これからも君と話をしよう

一度はここから離れたけれど、やっぱりいろんな話がしたい。

この本がすごい!2022年上半期 ノンフィクション編

 読んでよかった本ランキング、上半期編は毎年7月に行っていたんですが、今回は遅くなってしまいました。楽しみにしていた皆さん、お待たせしました。
 今回は、学術書やエッセイなど広義の「ノンフィクション」編です。

 今期は、ボリュームある学術系の本を何冊か読んだこともあり、冊数はさほど多くありません。ですがその分、良い本を厳選して読めたような気がします。

 では、前置きはこのくらいにして、ランキングいってみましょう。
「2022年上半期(1〜6月)に読んで良かった本」であり「その時期に発売された本」ではないです〜。

11位 コラージュ入門

コラージュ入門

コラージュ入門

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 去年通った職業訓練校の「キャリア相談員養成講座」にて、コラージュをやって面白かったので、そのワークの持つ意味をきちんと知ってみたくなり、参考になりそうな本を買ってみました。

 著者のエッセイのような描写も多く、すんなり読めました。ハガキサイズの紙を使ったコラージュならではの特徴や、ペアや連作でのコラージュは新鮮で参考になりました。コメントをする際の注意点なども役に立ちそうです。

 かつてはセラピーで「ちぎり絵」が多かった……というくだりからは、山下清のことを連想しました。巻末に載っていた、著者と非行少女のエピソードも興味深く読めました。

 

10位 不動産は「物語力」で再生する

 著者の川井さんは、観光や不動産などの事業を手がける実業家。友人がお世話になっている方ということで気になり、こちらの著書を読んでみました。

 庭園やホテルなどの持つ「物語」をとても大切にされているということが節々から伝わってきます。また、日本の庭園の持つ特徴(あまり高低差を作らない、など)についても勉強になりました。

「世界観を理解する」というエモーショナルなエピソードもあれば、ビジネス的に「資産の特性とセールスポイントを理解し、その特性に合った販売戦略を考える」というエピソード、どちらも含まれており、贅沢な読書体験となりました。

 また、闘病のくだりや、失敗談にも胸を打たれた部分も多々ありました。

 ひとりの女性実業家のエッセイとしても、日本のお庭やホテルの魅力を知る本としても、ビジネス書としても読める、さまざまな読み方ができる一冊でした。

 

9位 FACTFULNESS

 数年前に話題になっていた本、友人主催の読書会の課題図書となったというのもあり、ようやく読みました。(読書会には読了が間に合わなかったため、参加できなかったのが少々悔やまれます)

「人は世界について、ついドラマチックな見方をしてしまう」という内容を、いろいろなクイズや統計データを用いて説明しています。

 例えば、スウェーデンではクマが人を殺すのは100年に一度あるかないかの出来事なのに対して、女性がパートナーに殺される事件は30日に一度起きている」(なのに、人はクマによる被害を過大に見積もってしまう)とか……。

 

「世界はだんだん、良くなっている」というメッセージも強く感じられ、不安を煽るメディアも多い中、頼もしいと思える部分も。(ただ、「良くなっているんだから」ということで現在の問題を軽視するのには注意だ必要ではありますが)

「私たちと、途上国で暮らす“あの人たち”は違う」と考えてしまいがちな態度への批判も痛快です。

 また、個人的に印象的だったのは、「教育を受けられる女性が増えることで、子供の数が減る」ということが「子供ひとりあたりの教育投資が増える」「良いこと」として書かれていた点が、少子化が問題視される日本では少し新鮮に思えました。

 あと、「減り続けている悪いこと」として「児童労働」「HIV感染」「戦争や紛争の犠牲者」「乳幼児の死亡率」「災害による死者数」「核兵器」「大気汚染」「飛行機事故の死者数」などがある中「死刑」も項目として挙がっていたことが、先進国の中でも死刑制度を残している数少ない国・日本に住んでいる日本人として、ドキッとしました。

 

8位 ルポ 死刑

 ご存知の方も多いとは思いますが、私、事件や事故に関する本を読むことは好きなんです。

 この本は新書だから軽い気持ちで読めるかと思いきや、思ったより重厚な内容でした。もはや、死刑制度について日本では批判が少ないことのほうに違和感を覚えてくるような一冊です。

 絶命方法や、携わる人たちの苦悩も描かれており、関わっていない立場から「死刑にしろ!」と安易に言うのはとても無責任だな、と思ったり。袴田さんのくだりはショッキングだったし、名古屋アベック事件の加害者たちもそんなことになっていたとは……。

 巻末のインタビューからも、各国の様々な価値観が感じられて読み応えがあります。

 死刑について考える際には考えざるを得ない「残酷さ」とは何かについても、改めて向き合わされました。

 個人的には、死刑制度には積極的には賛成しないものの、強く反対するほどの立場ではないつもりでしたが、外国人が日本で犯罪を起こした際「日本は死刑制度があるから」ということで引き渡しがなされないことがある……というエピソードを知ったときは、「国際的にもそんなリスクがあるのなら、やっぱり死刑は良くないな」というほうに気持ちは強く揺れました。

 

7位 増補版 ドキュメント死刑囚

 前述した『ルポ 死刑』が衝撃的だったので、死刑繋がりということでこちらの本も読んでみることにしました。

 この本は死刑制度を問い直すようなものではなく、著者が交流した様々な死刑囚の内面や背景を掘り下げていくタイプのものでした。

 宮﨑勤の幼少期の写真や小林薫の子どもの頃の作文も載っていました。いずれもとてもかわいらしく、この少年がなんでこんなことに……?と悲しくなりました。
 また、林眞須美の家の落書きの写真も載っており、今年、和歌山市内に行ったばかりでもあったのでショックでした。

 宅間守の「シャバより獄中のほうが金がいる。獄中だとシャバと違って、盗むことも食い逃げすることもできない」という言葉には呆れてしまいます。また、獄中結婚の事情もなかなか興味深かったです。

 

6位 ヤバい経済学〔増補改訂版〕

 この本は、2017年頃に電子版で購入し、ほぼ積読状態でした。

アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』の読書会のとき、「売春への言及がないのが気になる」ということを話したら「それなら『ヤバい経済学』に書いてある」という意見が出たので読んでみました。

 かなりボリュームのある本でしたが、扱われているテーマが卑近だったり下世話な好奇心をくすぐられるような内容だったりして、概ね面白かったです。

 個人的には、「中絶と殺人の増減の関係」についてが興味深く、最近のアメリカでの議論とも重なるところがあるなぁ、と思ったり。また、エイズに関する調査での、セックスに関しての申告のくだりもなるほどと思う部分もありました。

 そして、経済学はずいぶん幅広いテーマを扱えるんだな、という点も新鮮でした。

 

5位 自由の国と感染症

 翻訳者のうちの一人が友人です。去年から仲良くさせてもらっており、こちらの本も発売日前に購入させてもらいました。

 著者のトレスケン氏はアメリカの経済学者で、2018年に亡くなっています。そう、この本の原著は新型コロナウイルスの流行前に書かれたもの。

 天然痘、黄熱病などの感染症の広がりからアメリカ政治を読み解く本ですが、ワクチンを「接種しない自由」や、貿易の発展と感染症の抑制のバランスについての話など、病気そのものではなく、政治制度やイデオロギー、経済政策の面から見た「アメリカの感染症のエピソードを扱っています。

 ワクチン接種の法整備や「個人の自由」の尊重をどのように折り合いをつけるかという点も興味深かったものの、私は下水道に関する出版業に関わっているということもあり、上水道の整備など、公衆衛生についての歴史部分について特に関心を持って読むことができました。

 例えば、蚊は汚水に卵を産むわけではないので上水道の整備事情はあまり関係なかった、というところは盲点でした。なるほど。

4位 アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?

