これからも君と話をしよう

一度はここから離れたけれど、やっぱりいろんな話がしたい。

筆跡と絵の入れ替わり、得意なものと苦手なもの

「え、えーっと………『き』はあってると思うよ」

「『る』も、書けてると思う!」

 時は1994年。岡山市内の幼稚園で5歳の私は、友達たちから苦し紛れのフォローを受けていた。

 画用紙で作ったノートの表紙に、それぞれの名前を書くことになっていた。もともとは先生が名前を書いてくれるはずだったが「自分で書く!」という子たちが次々と現れ、私も、つい「自分で書く!」と言ってしまった。

 ただ、私はほとんど字が書けなかった。かろうじて認識していた文字もひらがなとカタカナが混在していて、本名の「ふるかわみずき」を、かなり汚い字で「フるカわみずき」といった具合で書いていた。他の子たちはかわいい丸っこい字で、全部ひらがなで自分の名前を書けていたのに、ひらがなとカタカナの混在を抜きにしても、どう見ても私の字だけ明らかにものすごく下手だった。

 表紙にみんなでおそろいで描いた、パンダのイラストはかろうじてまだまともだった気もするけど、「ぱんだ」の字もまともに書けず、「パんだ」のようなめちゃくちゃな表記をしていた。

 

 3月生まれの私は、ほかの同級生たちに比べて色々なことが未熟だった。筆跡もご多分に漏れず、かなり下手だった。自分の名前「ふるかわみずき」と書いてみても、まともに読める字が2文字しかないと友達から言われてしまう始末だ。(しかし2月生まれの友達はまだ綺麗な字を書いていたし、発育の差を抜きにしても下手だったと思う)

 字が下手なのは、小学校に入学しても変わらなかった。

 鉛筆を使った、習字の時間。私はあまりにも下手なものだから、お手本の紙をこっそり下に敷いて写そうとしたこともあったけど、ほかの同級生に見つかってしまった。「すぐに上手くなるから」と先生からは励まされたけど、じゃあいつ私は上手くなるの、と涙ぐんでしまった。習い事で習字にも通っていたけど、あまりにも注意されるものだから、帰りは泣きながら帰ったこともたびたびあった。上達した実感はなかった。

 

 転機が訪れたのはいつだったかは覚えていない。ひらがなはろくに書けなかった私だったけど、漢字だけは同級生より少し知っていた。運動会の作文を書いていたとき、隣の席の同級生から覗き込まれて「へぇ。『玉』ってそう書くん?」と言われたとき、「私は、漢字ならほかの子より書けるかも!」と自信を持つことができた。

 そして、字のうまい他の子の筆跡がどのようなものなのか、注意深く観察するようになった。「『し』を書くときは、上のほうを少しクルンと丸くしたら綺麗になるな」といった感じで、「綺麗に見せるコツ」を少しずつ掴んでいった。

 

 小2になる頃には、少しは字が上手くなったと思えた。ただ、それでも習字で賞を獲ったり「上手な字」として選ばれるようなことはなかった。

 小3になる頃には、鉛筆では割と綺麗な字が描けるようになったと自分では思えたけれど、この頃から習字の授業では、墨汁と筆を使った「毛筆」のみになっており、鉛筆での字の上手さで賞を狙うことはできなかった。

 

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 小さい頃は字は下手だった私だけど、絵や工作はまあまあ褒められることがあった。

 小2の頃は、図工の授業で作った立体作品をコンクールに出展してもらえた。

 小5の頃はノートに友達と漫画を描いていたら(ストーリーは友達が担当し、私は作画)、その様子を見ていたクラスメイトから「上手ーい!絶対マンガ家になれるよ」と言われてくすぐったい気持ちになったこともあった。

 小6の頃、図工の授業で学校近くの橋と川を描いた絵や、切り絵で作った版画も、同級生や先生が褒めてくれるのをたびたび耳にした。

 中1の頃は、スケッチ大会で描いていた下書きの絵を覗き込んだ同級生から「うちのクラスに金賞をありがとう」なんて言われたこともあった(色をつけたらなかなか微妙な絵になってしまい、受賞は逃した)。

