なぜかずっと、18年前に訪れた沖縄のことを考えていた。
ホーチミンの、生暖かい夜風に吹かれながら──。
2020年3月5日(木)〜8日(日)、ベトナムはホーチミンに行ってきました!
去年1月、ベトナム史学者の坪井善明先生の最終講義を聴いてから、ずっと気になっていたベトナム。
友人のミカちゃんと行ってきました。
ミカちゃんは、横浜のシェアハウスで知り合った、漆作家をしているお友達です。年齢は私の1学年下(とはいっても私が3月生まれ、ミカちゃんは4月生まれなのでほぼ同い年。笑)。
ミカちゃんが、関西電力の社内ベンチャー「TRAPOL」の企画に応募し、当選したので同行させてもらいました。
「日本のお土産を持っていくと、現地の“ローカルフレンド”に案内してもらえる」という旅。
今回、20代〜30代の、3人のローカルフレンドの方にホーチミンの街を案内してもらいました。
お会いする各ローカルフレンドのプロフィール欄を見てみたところ、「日本の化粧品や、伝統工芸品、招き猫に興味がある」という方が多かったので、私たちは資生堂の口紅と招き猫のマグネットを持っていきました。
タンソンニャット空港へ
成田空港から午前9時の飛行機に乗り、現地時間15時頃にベトナムに到着!
ミカちゃんは二度目、私にとっては初めてのベトナム。
私がこれまで訪れた街では、香港・マカオが最南端でしたが記録更新です。そしてなんと7年ぶりの海外旅行。「女友達との旅行」自体も8年ぶりです。やったね。
女子トイレの個室にあった注意書き、「ごみ箱」が「でみ箱」になっていたのにはちょっと笑っちゃいました。
そういえば、ホーチミンのトイレットペーパーは日本では見かけなかったタイプのものでした。ダブルでロール幅は狭め、両端が糊付けされている感じだった覚えがあります。
おなかが空いていたので、空港内のお店で遅めのお昼ごはんを食べます。
メニューを見せてもらったものの、売り切れていたものも多く注文できるものが限られていました。
私たちが食べたのは鶏肉のワンプレートみたいなやつ。甘辛な味付けが絶妙!
このお店ではWi-Fi使えましたが、パスワードは、レジの近くに小さな紙がボトルにいくつも入っており、その紙にパスワードが書いてある……という感じ。こういう文化のひとつひとつの違いが面白い。
あらかじめ買っていた、ベトナム用のSIMカードの設定もここで済ませました。
缶バッジの安全ピンを使って、SIMトレイを取り出しました。
食べ終わったあとは、ホテルに向かうためバス停へ。
空港の外の景色はちょっと曇り空で、でも予想していた通りのあったかさ。
南国によく見られるシュロのような木も見えて、東京から飛行機で九州に帰省したような感覚を覚えました。
バス、乗ったはいいものの発車までけっこう時間がかかってました。日本のバスとは違い、定刻になったから発車……というわけではなく、ある程度のお客さんが乗ってから発車するのかもしれませんね。
そして、バスの中でちょっと気になったのが、これ。
非常時にはハンマーで窓を割れ、という注意書きとハンマー。
これ、バスの中にいくつもありました。日本ではまず見かけないものなのでちょっとびっくり。文化の違いを感じるなど。
ホテルに到着
そんなこんなで、ホテルに着きます。
もともと別のホテルに泊まる予定だったものの、旅行会社の手違いで予約ができておらず、少しランクの高いホテルに泊めてもらえることになりました。ラッキー♪
ホーチミンは、ずいぶん前から地下鉄を作っているそうですが未だに完成しておらず、バイク社会。信号はあってないようなもので、歩行者は、バイクがゆっくりたくさん走っている中を掻き分けるようにして道路を横断します。
「ホーチミンの横断歩道に慣れちゃうと、日本に戻ってからもやっちゃいそう……」と言っていた人の気持ちがわかりました(笑)。
あと、バイク社会だからマスクをしている人が多いと聞いていたものの、街を歩く9割以上の人はマスクしてますね。
使い捨てマスクの人もいれば、布マスクの人もいる。使い捨てマスクは日本では白が多いですが、こちらでは水色や緑色など薄く色のついたものを付けてる人が多かったです。
衛生に関していえば、このホテルは部屋に綺麗なシャワールームはあるものの(床が大理石でできてる!)、お風呂はありません。日本はやっぱり水が豊かな国なんだなぁと再認識。
前日、成田空港近くのホテルに泊まった際に入った温泉がとても気持ち良かったので、お風呂がないのはちょっと残念な部分もありました。ただ、ここのホテルのシャワールームはガラス張りのため、バスルームから窓の外を見渡すことができるのも解放感があってなかなか気持ちが良いです。(さすがにシャワーを浴びる際は、シャワールームのブラインドは閉めますが。笑)。
3人で晩ごはん
夕方は、1人目のローカルフレンド・Nさんと晩ごはん。NさんはIT系の会社に勤める、私やミカちゃんと同い年くらいの女性。
ホテルで待ち合わせたあとは、目当てのお店までバイクで移動!