 この半年間、(友人たちの著書を除き)私まわりでもっとも話題になった本を挙げるとすれば、『聖なるズー (集英社文庫)』『当事者は嘘をつく』そしてこの「夕食本」の3冊と言えるでしょう。そのくらい多方面で話題になっていた本でした。

 経済学の定番の話を、フェミニズムジェンダーの側面から読み解いたこちらの本。

 私のまわりでこの本を読んだ人たちの属性も様々でしたが、観測範囲だと、実際に夫婦の家事分担で揉めたことのあるような既婚者や育児中の人たちからは評判が良く、経済学クラスタの独身男性からは否定的な評価が多かった印象です。

 前半はジェンダーの話題、後半はホモ・エコノミクス批判についてがメイン。

「妻が稼ぐ機会が少ないことで家庭内に権力関係ができてしまうのは問題なので、妻も外で稼げるようになるべき」という問題意識は一理あると思う一方で、「外で稼ぐ金額の多寡で権力関係が生じることをまずどうにかすべきでは?」と思う部分もありました。

 また「成人男性が標準で、女性や子どもは有徴化されていること」の疎外感は幼少期から長年感じてきたので、そのような点にもとても共感できました。

 個人的には、夫婦と経済の話をするなら家事分担だけでなく、どうせなら売春にも踏み込んで欲しかったな、と思いました。

 

3位 JJとその時代

 雑誌文化は意外と好きな私。この本を書店で見かけて気になっていた矢先、文筆家の佐々木ののかさんがこの本を紹介していたので興味を持ち、読んでみました。
「昨今のポリコレやフェミニズムに息苦しさを感じる人にもおすすめ」とされていましたが、まさにそんな紹介文が合う一冊。雑誌やファッションアイコンをめぐる話だけでなく、建前上の正しさへの目配りと、本音レベルの欲望の充足の難しさ、「こうすべき」と「こうしたい」の悩ましさを丁寧に取り上げている本、という印象です。私の中では『21世紀の道徳』の女性向け版、というイメージもあります。

 著者の鈴木涼美さんは1983年生まれということで、私とはギリギリ同世代と言えるかもしれません。
 1989年生まれの私は2007年に大学に入学しており、エビちゃんブームの真っ只中。

 似たテーマの本としては、私は2008年に、講談社新書『モテたい理由 男の受難・女の業 (講談社現代新書)』も読んでいましたが、ここでもJJが示す価値観が丁寧に書かれており、面白く読めました。(ただ、JJが示す価値観は2008年当時からすでに薄れていた印象です。赤文字雑誌4誌の中で一番売り上げが低いのがJJのようでしたし)

 個人的に印象的だったのは、ギャル文化と、ヤンキー・不良文化との親和性の高さについて。私は、両者は割と親和性の高いものと考えがちでしたが、「東京では高校生のクラブへの出入りは必ずしも非行とは見なされなかったり、茶髪も校則違反にはならない学校も珍しくないけれど、地方ではそうではない」という点で、ギャルファッションと不良文化は相容れないと考える人も多かった……というところは新鮮でした。

 あと、このテーマを扱うなら、どうせなら「スイーツ(笑)」というネットスラングも扱ってほしかったかも、なんてことも思いました。

 

2位 どこにでもあるどこかになる前に

 この本の第2版の帯を、文筆家の佐々木ののかさんが書いていると知ったので興味を持ち、第2版を探して購入。

 帯だけでなく、この本は装丁もとっても素敵です。カバーをめくると富山の写真が出てきたり、本文中に登場する場所を記した地図が載っています。

 この本は、映画監督を目指して都会に出てきたものの、夢破れて不本意ながら地元の富山に戻ることになった……というライターの女性のエッセイ。

 ちょうどゴールデンウィークに富山に行くことになったので、そのタイミングで読みはじめました。

「私は富山に住んだことはないし、そもそも転勤族だったからひとつの地元への愛着ってあまりないしなぁ、共感はできないかも……」なんて思いながら読み始めたら、そんなことは全然ない!! 

 あえてやや卑近な言い方をするなら、「自分探し系、サブカルこじらせ女子」としてとても共感でき、著者の藤井さんにすごく親近感が湧きました。好きなものに熱中する姿も、表現者でいたい気持ちも、なんだか他人とは思えないというか……。

 帯に「これは自分の物語だ!」とありますが、まさに読んでいる最中、「これは、私のために書かれたのかもしれない……」と感じてしまうようなエッセイでした。寝る前に1日1章ずつのペースで読んでいきましたが、そのくらいのペースで読むにもちょうどよかったです。

 最後のほうは富山に向かう電車の中で読み、ちょうど富山駅に着いたタイミングで読了。(富山には1日しかおれず、トロッコなどに乗る余裕がなかったのが悔やまれます

 そして富山でのエピソードも、人間関係のエピソードが多かったので、地域に関しては知らなくても問題なく楽しめました。富山の閉鎖性に関するエピソードもちょくちょく出てくるものの、富山には銭湯が多いというのはいいな。

 そして、著者の藤井さんに恐れ多くも親近感を抱いてしまったものの、藤井さんは私と違い、ライターとして活躍し、この本も重版になるくらい売れているわけで。そういう意味でも、背筋がどこか伸びる部分もあるエッセイでした。

「ここではないどこか」を求める気持ちのある人に特におすすめです。

 

1位 21世紀の道徳

 なんというか、もう、この本を語らずしてこの1年間を語ることはできない……というくらい、私の中では、その発売前からずっとずっと存在が大きかった一冊。
 今の私の主要な交友関係には、この本の発売が決まらなかったら出会っていなかったような人たちも何人もいます。
 そういう意味では、内容とは直接関係のないところでも私の人生に大きく影響を与えた本……なんて言ったら大袈裟かな。

 ことあるごとに書いているのでご存知の方も多いとは思いますが、この本の著者のベンジャミン・クリッツァー氏は、私の大学時代の同級生。
 文芸サークル「立命PENクラブ」で一緒でした。

 彼の書く小説のレベルの高さはサークル内でも評判で「このサークルの中で、プロになるとしたらベンジャミンだろう」と言っていた先輩もいたくらい。
 私も彼の書いた小説を読んだ際、「これを書いたのが私と同じ(当時)19歳……!? いったい、何を食べてどんな生活をしたらこんな作品が書けるの……!?」と思ってしまったくらい。かなり衝撃を受けた存在でした。

 大学卒業後は、小説執筆よりも学術的なことに関心の比重が強くなったようで、動物愛護や倫理や正義、学問のあり方、ジェンダーなどをテーマにブログで発信を続けていたところ、さまざまな媒体へのお声掛けがあり、やがてこの本の出版に至ったようです。

 この本は、晶文社での連載が元になっているようです。サブタイトルにある通り、「学問」功利主義ジェンダー「幸福」を論じた本となっています。

 この本を「強者の道徳」の本と評した人もいるようですが、私はむしろ「普通の人の道徳」というほうがしっくりくるなぁ、と感じました(「普通」を享受できることをある種の「強者」と感じる人がいるのも承知してはいますが)。

 いわゆる政治的に正しい、先進的な考え方」に疲れた人向けというか、「現実的な生々しさ」にもっと焦点を当てて、一般的な人間心理を考慮した上で問題を考えたい人向けというか。

「トロッコ問題」などの倫理の話も、その問題の複雑さを改めて考えさせられるものの、思考実験としての「おもしろさ」も感じられる部分も。

 この本は、「この議論が、学問的にどのように扱われてきたのか」という問題の整理が中心となっており、著者の主張はあまり強すぎないところは私にとっては良かった点でもありました。