 中2の頃は、スケッチ大会で金賞は逃したものの、確か銀賞か銅賞は取ることができた。(スケッチ大会当日に、いじめ関係でクラスメイトと揉めており、メンタルがぐちゃぐちゃだった割にはよくやったと思う)

 中3の頃は、夏休みの宿題として出された防災ポスターコンクールで佳作を取ることができた。これは構図やストーリー性が自分でとても気に入っていたので嬉しかった。

 

 ……ただ、それ以降は勉強が忙しくなったこともあり、あまり絵を描くこともなくなっていった。なので画力が「中学生にしてはまあうまい(クラスの2〜3番手くらい)」のまま大人になってしまった。

 

 そして大人になってから、私の描くイラストを見た友人から「子供が描く絵みたいだね。三峯徹みたいな感じ」「あなたが描く絵、上手いって思ったことはないな」と言われてしまい、画力が子供で止まっていた自覚はあったものの、下手だということを「初めて言われた」ので衝撃を受けてしまった。

 なんだろう。たとえば幼少期から「美人」と言われ続けてきた人が大人になり「ブサカワ系だよね」とか言われたらこんな気分なのかな……?と思ってしまった。違うか。

 

 

 そして意外なことに? 大人になってからは、字だけはやたらと褒められていた。

 さほど仕事のできない私だったが、宛名書きなどは「字が綺麗だから」ということで任せてもらった会社が複数あり、お見合いでも、会いたいと思ってもらえた決め手が「手紙の字の綺麗さ」だったことがあった(このお見合いは破談になったけど)。

 え、幼少期、あんなに「読めないくらい字が下手」で、自分の名前7文字中2文字しか綺麗に書けなかった私が「字が綺麗」扱いされてるの? おかしくない? 習字や書道で賞状もらったりしたこと一度もないよ? ……なんてことを、時々ふっと思ったりする。

 

 逆に言えば、幼少期につまづいたことはいつまでも「苦手なもの」意識がうっすら残りやすいのかもしれない。なかなか難しいものだなぁ、なんてことを思う。

 

 

今週のお題「苦手だったもの」

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18きっぷ浜松旅行(4月9日:浜名湖)

 去年白浜に行ったときも思ったけど、海を見下ろしながら迎える朝はやっぱりいいな──。

 去年と同じく、隣には大好きなひとが眠ってるし。でも去年と違って、今年は二人きり。

 そんな、2023年4月2週目の浜松旅行。

 今回はその2日目の記録です。前日の記事はコチラ

 

 この日の朝食は、このような和食でした。

 以前はバイキングを行っていたそうなんですが、営業再開したばかりということもあり、客数が一定人数以下の場合は、バイキングではなく定食での朝食になるそうです。

 でも、バイキングだとつい食べ過ぎてしまうので、こういう朝食がちょうどいいような気もします。

 

 ホテルを10時にチェックアウト。この日は、自転車をレンタルして浜名湖をサイクリングする、と決めていたので、大きな荷物はホテルのフロントに預けます。

 

 そして、レンタサイクルを借りるため、海側のほうの裏口から外に出ました。 

 前日は波が高くて波に埋もれていた鳥居が、今はずいぶん浅いところにあります!

 前日には見れなかった光景が見れて、ちょっとテンションが上がりました。

 

 

ゆるキャン△」の聖地マップ。

 

 18きっぷ旅という都合上、私たちはここをお昼過ぎに出ることになっています。

 午前中にサイクリングで浜名湖を半周し、どこかのタイミングでランチを食べ、自転車を返却してホテルから荷物を回収し、駅で解散……となる予定です。

 自転車は、ホテル裏の海浜公園内にある「舞阪町観光協会」にて借りました。4時間で1,200円。

https://hamanako-ct.jp/rental.html

 

 午前10時40分過ぎ。ふたりでそれぞれヘルメットを被り、出発! 

