すごくやっぱり今更感がありますが、2月の和歌山旅行記の続きです。前回の記事はコチラ。
2月13日(日) 日付が変わり、すこし早いバレンタイン
今年のバレンタインはこれを渡す、という決意自体は随分前からしていました。
日曜朝はゆっくりできるから……ということで、土曜の夜はみんなで夜更かし。お酒を飲みつつ、共通の友だちの話や昔の漫画の話などで盛り上がりました。
日曜はAさんのご家族の方に車を出してもらい、和歌山市内をめぐる予定です。そのお礼として渡すお菓子を、私はいくつか持ってきていました。
その話になり「こんなものを用意したよ」といってお菓子を取り出した流れで、男性3人にもオランジェットをプレゼントしました。
こちら、友人が立ち上げたブランド「季菓貴」のオランジェットです。
私も時々、オランジェット製作のお手伝いに参加していたので、そのときにいくつか購入させてもらいました。
ある意味「手作りチョコ」でもあり、「市販チョコ」でもあるという。笑
(まぁ、製作ロットの都合上、私が直接チョコを浸したり封入したものは、今回友人たちに手渡した3袋のうちのいずれか1つだけなんですが)
しかも、オレンジを使ったチョコをみかんの名産地である和歌山で渡す……というのもちょっと面白い。
そんな話をしつつ、その夜は眠りにつきました。
2月13日(日) この日の朝食を作ったのは誰か?
朝。疲れもあってか、前日よりもゆっくり起床しました。
前日は私とBくんで朝食を用意しましたが、この日はAさんとCくんが朝食を用意してくれていました。こういうところが、みんな大人だなぁ、という感じ。
そして、お部屋の掃除と、ゴミをまとめます。ここはホテルではないので片付けもある程度は自分たちですることになっており、それもなんだか「共同生活」っぽくて楽しさがありました。
和歌山市内で、意外なものを発見
10時頃。やがてコンドミニアムのそばにAさんのご家族の方が車で迎えにきて下さり、みんなで乗車しました。そして、コンドミニアムをチェックアウト。
さよなら白浜。14年ぶりに訪れた白浜、最高でした。
リモートワークの聖地となっているのも納得です。
そして車は高速道路を走り抜けます。1時間ほどしたところ、和歌山市内に入ります。
和歌山刑務所の近くを通りかかったとき、そこに和歌山カレー事件の死刑囚が収容されていたことをAさんが教えてくれました……が、それより私が気になったのは、隣にある建物。
ドラッグストア「コスモス」があるのが目に入りました。
この「コスモス」、九州に多いドラッグストアというイメージが強かったので、和歌山で見かけたのはちょっと意外でした。
しかし調べてみたら、関西には結構出店してるんですね。
修理中だよ、六十谷橋水管橋
やがて、第一の目的地近くに到着。
見えてきました。
第一の目的は、この橋です。六十谷橋(むそたばし)水管橋。
昨年10月にこの橋が崩落したことは、全国ニュースになっていたので覚えている方も多いと思います。和歌山市内の一部の世帯に水が届かなくなっていたそうです(が、別の水管橋を使うことで上水道そのものは短期間で復旧したようです)。
2月の段階では、その橋の補修工事が行われているとのことだったので、和歌山市内に行くなら見てみたいなと思っていました。
私の今の仕事は下水道や上水道とも少し関わりがあり、業界誌ではこの崩落事故はたびたび取り上げられていたから気になっていた、というのもあります。
まぁ、Aさんも公衆衛生に関する学術書の翻訳をしているし、Bくんは公務員だし、Cくんは経済学を学ぶ学生だし、「水道管が破損することの暮らしの影響」みたいな話は、誰の仕事・研究内容からしても関わりがある話ともいえるかもしれませんね。
六十谷橋の向かい側にある橋から、工事中の六十谷橋を眺めました。
橋の周辺に30分ほどいたあと、そろそろお昼を食べよう、ということで再び私たちは車に乗ります。
食べよう和歌山ラーメン、そしてお寿司
和歌山城の近くにある、「京橋幸太郎」というお店でラーメンを食べることに。
こちらです。
普段は私はラーメンはネギ抜きで頼むんですが、同行者がネギを食べてくれる場合は抜かないこともあります。このときはAさんが私の分のネギも食べてくれました。
「想像を絶する鯖寿司」なるものもあったので、こちらもいただくことに。
ちなみにこのときは、SNS投稿のキャンペーンをやっており、TwitterやInstagramに投稿すると割引になる企画をやってました。私もTwitterに投稿してましたw
和歌山ラーメンのお店で「想像を絶する鯖寿司」なるものを食べるよ。 pic.twitter.com/WBoSvs3va6
— まくはり うづき(Makuhari Wuzuki) (@wuzuki_) 2022年2月13日
ラーメンもお寿司も、とっても美味しい! 私好みの味でした。
和歌山城に眠るものたちは
ラーメン屋から15分ほど歩き、和歌山城に到着。
これは天守閣の入口まで登っていく途中の風景。
このあたりには、野生のリスもいるそうです。
お天気が悪かったので、外の写真はあまり撮れませんでした。
天守閣のそばに、売店やお手洗いなどもある「お天守茶屋」があります。
コロナ対策のアクリル板と、格子状になっている窓について「なんだか、牢屋みたい」って誰かが言ってたのには笑いました。
天守閣の中の展示物あれこれ。
歩きながらいろいろ撮っていたら、ちょっとブレた写真が多くなってしまいました。
個人的に一番気に入ったのは、この「郵便保護銃」。