 

 以上になります。今回は学術的な要素が多かったり、思い入れの強い本も多く、まとめるのに少し時間がかかってしまいました。

 読みやすいものも、読み応えたっぷりのものも、ジャンルも結構バラバラなので、一冊くらいは気になる本が見つかった方もいるのではないでしょうか。

 ぜひ、読んでみてくださいね。



和歌山旅行の記録 〜3日目★雨の市内をあちこち巡ろう〜

 すごくやっぱり今更感がありますが、2月の和歌山旅行記の続きです。前回の記事はコチラ

2月13日(日) 日付が変わり、すこし早いバレンタイン

 今年のバレンタインはこれを渡す、という決意自体は随分前からしていました。

 

 日曜朝はゆっくりできるから……ということで、土曜の夜はみんなで夜更かし。お酒を飲みつつ、共通の友だちの話や昔の漫画の話などで盛り上がりました。

 日曜はAさんのご家族の方に車を出してもらい、和歌山市内をめぐる予定です。そのお礼として渡すお菓子を、私はいくつか持ってきていました。

 その話になり「こんなものを用意したよ」といってお菓子を取り出した流れで、男性3人にもオランジェットをプレゼントしました。

 こちら、友人が立ち上げたブランド「季菓貴」のオランジェットです。

 私も時々、オランジェット製作のお手伝いに参加していたので、そのときにいくつか購入させてもらいました。

 ある意味「手作りチョコ」でもあり、「市販チョコ」でもあるという。笑

(まぁ、製作ロットの都合上、私が直接チョコを浸したり封入したものは、今回友人たちに手渡した3袋のうちのいずれか1つだけなんですが)

 しかも、オレンジを使ったチョコをみかんの名産地である和歌山で渡す……というのもちょっと面白い。

 そんな話をしつつ、その夜は眠りにつきました。

2月13日(日) この日の朝食を作ったのは誰か?

 朝。疲れもあってか、前日よりもゆっくり起床しました。

 前日は私とBくんで朝食を用意しましたが、この日はAさんとCくんが朝食を用意してくれていました。こういうところが、みんな大人だなぁ、という感じ。

 そして、お部屋の掃除と、ゴミをまとめます。ここはホテルではないので片付けもある程度は自分たちですることになっており、それもなんだか「共同生活」っぽくて楽しさがありました。

和歌山市内で、意外なものを発見

 10時頃。やがてコンドミニアムのそばにAさんのご家族の方が車で迎えにきて下さり、みんなで乗車しました。そして、コンドミニアムをチェックアウト。

 さよなら白浜。14年ぶりに訪れた白浜、最高でした。

 リモートワークの聖地となっているのも納得です。

 

 そして車は高速道路を走り抜けます。1時間ほどしたところ、和歌山市内に入ります。

 和歌山刑務所の近くを通りかかったとき、そこに和歌山カレー事件の死刑囚が収容されていたことをAさんが教えてくれました……が、それより私が気になったのは、隣にある建物。

 ドラッグストア「コスモス」があるのが目に入りました。

 

 この「コスモス」、九州に多いドラッグストアというイメージが強かったので、和歌山で見かけたのはちょっと意外でした。

 しかし調べてみたら、関西には結構出店してるんですね。

www.cosmospc.co.jp

修理中だよ、六十谷橋水管橋

 やがて、第一の目的地近くに到着。

 見えてきました。

 第一の目的は、この橋です。六十谷橋(むそたばし)水管橋。

 昨年10月にこの橋が崩落したことは、全国ニュースになっていたので覚えている方も多いと思います。和歌山市内の一部の世帯に水が届かなくなっていたそうです(が、別の水管橋を使うことで上水道そのものは短期間で復旧したようです)。

 2月の段階では、その橋の補修工事が行われているとのことだったので、和歌山市内に行くなら見てみたいなと思っていました。

 私の今の仕事は下水道や上水道とも少し関わりがあり、業界誌ではこの崩落事故はたびたび取り上げられていたから気になっていた、というのもあります。

 まぁ、Aさんも公衆衛生に関する学術書の翻訳をしているし、Bくんは公務員だし、Cくんは経済学を学ぶ学生だし、「水道管が破損することの暮らしの影響」みたいな話は、誰の仕事・研究内容からしても関わりがある話ともいえるかもしれませんね。

 六十谷橋の向かい側にある橋から、工事中の六十谷橋を眺めました。

 

 橋の周辺に30分ほどいたあと、そろそろお昼を食べよう、ということで再び私たちは車に乗ります。

食べよう和歌山ラーメン、そしてお寿司

 和歌山城の近くにある、「京橋幸太郎」というお店でラーメンを食べることに。

tabelog.com

 こちらです。

 普段は私はラーメンはネギ抜きで頼むんですが、同行者がネギを食べてくれる場合は抜かないこともあります。このときはAさんが私の分のネギも食べてくれました。

 

「想像を絶する鯖寿司」なるものもあったので、こちらもいただくことに。

 ちなみにこのときは、SNS投稿のキャンペーンをやっており、TwitterInstagramに投稿すると割引になる企画をやってました。私もTwitterに投稿してましたw

 ラーメンもお寿司も、とっても美味しい! 私好みの味でした。

和歌山城に眠るものたちは

 ラーメン屋から15分ほど歩き、和歌山城に到着。

 これは天守閣の入口まで登っていく途中の風景。

 このあたりには、野生のリスもいるそうです。

 お天気が悪かったので、外の写真はあまり撮れませんでした。

 

 天守閣のそばに、売店やお手洗いなどもある「お天守茶屋」があります。

 コロナ対策のアクリル板と、格子状になっている窓について「なんだか、牢屋みたい」って誰かが言ってたのには笑いました。

 

 天守閣の中の展示物あれこれ。

 歩きながらいろいろ撮っていたら、ちょっとブレた写真が多くなってしまいました。

 個人的に一番気に入ったのは、この「郵便保護銃」。

 解説文にもあるように、郵便物を守るために携帯を許された銃とのこと。

 漫画「ゴールデンカムイ」でも出てきたので、ちょっとテンション上がりました。

 

 そして和歌山城の展示物の解説文、歴史の参考書みたいに説明文のところどころに赤線が引いてあります。「ここテストに出るぞー、って感じかなw」とかみんなで言いながら、どこが強調されて説明されているのかに注目して見て回るのも、なかなか楽しかったです。

 

 和歌山城の最上階からは、和歌山市内を見渡すこともできました。

 BくんとCくんは「寒いから」ということで早々と下に降りていってしまいました。

 

 私とAさんも、しばらく景色を眺めたあと、やがて1階まで降ります。

 1階の廊下にもいろいろな展示物がありました。

 いろいろなお城の写真も。

 

 

 鳥の絵。かわいい。

 

 この屏風はなんだろう、歴史ある展示物かな……と説明文を見てみたら、

 

 まさかの、大河ドラマのセットww

 

「湊御殿」に行ってみよう

 和歌山城の半券があると無料で見れる場所が他にもあるようだったので、「湊御殿」というお庭も見にいってみることにします。車で移動します。

www.city.wakayama.wakayama.jp

 お家の中も入れました。こういうお庭や邸宅って、歴史的な場所、といった趣を強く感じますね。

不思議な場所、和歌山マリーナシティ

 湊御殿を見たあとは、和歌山マリーナシティなる場所に行ってみることにします。

www.marinacity.com

 なんといえばいいんでしょうね……ここ。テーマパークじゃないしショッピングセンターとも言わないだろうし。

 エリア全体が、異国情緒を醸し出している不思議な場所でした。

 