 サイクリング中はスマホ類を取り出していないので私は写真は撮っていませんが、湖沿いの眺めは最高でした。

 なんというか、少し走るごとに色々風景も変わっていくので、走っていて飽きない。

 気をつけるべきことがあるとすれば、途中、水たまりがいくつもあったので、水たまり付近を走る際はスピードを落とさないと、靴下やズボンの裾が汚れてしまうかも。

 

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 1時間ほど走ったところで、自然豊かな風景が途切れ、昔ながらのお店や新しめのお店も混在するような、観光地らしい風景が広がっています。

 12時前、おしゃれなシュークリームのお店を見つけたので、入ってみることに。

tabelog.com

 

 いちごのシュークリーム、1個800円超えの、このあたりにしてはなかなか強気なお値段でしたが、、

 写真だと分かりづらいですが、サイズ感としては結構大きい!

 コンビニで売っている肉まんよりもさらに大きい感じかな、と。

 

 味は、いちごが新鮮で美味しい……! けど、ちょっと甘さがくどいかな?

 イートインでドリンクを頼んだ場合、コーヒーか紅茶がおかわりできるのはありがたかったです。

 ここは、材料にもこだわりのあるお店のようでしたが、素材の美味しさそのものよりも「フォトジェニックな、インスタ映え」感のほうが強いかな、と思いました。

 ちなみに調べてみたところ、名古屋にもお店があるようです。

tabelog.com

 

 そろそろ戻らないと帰りの電車に間に合わなくなるよね……ということで、13時前に店を出ました。

 

 また1時間ほど自転車を漕ぎます。

 お昼ご飯はさっぱりしたものがいいね、ということで、ホテルからさほど離れていない場所にある、お蕎麦屋さんに入りました。

kaiyu.hamazo.tv

 こちらです。看板を出さず、ひっそりとやっているお店のため、少し入りづらさはありましたが、お蕎麦はとっても美味しかったです。疲れた体に美味しさが染み渡りました。

 

 そしてホテルの裏のレンタル自転車のところまで戻り、自転車を返却。

 午前中メインの浜名湖半周サイクリング、短い時間でしたが、充分楽しめました。

 

 そして、14時半を過ぎた頃。私たちは弁天島駅のホームにいました。

 関西に住む彼と東京に住む私は、戻る方向が正反対。

 2週連続でのデートは初めてだったけど、とっても嬉しかった。

 でも、その分バイバイするときは寂しいし、身体もちょっと疲れちゃったな……。

 

 帰りの電車の中では、彼から前週に「少し遅めの誕生日プレゼント」としてもらったイヤホンを使い、彼の弾いていたピアノを思い出しながら、ひたすら音楽を聴いていました。

https://amzn.asia/d/jkAs69s

 

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18きっぷ浜松旅行(4月8日:弁天島)

 4月8日、土曜日。前週に引き続き、再び私は浜松に向かっていました。

 青春18きっぷが使える期間ということで、遠距離恋愛中の彼と、中間地点である浜松でのデートです。

 

 自宅を10時前に出発。乗り換えを繰り返し、熱海でお弁当を購入。

 食べるタイミングがなかったので、13時半に興津駅に到着して次の電車を待つ間に、慌ててお弁当を食べました。

 そして電車に揺られること1時間半で、ようやく浜松市内に到着!

 前週は「浜松駅」で降りましたが、今回は浜松市街中心部より少し西にある「弁天島」駅で降りました。

 

 駅近くの風景。

 

 15時半過ぎ、今回の宿に着きました。思ってたより大きくて豪華そう!

www.benten-kaishunro.com

 

 この「開春楼」というホテルは、アニメや映画にもなった漫画「ゆるキャン△」に出てきたところでもあります(作中では違う名前になってますが)。

 この宿はしばらくコロナで休業していたようですが、最近、復活したばかりのようです。

 ただ、露天風呂は引き続き休止されており、大浴場が使えるのもしばらくは土日のみという運用のようでした。

 ホテルの部屋から外を見下ろすと、露天風呂らしき四角いスペースが見えます。

 

 それにしても良い眺め。このホテルの部屋は広めだったこともあり、しばらく窓の外を眺めていました。

 あとは、前週、楽器の話になったのもあり、彼が持ってきてくれていた電子バイオリンを部屋で弾いたりもしました。

 