ミカちゃんはNさんのバイクの後ろに載せてもらい、私は、配車アプリ「Grab」を使って移動しました。
Grab。知ってます? 私、初めて知りました。 東南アジアで展開している配車サービスアプリです。
Uberも使ったことがなかった私。ちょっとドキドキしながらアプリをダウンロード。日本語には対応していませんが、問題なく使えました。
画面はこんな感じになるよ。あ、この画面は日本で撮ったものです。悪しからず。
このアプリでバイクの配車を呼び出します(バイク、車を選べます)。
ドライバーさんの後ろに乗せてもらい、出発。ホーチミンは東京より気温は高く、ちょうどいい生ぬるさ。夜風を全身に浴びて、バイクはゆっくり走りだします。
なんだろう、この、生ぬるいけれどちょうどよい心地よさがある夜。やっぱり、18年前に行った沖縄を思い出すなぁ……。
道路はバイクが多く、そんなにスピードが速いというわけではありません。
7分ほどバイクに揺られ、目的の店に到着。
水餃子、美味しかったな。行ったのはこのお店でした!
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デザートを食べよう
晩ごはんのあと、デザートを食べるために別のお店へ。
ベトナムでは定番のスイーツ「チェー」をいただきました!
なんだろう。杏仁豆腐よりも弾力があって、チーズほどの粘り気もない。不思議な白い食べ物です。
「もちもちしてるね」とミカちゃんと話していたら、Nさんには「もちもち」という言葉をとても面白がってもらえました。「もちもち」って感覚、たしかに説明するのがむずかしい。
このお店に行ったよ。
案内されたのは2階席だったので、外の眺めも楽しめました。
ベトナムはここ数年、GDPがとても伸びているそう。そのせいなのか、夜はバイクの若者がたくさんいて賑やか。活気が感じられます。
いま、日本で唯一出生率が高いのは沖縄らしいですが、そういう意味でも、若者が多い夜はどこか沖縄を思い起こさせられました。
「ラッキープラザ」でお買い物
帰りは両替所に寄り、スーパーマーケット「LUCKY PLAZA」でお買い物。ここはお土産がたくさんあるそうです。
店内は、日本語もところどころにありました。日本人のお客も多いんでしょうね。
日本でも売っているようなお菓子やインスタント食品もたくさん売っていました。それらも気になったけど、購入はせず。
バイク社会のためか、マスクをしている人が多いホーチミン。使い捨てマスクだけでなく、こういった柄付きの布マスクをしている人もいました。
その地域の地図がデザインされてるお土産って、好きなんです。緑やピンクが好きな私、どの柄や色を買うかとても悩みました……!
この花のポーチ、色違いのものを学生時代に人からいただいたことがあります。たしか、当時のバイト先の店長だったかな。そのポーチはボロボロになるまで使いました。懐かしい。
結局、これだけのものを購入しました。
人に配っても、自分で使ってもいいようなものにしておきました。このときは3月上旬、コロナウイルスがじわじわ危険視されだしており、友達ともしばらくは遊べないかもしれないと思ったので。
左上にあるリップクリームは、ガイドブックで紹介されていて気になったので購入。右上のチョコレートと、右端のジュースは、自分で飲食する用に購入しました。
「ベトナムはフランスの植民地だったため、チョコレートが美味しい」と聞いていたので、ベトナムのチョコは食べたいと思っていました。確かに美味しかった。
夜は、あんまりカメラを出したりしてると危険かな? と思い、夜景はあまり撮っていません。ただ、私の腕ではその美しさを撮りきれないくらい、ホーチミンの夜景は華やかで美しいです。7年前に行った香港を思い出しました。
活気があって賑やか、そしてどこか沖縄や九州を思い出す空気。
それが私の、ホーチミンの第一印象でした。
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