 おみやげが豊富な黒潮市場」は和風レトロな感じ。

 まぐろは \まぐろ/ とは言わないような……w

 

 

 

 こちらポルトヨーロッパは、洋風の街並み。

 ここ、「鋼の錬金術師」の映画の撮影にも使われたそうです。

 ハガレン映画、欧米ではなく、まさかの和歌山で撮影されていたとは……w

 

 おみやげを買い、ポルトヨーロッパを散策していたら17時近く。

 そろそろ、和歌山駅に向かう時間です。

 

 駅まで車で送ってくださったAさんのご家族に、お菓子を手渡します。

 そして、なんとか夕食までは4人で食べられそうだったので、駅の中にあるお店で夕食。

 

 そして18時前の電車に、3人で乗り込みます。和歌山に住むAさんとはここで解散です。

 いつも都内で会ってばかりだったから、Aさんが普段暮らしている場所の近くで会えたというのは、なんだかとても不思議な感じがしました。

 というかAさんとは都内で会ってばかりで、なんなら平日の夜に会うこともあり、駅に見送りに行ったり大荷物を抱えてる姿を見るようなことも特になかったので、彼は首都圏ではなく普段は和歌山で暮らしている、というのがこれまでなんだか実感に欠けていたのですが、今回、和歌山で私たちを見送ってくれた姿を見て、こっちの人なんだなぁ……ということを改めて感じたりもしました。

 

 電車の中で、もうすぐ誕生日を迎えるCくんに今年の抱負を訊いたりしていたら、あっという間に空港駅に到着。

 Bくんと私は飛行機で帰るのですが、Cくんは新幹線で帰ることになっています。電車の中でCくんとも解散。

 

 この日は確か飛行機が遅れていて、成田空港に着いたのは22時近く。

 千葉県に住むBくんは終電は問題なかったようですが、私は最寄駅(東京メトロ)までの終電には間に合わず、最寄のJR駅からタクシーで帰路に着きました。

 

 3泊4日の和歌山旅行(※初日は大阪前泊)最高の旅になりました。

 

 ブログでは割愛していますが、とある人にその後のスケジュールを知られないようこっそり4人で移動していたり、私たちが「Twitterで知り合ったオタクなグループ」であることをバレないよう普段と違う名前で呼び合っていた……なんてシチュエーションもあったりしました。漫画のキャラがデザインされたシャツを「海外のバンドのシャツってことにしてごまかそう!w」なんて話もしたり。

 

 タイプの違う素敵男子3人と一つ屋根の下で生活!? という少女漫画的なトキメキも、計画がバレないように作戦を立てて行動するドキドキも、かわいい動物も、大自然の迫力も、歴史的施設も、温泉もお酒もリゾートも……いろんな娯楽要素が満載の旅となりました。

 そういえば、前泊したホテルも心霊スポットでした(私たちが泊まった部屋とは違うけど)。

 行きの飛行機に乗る前は雪が降ったし、雪、晴れ、曇り、雨、全部の天気がこの旅行のタイミングであったのも、ちょっと面白かったです。

 

 今回の同行者3人と知り合ったのは、2021年の7月〜11月頃。

 こうやって、知り合ってから半年〜数ヶ月のメンバーと濃密な日々を過ごせたこと。

「仲良くなれたらいいな」と思えていた人たちと、隣で眠るくらいの仲の良い関係になれたこと(って言い方もちょっと変か)、なんだか今でも現実味がありません。

 また、こういうことができたらいいな………。

 そんな、いろんな要素の詰まった和歌山旅行でした。

 

 次に和歌山に行くなら、こんなことをしたいですね。

 和歌山は、旅行先の魅力度1位の県にも選ばれたようです。

 興味を持ったあなたも是非、行ってみてくださいね。

 

 

platoronical.hatenablog.com

↑こちらは私の数年来の友人の、ぷらとろさんのブログです。画像がいくつか消えちゃってますが。

赤坂に住む私が選ぶ、おすすめランチのお店5選

 2015年、ひょんなことから港区赤坂に住むことになった私。そんな私の赤坂暮らしももうすぐ7年になります。

 ただ、それだけ住んでいても(特に平日は)なかなか赤坂でランチを食べることもなかったのですが、ここ2年くらいは赤坂でランチを食べる機会も多かったので、美味しかったお店を共有したいと思います。

※情報は、これを書いている2022年6月現在のものなので、営業時間やメニューなどの正確な情報は、お店のサイトなどで確認してみてくださいね。

肉源 赤坂店

 東京メトロ千代田線「赤坂」駅近くのお店。ここの焼肉ランチは大好きで、リモートワークの時はよく行っていました。

 1,000円で焼肉ランチが楽しめます。

www.nikugen.jp

これは2020年5月に食べたときの写真。これで1,000円!

 

 ちなみにここは夜もなかなか落ち着いており、ワインなども豊富で、デートにもピッタリかと思います。

 お会計は現金もクレカもQRコード決済も使えて便利。ポイントが貯まるアプリもあります。店舗は六本木にもある模様。

 

赤坂 武蔵

www.freedomi.jp

 こちらも赤坂駅近くの、ビルの地下にあるしゃぶしゃぶのお店。ここもランチは1,000円からあります。

 ここはとにかくしゃぶしゃぶの出汁が美味しくて、出汁にキャベツをサッと通すだけでもペロリと食べれてしまいます。

 

 日曜、祝日はやっていないのと、ランチは現金のみ、ランチのラストオーダーは14時半までなので行くときは気をつけて。

 私は今は平日昼間は赤坂に行く機会はないので、ランチでここに行けるのは土曜日のみ。土曜日のお昼は、時々ここに食べに来てることがあります。

これで1,000円!

 

 ここ、カウンター席も二人ずつ隣同士で余裕を持って座れるようになっていて、地下で少し落ち着いている雰囲気もあり、デートにもピッタリな場所です。(私はすっぴんに日焼け止め、みたいな格好でここに来てしまうこともありますが……)

 こちらは、店舗は新宿にもある模様です。

 

ひとりしゃぶしゃぶ 七代目 松五郎 赤坂店

shabushabu.7matsugoro.com

 しゃぶしゃぶといえば、2年前に赤坂見附にこんなお店ができていました。

 ここはそんなにたくさん行ったことはないんですが、店内も広くて明るく清潔感もありキレイで、一人でも気兼ねなく入りやすくて良いお店です。

 

 こちらは、渋谷にも店舗があるようですね。

 

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赤坂麺処 友(とも)

ramentomo.thebase.in

 お肉のお店が続いてしまったので、ラーメンのお店を紹介します。

 ここは家族に教えてもらって知りました。今回紹介する5店の中では一番うちに近いお店です。最寄駅は溜池山王か赤坂。

 鶏白湯のラーメンのお店。さっぱりしていて私好みの味です。別添えのお皿で出てくるわさびを混ぜて食べるとさらに美味しい。わさびが得意じゃない私でも美味しく食べれてしまいます。

 赤坂近辺にはほかにも色々なラーメン屋がありますが、私はここが一番好きです。

(家族は、赤坂のラーメン屋だと「支那麺 はしご」というお店も気に入っているようですが、はしごのラーメンはどうも苦手で、私はいつも残してしまう……)

 

ロータスパレス 赤坂店

tabelog.com

 ベトナム料理のお店です。赤坂駅近く。ランチのセットには色々なバリエーションがあります。ランチコーヒーもセルフで飲めます。テラス席も使えるので、コロナが気になる方にも換気はバッチリ。

 ベトナム料理のお店は、同じく赤坂駅近く(ですが、ロータスパレスに近い出口とは正反対の方向です)に「アオザイ」というお店もありますが、アオザイはどちらかというと「家庭料理」っぽい雰囲気で、この「ロータスパレス」はやや都会的な印象です。

 

 いかがでしたか?