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 やがて、ちょっと散策してみようか、ということで、ホテルの外に行ってみました。

 ちなみに、この、裏口と浜辺を繋ぐ階段も、ゆるキャン△に出てきました。

 この裏口付近から建物を見てみると、草が生えっぱなしになっているところもありました。この、2023年4月は営業再開したばかりのようでしたし、手入れが追いついていない部分もあったのかもしれません。

 おそらく、この、四角で囲われているのが露天風呂だと思います。この感じだと露天風呂の再開はだいぶ先になるのかな。

 

 

 

 また、待合所みたいなところには、ゆるキャンじゃない別のアニメのキャラもいました。

 これは「夢見る男子は現実主義者」という作品だそう。浜松が舞台のラノベがアニメ化することになったようです。

ja.wikipedia.org

 

 ふと周囲を見渡すと、まるで南国みたいな樹木やマンションもあり、ちょっとしたリゾート感を抱きました。

 

 ホテルの中に戻ることにします。ロビーにピアノが置いてあり、ピアノが得意な彼はしばらく演奏していました。

 ロビーから見える夕日も、どこか切なくてキレイ。

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 いい時間なので、夕食を食べに行くことにします。ガイドブックやパンフレット、インターネットで調べて、ここに決定。

www.uoara.com

tabelog.com

「魚(うお)あら」というお店です。天丼が有名らしい。

 ホテルからは、徒歩8分ほどで到着しました。夜道は暗かったものの、途中で渡る橋から見える月も綺麗で、道中も楽しめました。

 この天丼、私は衣のしっとりした感じも、甘じょっぱさも美味しく味わいましたが、彼はあまり好みではなかった模様。。

 

 夜のホテルを外から撮った様子。こうして見ると、やっぱり大きいですね。

 

 ホテルに戻ってからは、大浴場に入りました。

 大浴場も最近まで閉鎖していたようですが、最近になり営業を再開させ、土日のみ稼働させているようです(※2023年4月の情報です)

 大浴場、女湯は私だけでした。シャンプーもボディーソープも一種類ずつ置いてあるものの、壁には「シャンプーバー」(いろいろなシャンプーを選べるようにしている)の案内が貼られており、まだ営業再開して間もないんだな、ということを感じさせられました。

 

 そもそもこのホテル、見かけるお客や従業員の数はあまり多くなさそうでひっそりしている割に、建物はすごく大きい。

 建物の規模や、宴会場や麻雀室があるらしいところから、バブル期に建てられたのかな、と思います。全盛期はきっと、大勢の旅行客で賑わっていたんでしょう。

 バブル期の建築って好きですし、広いホテルは開放感がありますが、バブル期と今のギャップを感じてしまい、ちょっと切ない気分にもなります。

 そういえば、彼の地元の和歌山県にも、バブル期に建てられた大きな高級ホテルがあったっけ。私もいつか行ってみたいな──。

 

 そんなことを考えながら、眠りにつきました。

 

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18きっぷ浜松旅行(4月2日:楽器博物館)

 前回の、浜松旅行のブログの続きです。前回の記事はコチラ

 

 4月2日、日曜日。浜松旅行2日目。

 この日は、浜松市楽器博物館に行ってきました。

 

 1階には、華やかな民族楽器などがたくさん。

 

 じつはこの楽器博物館、私は2018年12月に一度行ったことがあります。

 そのときも18きっぷを使って来訪し、3時間半くらい、じっくり滞在しちゃいました。

 

 前回来たときは一人で見ていましたが、今回は二人で一緒に館内を回りました。

 

 

 スタッフの方による民族楽器の解説も行われていたので、二人で足を止めて聴いてみました。

 ちょっとテンション上がったのは、アフリカの民族楽器ジャンベについての説明があったこと。

 私の地元の佐賀県の牛津高校には、全国的にも珍しい「ジャンベ部」があり、友人がいる関係で、私も演奏を聴いたことがあります。

www.youtube.com

www.youtube.com

 久々に「ジャンベ」を見ることができて、ちょっと嬉しかったです。

 

