これからも君と話をしよう

一度はここから離れたけれど、やっぱりいろんな話がしたい。

お店もお客様も、みんなにとって良くあるために

 ※この記事は、はてなブックマーク Advent Calendar 2021の記事として書きました。
 書く内容を当初の予告から少し変えました。
 執筆者、まだまだ募集中です! はてブユーザーの皆さんはぜひ参加してみてね。

 

 私がSNS上でしないよう気をつけていることとして、「店へのクレームを、店舗が特定できるカタチで投稿しない」ということがある。

「あのお店の××店の対応がひどかった」といった投稿は時々流れてはくるものの、その真偽も不明な以上むやみに拡散に関与したくないので、その投稿を直接「いいね」することも最近は控えることが多い。(店舗が特定できないそのブランド全体についての意見や、なんらかのカタチで事実関係が裏付けられているものはこの限りではないけれど)

 私が、特定の店の対応に関して不愉快な思いをしたときは、直接その場で言うこともあるが、「本社のお問い合わせフォームから意見を送る」ことが多い。そのようにしている理由はいくつかある。

  • 店内にあるお客様アンケートに書いた場合、店員がもみ消すことによって改善に繋がらない場合がある。
  • 電話だと相手の時間を奪うことになってしまう。電話や対面と違い、メールのほうがこちらも冷静になれるし、どのような内容を送ったのか、証拠も残るから大きなトラブルにはなりにくい。
  • 明らかにクレームとして伝えたいことは、ほかのお客様に見せる必要はないので、レビューよりもお問い合わせフォームのほうが適切だと考えている。

という理由からだ。

(ちなみに、返信の有無を選べるタイプのお問い合わせフォームでは、「返信不要」にしている事が多い。先方に余計な負担をかけたくないからだ)

 

 ただ、そうはいっても私自身、厳しい指摘をすることそのものはあまり得意ではない。指摘の際は言葉選びなどは自分なりに気をつけてはいるものの、それでも少なからず罪悪感はある。また、友人同士だとそこから相手が怒りケンカに発展するケースもあれば、逆に「あの、その際は本当に、本当にごめんなさい……」と大げさに謝られてしまうこともあり、それはそれで恐縮してしまう。

 

 どうしたものだろうか、と思っていたある日、はてなブックマークでこんな投稿が話題になっているのを見つけた。

togetter.com

b.hatena.ne.jp

 

 そうだ、問題点についての指摘も大事だけれど、「店員さんのこの対応がよかった」「このお店の料理はいつも美味しくて嬉しい」など、そういったポジティブな声を伝えることも大切なことだ。

 そもそもひとは、そのお店の料理が美味しかったり、ボリュームがあったり、接客が良かったりするからそこに何度も足を運んでいるのだろうけど、つい「このお店なんだから、いつもそのクオリティなのは当たり前」と思いがちになってしまう。

 そして思い返せば、コロナ禍で、その「当たり前」が当たり前ではないということもたびたび感じてきた。いつの間にか潰れていたり、食材の入手が困難なためかメニューとは一部違う食材に変更されていたり、人手不足なのか少人数の店員さんが慌ただしく働いていたり……そういう場面を目にしたのは、一度や二度ではなかった。

 もちろん、毎日のように本社のお問い合わせフォームに「今日の接客も良かったです」「今日のランチも最高でした」なんてメッセージを送る必要はないと思うが、レビューやSNSには「良かった感想」は定期的に書いていきたい(よく行く店舗をSNSで書くことは、防犯面として少々難しい部分もあるけれども)。

 スポンサーリンク

 

 クリスマスやバレンタインや父の日、母の日、敬老の日などのように「お世話になっている店や企業に感謝を伝える日」のようなものがあっても良いのではないか、ということもふと思った。そういう日がなくっても、新年にお年賀の挨拶としてそういったメッセージを送ってみてもいいだろうし、自分の誕生日に「これまで自分を支えてくれたものに感謝をする日」という決意をしても良いのではないかと思った。

 この投稿を読んでからは、私は何らかのクレームを送る際も、そのぶん別の店員さんの良かった対応や、その店の良いところを丁寧に書いて、褒めるようにしている。

 特に良い対応をしてもらった場合も、そうでない「いつもどおり」の場合も、それを「当たり前」と思わず、折を見て感謝の声を伝えていきたい。

 

 アドベントカレンダー、明日の担当は高橋かずひろさんです。お楽しみに!

 

f:id:wuzuki:20211201074507j:plain

 

 スポンサーリンク

 

今週のお題「あったか~い」