっきり髪を伸ばしてコロナ明けににヘアドネーションしたいなぁ……なんてことも考えていたけど、もしかしたら私がヘアドネーションされる側になってしまうのか、いや、今の自分の髪も根元から切ったらショートヘアのウィッグくらいは作れるのでは? これって自給自足?
もし胸を切除することになったらとても悲しいな。せめて、切除した胸の肉を持ち帰って人肉食パーティーできないだろうか。文字通り「女を食った」って言えるようになるよ! あ、パーティーだと密になっちゃうからダメかな。可食部位もそんな多くないし。いや、そういう問題じゃないか。切断した身体を持ち帰って食べることは器物損壊罪になるんだよね。そもそも霊長類の肉を食べるのは健康にも良くないし。(詳しくは、過去のこの記事を参照)
良性か悪性か賭けをしてみたら面白そうだな、自分のことだから不謹慎も何もないし。いや、でも法的に問題があるかもな。それに「悪性に賭けるよ!」とは言いづらいだろうし。まぁ私は悪性に賭けるよ。仮に悪性でも賭けに勝った喜びは手に入るし。それでいいのか?
……なんてことを考えながら、指折り数えてゴールデンウイークが明けるのを待ちました。
そして緊張を抱え込みながら、5月8日(金)夕方、女子医大病院に行ってきました。
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検査の結果は……?
「お待たせしました」と言われ、診察室へ。
あぁ、こんなに緊張するのっていつ以来だろう。もしかして大学の合格発表以来かな……? なんてことを考えつつ、結果の報告を待ちます。
ところが、私に結果を告げる直前に先生宛に電話が掛かってきたりして、なかなかお忙しい様子。
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パソコン画面に映っている文字を見ると、やや物騒な表記も見受けられるものの「悪性と判断するものは見受けられません」のような表記も!(どういう文面だったかはうろ覚え)
精密検査の結果、採取した範囲の細胞には悪性となるものは見受けられなかったとのこと。
ただ、採取しきれなかったモヤモヤしている部分に悪性組織が隠れている可能性もないとは言い切れないとのこと。
思ったよりも歯切れが良くないな、とも思ったけれど、はっきり言い切らないことのほうが誠実なんだよね、と考え直しました。
はっきり0か1かで判断できるものでもなく、グラデーションな部分も大きいのでしょう。
5月下旬、念のために、MRIを使った再検査をすることにしました。
ご心配いただいた皆さま、ありがとうございました。
こんな時期だし、みなさんも健康には特に気をつけてくださいね(とはいえ、癌は予防というより「早期発見」がポイントのようですね。健康診断ほんと大事)。
今までちょっと他人事感があったピンクリボン運動も、これまでより強く意識するようになりました。