 あと、「カリンバ」の解説があったのも印象的でした。

 この「カリンバ」は、指で弾いて演奏する楽器。

 小さくて安価なものが多いので、コロナ禍のおうち時間を楽しむ楽器として注目していた人もいるようです。私も購入を検討していたり。

 

 ちなみに、カリンバを自作するワークショップを開講している施設もあるようで、ちょっと気になっています。

kalimbanomori.com

 

 民族楽器の解説が終わったあとも、二人で館内を色々回っていました。

 私は、5歳〜中学生までバイオリンを習っていたので、バイオリンの展示にも目を惹かれました。

 

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 ピアノの展示も迫力あっていいですね。

 彼と二人で「将来、防音の部屋に住みたいよね」「防音じゃなくても、ヘッドホンつけて電子楽器にすればいいんじゃない?」なんて話をしながら回りました。

 

 伝統的な民族楽器だけではなく、電子楽器の展示もたくさんありました。

 ひと昔前のレトロなものは特に新鮮でした。

 

 触れる楽器のコーナーもありました。

 彼はピアノが得意なので、彼の演奏を聴いたり、二人でピアノの前に座って「春の小川」の連弾を一緒にしたり。楽しい時間が過ごせました。

 

 ドラムも叩くことができました。打楽器でリズムを取るの、楽しくって好きです。

 

 あとは、小学校の国語の教科書に出てきた「スーホの白い馬」でお馴染みの「馬頭琴」も、実際に演奏することができました。

 

 そんな、あれこれ楽しい楽器博物館。

 博物館を出ると、同じ建物の上階にはホールがあるようです。

 ピアノの演奏会が行われているとのことで、行ってみることに。

spc-spring.sakuratan.com

 紙芝居のようなスライドとピアノ演奏を合わせた「スイミー」のお芝居があったり、どこかのピアノ教室の発表会も兼ねているのか、小さい子から大人の方の演奏もあったり、なかなか盛りだくさんな企画でした。

 後半は、プロのピアニストの方の演奏もあったようなのですが、私たちは終電の都合でそこまではいることができず、途中の休憩のタイミングで会場を抜けました。

 18きっぷ旅は安くて楽しいものの、終電がどうしても早くなってしまうのがやや悔やまれます。

 

 お昼ご飯までは、二人で一緒に食べれそうだったので、駅近くの定食屋でランチ。

 また翌週も一緒に浜松に行くことは決まっているものの、やっぱりちょっと寂しいな。

 でも、二人で久々に遠出できて嬉しいな。

 そんな気持ちを抱えながら、私たちは改札内で解散し、それぞれ反対方向のホームへと向かいました。

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18きっぷ浜松旅行(4月1日:浜松城、スパ、さわやか)

 今年、2023年4月は、2回、浜松に行く機会がありました。

 お付き合いしている人が関西に住んでいる都合もあり、「青春18きっぷが使える時期はふたりの中間地点で会おうか」ということになり、浜松旅行が決まりました。

 

 彼のほうが浜松から離れているので、彼が出発した連絡を受けてから、私も10時過ぎに自宅を出発。

 これは確か、興津駅での乗り換えの際に撮った写真。

 

 熱海や興津などいくつかの駅で乗り換えを行い、15時過ぎに浜松に着きました!

 彼と3月は一度も会えなかったので、なんだかんだ、直接会うのは2ヶ月ぶり近く。

 駅で合流し、ホテルにチェックイン。これからどうしようかを話し合いました。

 

 ちなみに、泊まったホテルはここ。

hpdsp.jp

浜松城に行こう

 もう夕方近くで、今から行けるところは限られていたのですが、時間的に間に合いそうだったので、浜松城に行ってみることにしました。

 

 浜松市は意外と車社会というわけではなく公共交通で移動できるような取り組みが活発らしい、なんて話をしながら、二人で街を歩きます。

 そして、浜松城公園に到着……!