 赤坂に来た際には、ぜひ寄ってみてください。

 そして私もべつにこのあたりのランチに詳しいわけではないので、おすすめのお店がある方、ぜひ私に教えてください。

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和歌山旅行の記録 〜2日目★紀南の自然を楽しもう〜

 今更感がありますが、和歌山旅行記の続きです。前回の記事はコチラ

2月12日(土) 白浜で迎える朝

 朝、目が覚めたのは7時半頃。4人の中で、どうやら私がいちばんに目醒めたようでした。

 窓際に寄ってカーテンを開けると、外の日差しが入ってきます。爽やかな白浜の朝。

 

 みんなが起きてくる前に、朝ごはんを用意することにします。みんなの朝食を作ったのは誰か?

 まぁ、朝食の用意といっても大したことはなく、昨夜、みんなでスーパーで買ったものをお皿に盛ったり切ったり、あっためたりするだけなんですが。

 途中、Bくんが起きてきたので一緒に朝食の準備をすることに。

 そして盛り付けが終わった頃、CくんとAさんが起きてきました。

 

 4人掛けテーブルでの朝食。外は海が見えるリゾート地。おしゃれなコンドミニアム。 

 そして、性格も年齢も職業も居住地も違う、素敵男子3人……。

 まるで少女漫画や乙女ゲームの世界です。

「リゾート地で迎える朝」というより「4人暮らしの平穏な日常」っぽい感じが何だか面白かったです。そして、とっても贅沢をしているような気分になりました。

 

目指せ、円月島

 この日はレンタカーを借りて、Bくんの運転で紀南のあちこちを巡ることになっています。

 日産レンタカーで車を借り(コンドミニアムまで迎えにきてもらえました)、まず目指したのは、円月島

www.wakayama-kanko.or.jp

 真ん中に穴が空いている、ユニークな島です。これを観に行くことにします。

 

 そして車を西に走らせること、約10分くらい?

 見つけました、円月島。不思議なカタチです。

 

 階段を降りて、海の近くにも接近しました。

 岩場は滑りやすくなっているので、歩くのにも注意が必要でした。

 

 周囲には釣り人もいました。

 ここから見る夕陽が絶景らしいです。今回は午前中に行ったので、また機会があったら夕日も見てみたいところですね。

 

 みんなでかわりばんこに、記念写真も撮りました。

 この写真を友人たちのDMグループに投稿したところ、「2時間ドラマの最後の10分間のシーンのロケ地にありそう」みたいなコメントが……w

 

自殺の名所!? 三段壁へ

 円月島のあとは、「三段壁」を目指します。

 車を南に走らせること、約10分で到着。

www.nankishirahama.jp

 ここも眺めがいいスポット。「恋人の聖地」にも選定されているようなんですが、その一方で「自殺の名所」でもあるようです。

 こんな看板があちこちにありました。

 ……しかし「あなたは高価で尊いって、「高価」という価値判断を持ち込むことはそもそも適切なのか? なんてことを話したりも。

 

 こんな感じの場所です。

 

 三段壁は、カップルや親子連れ、一人でいる人などさまざまな人が訪れていました。

 天気も良く、眺めも圧巻。自然の雄大さを感じられ、とてもドキドキするスポット。

「恋人の聖地」になるのも納得です。

 そして、ここから飛び降りてしまう人がそれなりにいるということには、ちょっと切ない気持ちになったりも……。

 ほかの「自殺の名所」には、転落防止ネットが張られているところもあるようですが、ここには特にそういったものもありません。そのつもりはなくても、転落には気をつけましょう。

 

 三段壁は観光地ということもあり、周囲のお店は賑わっていました。

 

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本州最南端!「潮岬」へ

 次に目指したのは、「潮岬(しおのみさき)」。本州最南端の岬です。「最南端」って響き、いいですね。

 

「潮岬灯台」からの眺めを楽しもう

 三段壁から車を南東に走らせること、1時間。

 まず目指したのは、「潮岬灯台

kankou-kushimoto.jp

 

 この灯台を登ります。

 

 近くにはスイミー(?)の絵。

 

 

 狭い空間を4人で順番に登り、最上階のところまできました。

 

 すごい……地平線をこんなにはっきり見たの、いつぶりだろう。

 Aさんから双眼鏡を借り、しばらく見入ってしまいました。

 

「潮岬観光タワー」でランチと休憩

 そして、そろそろお腹が空いてきたのでお昼ごはんを食べることに。

 潮岬灯台から車を少しだけ移動させ、「潮岬観光タワー」に到着しました。

kankou-kushimoto.jp

 

 私が食べたのは、「近大マグロ丼」の定食セット!

 近畿大学水産研究所が完全養殖に成功した「近大マグロ」。食べられるところは大阪や東京にもあるようなんですが、この、本州最南端の地でも食べることができるようです。

 すごく美味しかった!

 

 こんな、マグロのマスコットキャラ(?)のぬいぐるみも置いてありました。

 

「本州最南端」の記念撮影

 そしてそして、潮岬の中でも「最南端」のエリアへ。

 

 おぉー!!!

 

 あんまり旅行する趣味のない私ですが、こういう「最南端」とか「最北端」とかの「最も●●な場所」には割と興味があります。

 なので「本州最南端」には素直にテンションが上がりました。

 

 みんなでかわりばんこに写真を撮ったあとは、

 近くの人に頼んでカメラを渡し、4人での写真を撮ってもらいました!

 

 

 もう少し手前の場所には、こういうのもありました。

 

 ここでも4人で写真を撮ってもらったよ!!

 

ジオパーク」を楽しもう

 大学では地理学を専攻していた私は、地理や地形に関するコンテンツって結構好きなんですよね。

 

 この「南紀熊野ジオパーク」も、行ってみたいところの一つでした。

nankikumanogeo.jp

 

ジオパーク」は、どこか特定の施設やエリアのことではなく「その地域の大地のなりたちを知るだけでなく、歴史・文化・動植物・食などを通じて、大地と人の暮らしの関わりを実感して楽しむところ」として認定されたところを指す模様。

 私も昨年、箱根のジオパークに訪れたことがありました。

 

 さっきの「潮岬タワー」の隣に「ジオパークセンター」という施設もあるようで、ここにも行ってみました。

nankikumanogeo.jp

 

 おぉー!!!

 こういう施設、大好きです。人間の文化的な活動の痕跡などを知るのも良いですが、自然のいろんなものの成り立ちにも興味があるんですよね。

 

 

 

 この検索機がなかなかユニークでした。

 マス目状になっているのは積み木(?)みたいなものです。色々なテーマについてのスタンプみたいになっている積み木を取り出し、それを指定の場所に置くと、それに関連した映像が流れる……という仕掛けになっています。お金かかってるなぁ。

 

天然記念物「橋杭岩」を観に行こう

 そろそろいい時間になってきたので、潮岬エリアを離脱することに。

 20分ほど東に車を走らせ、「橋杭岩」を目指すことにします。

www.wakayama-kanko.or.jp

 

 到着ー!

 遠くに橋が見えます。

 

 これらの岩、どう撮っても雄大でダイナミック。

 

 観光客もたくさんいました。

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今夜こそ、温泉をゆっくり楽しもう

 そして、16時過ぎ頃に橋杭岩を離れることに。白浜のコンドミニアム方面に戻ります。

 車を走らせること、約1時間半。車を返却し、コンドミニアムまで戻りました。

 

www.booking.com

 

 いったん荷物を置き、「夕食より先に、温泉に入りに行こう」ということに。

 温泉は、「昨日行ったところとは別のところに行ってみよう」ということになりました。

 干していたタオルを回収し、着替えなどをそれぞれ準備します。タオルはまとめてAさんが持ってくれることに。

 

※ちなみにこのコンドミニアム、タオルは備え付けのものがあります。

 ホテルではないので、昨夜、洗濯は自分たちで行っていました。タオルと、下着以外の服を部屋の中に干していました。

 

 今回訪れたのは、こちら「とれとれの湯」

toretore.com

 

 ここ、とってもよかったです!!