解説文にもあるように、郵便物を守るために携帯を許された銃とのこと。
漫画「ゴールデンカムイ」でも出てきたので、ちょっとテンション上がりました。
そして和歌山城の展示物の解説文、歴史の参考書みたいに説明文のところどころに赤線が引いてあります。「ここテストに出るぞー、って感じかなw」とかみんなで言いながら、どこが強調されて説明されているのかに注目して見て回るのも、なかなか楽しかったです。
和歌山城の最上階からは、和歌山市内を見渡すこともできました。
BくんとCくんは「寒いから」ということで早々と下に降りていってしまいました。
私とAさんも、しばらく景色を眺めたあと、やがて1階まで降ります。
1階の廊下にもいろいろな展示物がありました。
いろいろなお城の写真も。
鳥の絵。かわいい。
この屏風はなんだろう、歴史ある展示物かな……と説明文を見てみたら、
まさかの、大河ドラマのセットww
「湊御殿」に行ってみよう
和歌山城の半券があると無料で見れる場所が他にもあるようだったので、「湊御殿」というお庭も見にいってみることにします。車で移動します。
お家の中も入れました。こういうお庭や邸宅って、歴史的な場所、といった趣を強く感じますね。
不思議な場所、和歌山マリーナシティ
湊御殿を見たあとは、「和歌山マリーナシティ」なる場所に行ってみることにします。
なんといえばいいんでしょうね……ここ。テーマパークじゃないしショッピングセンターとも言わないだろうし。
エリア全体が、異国情緒を醸し出している不思議な場所でした。
おみやげが豊富な「黒潮市場」は和風レトロな感じ。
まぐろは \まぐろ/ とは言わないような……w
こちら「ポルトヨーロッパ」は、洋風の街並み。
ここ、「鋼の錬金術師」の映画の撮影にも使われたそうです。
ハガレン映画、欧米ではなく、まさかの和歌山で撮影されていたとは……w
おみやげを買い、ポルトヨーロッパを散策していたら17時近く。
そろそろ、和歌山駅に向かう時間です。
駅まで車で送ってくださったAさんのご家族に、お菓子を手渡します。
そして、なんとか夕食までは4人で食べられそうだったので、駅の中にあるお店で夕食。
そして18時前の電車に、3人で乗り込みます。和歌山に住むAさんとはここで解散です。
いつも都内で会ってばかりだったから、Aさんが普段暮らしている場所の近くで会えたというのは、なんだかとても不思議な感じがしました。
というかAさんとは都内で会ってばかりで、なんなら平日の夜に会うこともあり、駅に見送りに行ったり大荷物を抱えてる姿を見るようなことも特になかったので、彼は首都圏ではなく普段は和歌山で暮らしている、というのがこれまでなんだか実感に欠けていたのですが、今回、和歌山で私たちを見送ってくれた姿を見て、こっちの人なんだなぁ……ということを改めて感じたりもしました。
電車の中で、もうすぐ誕生日を迎えるCくんに今年の抱負を訊いたりしていたら、あっという間に空港駅に到着。
Bくんと私は飛行機で帰るのですが、Cくんは新幹線で帰ることになっています。電車の中でCくんとも解散。
この日は確か飛行機が遅れていて、成田空港に着いたのは22時近く。
千葉県に住むBくんは終電は問題なかったようですが、私は最寄駅(東京メトロ)までの終電には間に合わず、最寄のJR駅からタクシーで帰路に着きました。
3泊4日の和歌山旅行(※初日は大阪前泊)、最高の旅になりました。
ブログでは割愛していますが、とある人にその後のスケジュールを知られないようこっそり4人で移動していたり、私たちが「Twitterで知り合ったオタクなグループ」であることをバレないよう普段と違う名前で呼び合っていた……なんてシチュエーションもあったりしました。漫画のキャラがデザインされたシャツを「海外のバンドのシャツってことにしてごまかそう!w」なんて話もしたり。
タイプの違う素敵男子3人と一つ屋根の下で生活!? という少女漫画的なトキメキも、計画がバレないように作戦を立てて行動するドキドキも、かわいい動物も、大自然の迫力も、歴史的施設も、温泉もお酒もリゾートも……いろんな娯楽要素が満載の旅となりました。
そういえば、前泊したホテルも心霊スポットでした(私たちが泊まった部屋とは違うけど)。
行きの飛行機に乗る前は雪が降ったし、雪、晴れ、曇り、雨、全部の天気がこの旅行のタイミングであったのも、ちょっと面白かったです。
今回の同行者3人と知り合ったのは、2021年の7月〜11月頃。
こうやって、知り合ってから半年〜数ヶ月のメンバーと濃密な日々を過ごせたこと。
「仲良くなれたらいいな」と思えていた人たちと、隣で眠るくらいの仲の良い関係になれたこと(って言い方もちょっと変か)、なんだか今でも現実味がありません。
また、こういうことができたらいいな………。
そんな、いろんな要素の詰まった和歌山旅行でした。
次に和歌山に行くなら、こんなことをしたいですね。
- 和歌山名物「グリーンソフト」を食べたい
- 友ヶ島に行ってみたい(放送中のアニメ「サマータイムレンダ」の舞台ですね)
- 加太で「わさびスープ」を食べてみたい
- 「エビとカニの水族館」に行ってみたい
- 白浜エネルギーランドに行ってみたい
- アドベンチャーワールドで、3月に生まれたチーターの赤ちゃんを見てみたい
和歌山は、旅行先の魅力度1位の県にも選ばれたようです。
興味を持ったあなたも是非、行ってみてくださいね。
↑こちらは私の数年来の友人の、ぷらとろさんのブログです。画像がいくつか消えちゃってますが。