 

 大河ドラマ「どうする家康」の舞台にもなっているということで、関連する展示物も色々ありました。

 私はあまり歴史には関心が強くなく、大河ドラマは観ていないのと、時間もあまりなかったので、展示はサラリと観てお城の上から写真を撮ったりして過ごしました。

 

浜松餃子を食べにいこう

 今回、浜松市内にある某スパに行きたいということと、静岡県で有名なハンバーグ店「さわやか」に行きたい、ということだけは決めていたのですが、どのタイミングで行くかは決めておらず。

 浜松城や私たちが泊まるホテルから近い「さわやか」は、浜松遠鉄店。
 電話では予約はできないようだったので、直接、店舗に向かって予約することにしました。

www.genkotsu-hb.com

「さわやか」は、店舗一覧で待ち時間も表示されるのでとても便利。数年前、ゴールデンウィークの時期に眺めた時は、その待ち時間にびっくりした覚えがあります。

 

 今回、
 まずはどこかで軽食を食べる→「さわやか」を予約する→スパに行く→「さわやか」に行く、という形で動こうということになり、良さそうなお店があったらどこか入ってみよう、と言いながら二人で浜松を歩きました。

 

 すると、浜松餃子をアピールしている、美味しそうな居酒屋を発見! 入ってみることにしました。

gochimon-hamamatsu.owst.jp

 パリパリの羽つきの浜松餃子。普段あまり餃子を食べない私も、美味しく食べちゃいました。
 餃子ひと皿を二人でシェアし、お酒も一杯ずつ飲んでお店を後にします。

 

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「かじまちの湯 SPA SOLANI」に行こう

 そして遠鉄百貨店の飲食店フロアに行き、「さわやか」の予約をします。

 予約システムは、去年行ったアンナミラーズにも導入されていたシステム。

 QRコードが書かれたレシートが出てきて、それを読み込むと待ち時間がリアルタイムで分かるようになっています。

 無事に予約を終え、スパに向かうことにします。

 今回訪れたのは、こちら。

travel.rakuten.co.jp

spa-solani.com

 ここ、セルフエステボディアーキ会員だと90分無料で入れるので、浜松に行く際には行ってみたいと思っていたところなんですよね。はい、前回のブログで書いた、印西市のスパに行った理由と同じです。こちらもタオルは別途料金がかかるので、安く抑えたいなら持ち込んだほうがいいかも。

 

 ここのスパは、地方都市ということもあってかあまり混んでおらず、サウナもお風呂ものんびり快適に過ごせました。逆に、設備の豪華さに対して人が少なく、ちょっと不安に思ったくらい。

 注意点としては、貴重品を置くところと脱衣所が少し離れていて分かりづらいということ。私も、ほかのお客様に教えてもらって知りました。

 

 そして、ここは休憩スペースも充実していて、パソコンで仕事をする人や、置いてあるたくさんの漫画を読んでいる人もいます。

 サウナや銭湯がそこまで好きなわけではない人も、早くお風呂から上がって、のんびり漫画を読んで同行者を待ってもいいかもしれません。

 

「さわやか」に行こう

 そして90分のスパを終えたら、割とちょうどいい時間。

 遠鉄百貨店の飲食店フロアに向かいます。そしてしばらく待ったのち、入店。

(余談ですが、待合席のところでさっきのスパで一緒だった若者たちもいて、考えることは一緒なんだな……と思ったり)

「さわやか」の歴史が書かれたすごろくを眺めてハンバーグが来るのを待ちます。

 普段そんなに、いわゆる「歴史」には興味は強くないんですが、こういう、開店・閉店の店舗の歴史が書かれたものを眺めるのって好きなんですよね。都市の発展や衰退が見えてくる感じで。

「去年の夏に二人で行った、アンナミラーズにも似たようなものがあったね」なんて話をしながら待ちます。

 

 そして……、

 来ました! さわやかのハンバーグ……!

 開いてみたら少し生焼けで、さすがにもう少し焼いて欲しいかな、というレベルだったので、改めて焼き直してもらい、それからいただきました。

 美味しい……!