 昨日行ったところとは違い、お風呂の種類も豊富で、サウナや岩盤浴も充実しています。温泉好きなBくんは特に楽しんだ模様。

 

 そういえば、Aさんがコンドミニアムから全員分のタオルを持ってきてくれていたものの、私がタオルを受け取る前にそれぞれ男湯、女湯に分かれて行ってしまったので、男性陣と連絡がつかなくなり、私はタオルセットをレンタルして入浴することになった……というエピソードもありました。

 入浴後、タオルの渡しそびれに気づいたAさんは、お詫びにということでコーヒー牛乳を奢ってくれました。

 

 そんなわけで2時間ほど楽しんだあとは、近く(温泉から徒歩15分ほど)のコテージにあるレストランで夕食を食べることに。ラストオーダーにギリギリ間に合いました。

shikinosato-yuraku.net


 そして夕食の後は、昨夜と同じく、スーパーに行って食材を買います。

 この日は丸一日運転をしてくれたBくんも、昨夜は飲めなかったけれど今夜は飲めます。

 

 みんなでスーパーでワイワイと買い物をして、真っ暗な夜道で、星空を見上げながらコンドミニアムに戻る夜。

 翌日はもう、関東に帰ってしまうので、最後の和歌山の夜。

 昨夜と違い、この日は遅くまで飲んで、ゆっくり眠ってしまいました。

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同性婚エイプリルフールは悪いこと? 乃木坂2人の炎上について

 アイドルグループ・乃木坂46のメンバーのInstagram投稿が、エイプリルフールに物議を醸していた。

 
 
 
 
 
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A post shared by 乃木坂46 秋元真夏 (@manatsu.akimoto_official)

www.instagram.com

 

 親交が深いらしい、元メンバーの女性との仲の良さそうなツーショット写真だ。挙式をした旨の投稿と「エイプリルフール」のハッシュタグがついている。

 

 そして、この写真のスクリーンショットに対して、下記のような批判をしているツイートが見受けられた。こちらが炎上の発端だったようだ。

クィアベイティング」は「クィア(ゲイ、レズビアンバイセクシャルトランスジェンダー、異性装者など)」を「ベイティング(釣る)」手法のことで、性的指向の曖昧さなどをほのめかして世間の注目を集める、マーケティングとしてマイノリティを利用する行為」として批判的に使われる言葉だ。

 

 この批判に対して私は少々違和感を抱き、はてなブックマークで共有したところ、賛否両論さまざまな意見が寄せられた。

b.hatena.ne.jp

 

 この、アイドルの投稿に批判的な意見としては、

「同性愛者への偏見が根強い中でエイプリルフールのネタにするのは配慮不足」

『現実にはあり得ないこと』として同性婚を扱うのは失礼」

同性婚の法整備を巡って、裁判だって行われているというのに」

「当事者が『これは不快だ』と声を上げないと、いつまでも傷つけられるマイノリティのままだ」

「非当事者からしたら『このくらいで』って言えるのかもしれないけど、小さなことでも積み重なると痛いんだよ」

「そもそもエイプリルフールの結婚ネタって、何が面白いのか理解できない」

といった意見が目立ち、

 肯定的な意見としては、

「この二人は元々『夫婦みたい』って言われるほど仲がいいことはファンの間では知られたことなんだよ」

「この2人だって同性愛の当事者かもしれないのに、ネタで利用してるだけだと決めつけるのは不適切では」

「『結婚しました』ネタはエイプリルフールの定番で、同性同士だと不適切、となるのはおかしいのでは?」

「そもそもこの投稿では同性婚したとは言ってない。挙式をするだけなら今でも同性同士でもできる」

同性婚ができないのはこの人たちのせいじゃない。戦う相手が違うのでは」

「これが不適切となってしまうと、流石に表現の幅が大きく狭まるのでは」

といった意見が目立っていた。

 

 私はこの件に関しては、どちらかというと肯定的な立場の意見だ。

「不愉快な気分になった」ことに対して「この程度で怒るなんておかしい」とはもちろん思わないし、声を上げることも尊重したい。

 ただ、意図を決めつけて「あまりにもひどい」と憤る姿勢には疑問を覚えた。

 

「ハンロンの剃刀」では

 この炎上と時期も近い3月末、某アニメ監督が思わせぶりな投稿をしたことにも「クィアベイティングなのでは」と批判が起こり、一部で話題になっていた。

 私の友人がこの件に対して「『ハンロンの剃刀』の寓話を思い起こさせられる。愚かさ(無知、無能、配慮不足)で説明できることに悪意や意図を見出すのは、相応の根拠が必要になるのでは」という旨のことを投稿していたが、これはアイドルのエイプリルフール炎上のほうにも言えるのではないかと思った。

ja.wikipedia.org

 ただ、そう思う一方で、差別に関しては「悪意がないからこそ厄介」という側面があることも否定できない。「悪意の有無は問題ではない」という意見も、それはもっともだと思う。

揶揄を見出すのは厳しいのでは

 今回、批判的な意見の中には「ネタにするのはいかがなものか」「バラエティでのホモいじり等も、ようやく批判されるようになってきたというのに」というものが見受けられた。

 ここでの「ネタにするなんて」という批判の「ネタ」という言葉は、おそらく「同性愛者への揶揄」を見出しているのだとは思うが、あの投稿から「揶揄」を見出すのは厳しいのではないだろうか。

 

 たとえば、かつてバラエティー番組で芸人が演じたキャラクター「保毛尾田保毛男(ほもおだほもお)」は、衣装やメイクやネーミングなどのキャラ造形からして「男性同性愛者を揶揄している」と捉えられるのは多くの人が認めるところだろう。

 また、2014年に某航空会社のCMで、日本人の芸人が「金髪のカツラ」「おもちゃのつけ鼻」をして「日本人から見て魅力的とされる、白人のステレオタイプの姿」を演じたことも「差別的だ」と批判を浴びたこともあった。

 このCMでは、二枚目俳優との対比というカタチで芸人が起用されていたこともあり、金髪に高い鼻を持つ当事者が「バカにされた」と感じるのも無理はないと思う。

 日本では憧れる人が多い「高い鼻」や「金髪」だが、「高い鼻」をコンプレックスに思う人もおり、「金髪」に至っては「頭が悪い」という偏見が残る文化圏もある。そもそも「他者の身体的な特徴を誇張して表現すること」は、「揶揄の意図がある、差別的な行為」とする考え方は、近年は広まってきていると言えるのではないだろうか。

 

 では、今回のアイドルの投稿はどうだろうか。

 たとえば、どぎついメイクやカツラ、クネクネした面白おかしい挙動をした上で「挙式をしました」という「嘘投稿」をしていたら、「同性愛者を馬鹿にしている」と捉えられるのも無理ないとは思う。

 ただ今回は、メイクも衣装も、彼女たちの普段の姿と大幅に異なるようなものでもなく、安直な「コスプレ」感も見受けられず、「同性愛者への揶揄」と捉えられるようなものではないように思う。

 モヤッとする、傷つく当事者の感情は尊重されるべきと思うが、「揶揄」を読み取って批判する行為には違和感を覚えた。

 