 肉汁の感じとか、ひき肉そのものの味とか、どれも、普段ほかのお店で食べるハンバーグとは違うのをじっくり感じながら味わいました。

 彼は当初「さわやか」を知らず、「『さわやか』って、ライターの?」なんて言っていたりもしましたが、このハンバーグを気にいってくれたみたいだったのでよかったです。

 

 私は2018年12月にも浜松に行ったことがあり、そこでもさわやかのハンバーグを食べたのですが、今回、そのときよりもずっと美味しく感じました。

 スパでリラックスできたおかげでもあるかな。隣に彼がいるからかな?

 そんなことを考えながら、ふたりで宿に戻りました。

 

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るるぶ浜松 浜名湖 三河'24 (るるぶ情報版)

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印西市で動物たちと触れ合ってきた

 3月上旬の日曜日。ふと思い立って、千葉県は印西市の「BIGHOPガーデンモール」というショッピングセンターに行ってきました。

 いちばんのお目当ては、ボディアーキ会員は無料で入れる「SPA SOLANI 牧の原モア温泉」だったんですが、そのほか近隣に面白そうなものはないか調べてみたところ、動物関連のお店が色々あるみたいだったのでそちらにも行ってきました。

 


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 印西駅を出たばかりの場所は、こんな風景。

 

 少し歩いたところにあるショッピングセンターの2階に、屋内動物園「Moff animal world(モフアニマルワールド)」と「保護犬カフェ」がありました。

 

 まずは、「モフアニマルワールド」のほうに入ります。

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 ヒヨコとニワトリ。



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 チンチラ



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 ナマケモノ



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 ウサギ。



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 モルモット。


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 ジャンガリアンハムスター。

 

 フクロウやヘビ、カメなどの生き物もいました。

 また、少し離れた場所にはこんな生き物も。

 大型の生き物が2匹。

 

 ヤギや大型犬もいました。

 

 カピバラとワラビー。かわいい。

 

 ペンギンもいました。

 

 空間の中に、さらに区切られた部屋があって、そこは猫カフェのように猫たちがたくさんいました。

 

 猫を眺めたり、撫でたり、撮影したりしていたところ、小さな女の子が一人でうろうろしているのが気になりました。

 思い切って「こんにちは。おうちの人はいる? パパとかママとか……」と訊いてみたところ、「2さい」と年齢を教えてくれたあと、「パパ」と、近くで一人で猫を触っている男性を教えてくれました。お子さんをもっと注意して見てあげた方が……と思ったものの、まぁ、はぐれてないなら良かった。

 

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 モフアニマルワールドを出たあとは、お隣の、保護犬カフェの方に寄ってみることに。

 

 基本的には小型犬で、オムツをつけている子ばかりでした。トイレトレーニング中だったり、健康確認の意味もあるのかな。

 

 カフェメニューとしては、レモネードフロートを飲みました。

 

 哺乳類はハムスターしか飼ったことがなく、動物福祉については詳しくないので倫理や健康面での是非についてはなんとも言えない部分がありますが、こういう施設があることで動物と触れ合え、親しみを持つことができる人は一定数いるでしょうし、一定の意義はあるのかなと思います。私は、行けて良かったと思えました。

 

 

 保護犬カフェを出たあとは、コスメのアウトレットの「セルレ」で買い物をしたり、他の店を覗いてみたり。

 そして、お目当てだった「SPA SOLANI」にも行きました。

 ボディアーキ会員は90分間無料ということだったんですが、ちょうど良かったかも。

 タオルは持参してきたので別料金もかからなかったし、コスメも買っていたので、化粧水などのアメニティはなくても問題なかったし。

 ここは、露天風呂(3月中旬からは中止されているようですが)もあれば室内のお風呂も色々あり、楽しめました。

 全体的に、都内のスーパー銭湯より広々しているし。

 ただ、設備は古さを感じましたし、(露天風呂が全面中止になる前から)屋外にあるいくつかのお風呂は使用中止となっており、ちょっと物寂しさを抱きました。

 人口が減っていたり、コロナの影響だったりもあるのかもしれません。

 それでも、また機会があったらここに遊びに行きたいし、また露天風呂も楽しめたらいいな……と思った春の日でした。

 

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