友情婚した同性ペアもいる

同性婚ができない中で、この投稿は不適切だ」
法律婚はできないけど、挙式するのは同性同士でもできるよ」
「逆に同性愛者は”挙式しか”できないんだよ」
「そもそも同性婚した”なんてどこにも書いてない。二人で”挙式をした”ことを”エイプリルフール”と言ってる」
「”挙式した”と”同性婚した”は違う、という言い訳は厳しい
といったコメントの応酬も見受けられた。

 これらのやり取りで思い出したのは、以前ネットで見かけた、「同性同士でパートナーシップ制度を利用し挙式もしたが、同性愛者ではない女性ペア」のことだ。

 

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https://shonan.keizai.biz/headline/2706/

↑元記事は埋め込み形式でのリンクが貼れなかったので……。

 

 この記事の女性二人は、長年一緒に暮らしており、同性パートナーシップ制度を利用していて、挙式もしているが、同性愛者というわけではないという。いわゆる「友情婚」と呼ばれるものの一つかもしれない。

 

 今回炎上したアイドルたちがどのような関係性なのかは分からないが、「多様な家族のカタチ」も話題となる昨今、同性婚をする二人だからといって、恋愛感情としての結びつきとは必ずしも言えないのではないか」ということを思った。

 そもそも同性ペアでなくても、ヘテロの夫婦でも「恋人やセフレにしたい相手と、結婚したい相手は違う」「性的に魅力を感じるタイプと、生涯を共にしたい相手は違う」ということはさほど珍しい話でもない。

 また、昨今は挙式をしない夫婦も増えている。

 なので、「同性愛者」と「結婚」と「挙式」を必ずしもセットで考えなくても良いのでは、ひとまとめにせず切り分けて考えてみても良いのではないか……ということを、いくつかの批判を見ながら思った。

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「同性愛」以外のマイノリティだったら?

 批判的な意見の中には同性婚の実現を求めて裁判だって行われているんだけど」というものもあった。

 個人的には、「裁判をするくらい深刻に考えている当事者がいること」と「投稿への批判の妥当性」は必ずしも結びつくものでもないと思うが、その視点はひとまず置いておくとして、「では、同性愛以外の性的マイノリティを想起させる内容だったらどうだろうか」ということを考えてみた。

 たとえば、同じ「性的マイノリティ」といっても、複数人と合意の上でパートナーシップを築く「ポリアモリー(複数愛)」や、動物を性愛のパートナーとする「ズーフィリア(動物性愛)」のあいだでは、少なくとも同性愛者に比べると婚姻の法整備を求める動きは少ないと言えるのではないだろうか。(書物などを読む限りの印象だと、当事者の絶対数が少ないためムーブメントが起こらないというより、そもそも婚姻制度による包摂の必要を感じていない人が多いように思えた)

 もし今回、同性ペアで挙式をしたという投稿ではなく「3人で挙式をした」ことや「一緒に暮らす犬と挙式をした」といった投稿をしていた場合も、今回と同様の批判はあり得ただろうか。

 複婚や動物婚を求める裁判は少なくとも日本では行われていないと思うが、真剣に法整備を求めたい当事者もいないわけではないだろう。「彼らの気持ちを考慮すると、複婚や動物婚を連想させる投稿も不適切だ」としてしまうと、そもそも大幅に表現の幅が狭まってしまうのではないだろうか。

 

 この危惧は、性愛に関することだけではない。たとえば「ペットショップで猫を買いました」という投稿をエイプリルフールとして行った場合でも、「生き物の生体販売に関しては批判も多く、改善に向けて真剣に活動している人も多い中、猫を買ったという投稿をネタにするのは失礼だ」という批判が可能となる。批判自体はもちろん自由ではあり、この批判自体の理路も妥当だとは思うが、だからといって直ちに「不適切」となされることには違和感が強い。

 そもそも、今回の炎上の発端となったのはTwitterによる批判的な意見の拡散ではあったものの、元の投稿はInstagramだ。Instagramの基本的な仕様としては、サービス内での拡散機能はない。広告などとは違い、いわば「その投稿を見たい人に向けて投稿されている」性質が強いものと言えるだろう。

「真剣に取り組む当事者への配慮」ばかりを強くし、投稿を自粛するムーブメントを作ったところで、その問題の改善には繋がらないのではないだろうか。

 

同性婚を求めない/批判的な当事者もいる

 また、今回散見された意見では「同性愛の当事者は、法律婚できないことを深刻に悩んでいる」といったものばかりで、「同性愛者の中でも、法整備を求めない当事者もいる」「同性婚を巡ってはさまざまな議論がある」といったことが置き去りにされていたことが気になった。

 たとえば、2018年に出版された『欲望会議 「超」ポリコレ宣言』では、下記のようなくだりがあった。

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 また、2019年に出版された『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた――あなたがあなたらしくいられるための29問』でも、下記のような記述がある。

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 日本では同性同士の法律婚が認められていないことに関して、当事者の間でも多様な考えがあるにもかかわらず、同性婚を求める当事者が多いんだから、失礼だ」という意見を展開することは、いささか乱暴なことにも思えた。

 そもそも、結婚もパートナーシップのあり方も、細かく考えていけば人の数だけ、価値観はあるものだと思う。

 もちろん、属性によって一定の傾向は存在するし、制度を作る際には一定の社会的合意を考慮する必要はあるが、「どのようなパートナーと生きたいか」「どのような生き方をしている/していないように見せたいか」という「個人的なこと」に関して、他者が権利運動や属性の文化を持ち出して批判することに違和感を覚えた。

 

そもそも「エイプリルフール」が不快?

 今回の意見をいろいろ見ていて感じたのは、「そもそも、エイプリルフールの文化が好きではない」という人も一定数いるようだ。

 SNSによっては特定のハッシュタグやキーワードが含まれる投稿をミュートすることも可能であり、今回のアイドルの投稿にも「エイプリルフール」のタグがついていた。エイプリルフールに関しては、比較的「避けやすい」ものではないかと思う。

 

 何らかのメディアに投稿する際に「誰かをモヤッとさせてしまうかも」という躊躇いや配慮はそれはそれで必要なことではあると思うが、「自分はこういった冗談は好きではないな」と思うものに対して、上手に折り合いをつけたり、エンカウントしないための技術というものも今後は求められていくのではないか……ということも思った、今回の炎上だった。

 

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和歌山旅行の記録 〜1日目★アドベンチャーワールドを中心に〜

 2月の連休、関西に遊びに行ってきました!

 

 昨年からよく遊ぶようになったメンバーのうち、1人は和歌山在住(で、東京には時々遊びにきている)なので、「たまには私たちが、関西に遊びにいってもいいんじゃないか」という話になったのがきっかけ。

 また、和歌山県白浜町にあるテーマパーク「アドベンチャーワールド」ではエンペラーペンギンの赤ちゃんも昨秋誕生し、同時期に和歌山市内では水管橋の崩落という事故も起こっていたので、ペンギンの赤ちゃんと現在の水管橋を見てみたい、という理由もありました。

 

 大阪に1泊、和歌山(白浜町)に2泊、という3泊4日の旅でした。

 もともと私には旅行する趣味はあまりない上、「友人との旅行」の経験も片手で数えるくらいしかなく、ましてや「複数の友人との旅行」は初めて。

 そんな関西旅行ですが、最高の思い出となりました。

 

 旅行のメンバーは、

 Aさん(和歌山在住、40代フリーランス)、Bくん(千葉県在住、20代公務員)、Cくん(埼玉県在住、10代大学生)、そして私(東京在住、30代会社員)。

 みんな居住地も年齢も職業もバラバラです。はたから見たら「SNSで知り合って集団自殺しようとするグループ」みたいな怪しさがありますね。あるいは、私以外はみんな男性なので、ちょっと乙女ゲームっぽさもあります。年上、年下、同世代……とバランスもいいし(?)。

2月10日(木) 雪舞う夜、成田から関空

 終業後、職場からそのまま成田空港へ向かいます。首都圏では雨や雪が降っており、電車も遅延気味。空港でBくんと合流。乗るべき飛行機になんとか間に合いました。

 飛行機はやがて関空に到着。そして大阪市内の某ホテルに向かいます。そしてホテルでAさん、Cくんと合流。先に新幹線で到着していたCくんは、Aさんと早めに合流し、大阪観光を楽しんでいたようでした。

 旅行の細かい予定について3人部屋で打ち合わせたあと、私は隣の1人部屋で1泊。

 このホテルはいろいろな理由で気になっていたところだったので、無事に泊まれて良かったです。

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2月11日(金) 大阪から白浜へ

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 翌朝、ホテルでの朝食のあとに私とAさんはとある方と会い、しばらくして解散。

 4人に戻ったあとは、特急くろしおに乗って白浜駅に向かいます。

 

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 12時過ぎに白浜駅に到着。「鉄道むすめ」のキャラのイラストもありました。

 

 バスに乗り、アドベンチャーワールド近くに接近。

 白浜では、コンドミニアムのお部屋に4人で泊まることになっています。

 ここの管理施設に訪れ、チェックインをしました。

resortlife.co.jp

 

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 管理施設に向かう途中の風景。空と海が広い。

 

 そして荷物も預け、アドベンチャーワールドに向かいます。

いざ、アドベンチャーワールド

 アドベンチャーワールドは、遊園地と水族館と動物園が一体になったような大きなテーマパーク。パンダとペンギンが有名です。

 実は私は大学時代、文芸サークルの合宿で一度、ここに来たことがあります。約14年ぶりかな。

 

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 エントランスでも小さなペンギンが泳いでいました。こちらはケープペンギンのようです。

 

 時間的に、ちょうどイルカショーが始まるようだったので、まずはイルカショーを観にいきました。

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 イルカショーは、名古屋港水族館江ノ島水族館などほかの水族館でも観たことがありますが、ここは一段とパフォーマンスのクオリティが高かったように思えました。

 

 そして、4人で動物倫理の話などをしながら、次のエリアへ向かいます。

 まずは昼食を食べることにしました。

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 フードコートみたいなところで、それぞれカレーや担々麺やオムライスやカツ丼など好きなものを注文して食べました。

 

 それから、園内をめぐる列車のような車両「ケニア号」に乗り、車窓からサファリワールドを眺めました。

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 マレーバク

 

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 アムールトラ

 

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 エゾヒグマ

 

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 ケニア号から降りたあとは、園内を引き続き散策しました。

 

 

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 カピバラを観ました。大きい。
 そして、私たち4人のシルエットがいい感じ。

 

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 この鳥は「ベニコンゴウインコ」だそう。鳥がいるコーナーの入口にいました。

 檻も柵もない木の枝にいて、首をずっと降っていたので、最初は人形かと思ってしまいました。

「噛みます」という注意書きがあるように、強そうなクチバシが印象的なインコでした。

 

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 フラミンゴ好きなので、たくさん見れてテンション上がりました。

 

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 クジャク

 

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 高い木の上に堂々と止まっていて、伝説のポケモンみたいな趣がありました。

 

 この庭園みたいな場所を出たあとは、隣に温室があったのでそちらへ。

 ここでは、あったかい地域で暮らす鳥などがいるようでした。

 屋内なので鳥特有のニオイが少し強く、「ちょっとここは苦手」という人もいました。

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 なぜか、手を洗うところにも「噛みます」のプレートがあった。

 ここのあたりにも鳥がいたのだろうか。

 

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 鳥のエリアから離れたあとは、いよいよお待ちかね、ペンギンを観に行くことに。

 ペンギンがいるのは「海獣館」というエリア。

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 ケープペンギン

 

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 ホッキョクグマ

 

 そして、

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 いました!! エンペラーペンギンの赤ちゃん。

 

 幼少期特有のふわふわの羽もまだ残っており、「赤ちゃん」としてギリギリの時期という感じでした。

 お隣の、大人のペンギンたちがいるところをどこか寂しげに眺めていた姿が印象に残っています。

 そして当たり前だけど、私はこのペンギンのことをTwitterでときどき眺めていたものの、ペンギンのほうは私には特に関心を示さず、その温度差に胸が少しキュッとしたりも。。

 

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 こちらはキングペンギンかな。

 

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 ペンギンを観たあとは、アドベンチャーワールドのいちばんの人気者・パンダを観にいくことに。

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 寝ていました。

 

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 その次は、ゾウも観たよ。

 

 おみやげを眺めたりしていたら、閉園時刻の17時が近づいてきました。観覧車などのアトラクションには結局乗れなかったのは残念だけど、限られた時間でたくさんの動物たちを眺められて満足。

 みんなで歩いて宿に向かいます。

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まるでシェアハウス! おしゃれで素敵なコンドミニアム

 私たちが泊まった「クリスタルエグゼ南紀白浜I」は、アドベンチャーワールドから徒歩圏内にある、おしゃれなマンションの最上階のお部屋。

 ダブルベッド1つにソファベッド2つで、ちょうど4人で泊まれる感じのお部屋でした。

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 お部屋はピカピカで、なんだかまるで、4人でシェアハウスをするために内覧に来たかのような、ワクワク感がありました。

 

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 この写真では伝わりにくいですが、眺めもなかなかいい感じ。

 

 テレビの下の棚にある本は何だろう? ……と取り出してみたら、

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 ……本を模した空き箱でした。ただのインテリアのようです。

 

 そしてしばらくお部屋でのんびりしたあと、夕食と温泉へ。

和歌山ラーメンに温泉、白浜を堪能しよう

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「丸田屋 南紀白浜店」にて夕食。この辺りはあまり飲食店はないからか、少し並びました。

 私はネギが苦手なので、ラーメンを食べるときはいつもネギ抜きです。

 和歌山ラーメン、味が濃くて私好みの味でした。

 

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 スタッフ募集の貼り紙を見ながら「この給料は適正なのか?」なんて話をしながらの夕食。私たちの夕食を作ったのは誰か?

 私たちが泊まったコンドミニアムでは調理器具も冷蔵庫も電子レンジもトースターも揃っているので、スーパーに買い出しに行って何か作っても良かったんですが、あまり食べ物を余らせたくないのと、せっかくならその地域の味を楽しみたかったので外食にしました。

 

 お風呂もコンドミニアムのお部屋にあるものの、かわりばんこに4人で入るのはちょっと大変そうだし、「白浜は温泉が有名だから、せっかくなら温泉に入りたい」ということで温泉へ。

 この日は「とれとれ亭 カタタの湯」というところに行きました。

toretore.com

 ここ、海鮮バイキングもあるようでしたが、コロナ対策のためかこの日はここの宿泊者以外のお客の飲食はできなかったので注意。

 そして温泉ですが、男性陣曰く、この日は混んでいたようであまり長居できず、割とみんなすぐに出てしまったとのこと。

 

 夕食と温泉のあとは、「部屋で飲むためのお酒とおつまみ、そして翌朝の朝食を買おう」ということで近くのスーパーへ。

オークワ 南紀白浜店」に寄りました。

 

 スーパーからの帰りは、道はもう真っ暗。

 それにしても、旅行をあまりしないはずの私が、知り合って半年程度の男友達3人と旅行だなんて、世の中何があるかわからないものだな……。

 そんな感慨深さを抱えながら宿に戻り、お酒を飲んでおしゃべりもしつつ、割と早めにこの日は眠りにつきました。

 

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