昔はさほど魅力を感じていなかったけれどやがて魅力がわかるようになったもの、いろいろあると思いますが、私の場合、それがもっとも顕著なのは「旅行」かもしれません。
4月29日(金祝)〜5月1日(日)にかけて、金沢と富山に行ってきました!
あまり旅行する趣味を持たないので、「ゴールデンウィークに、新幹線を使った旅をする」のは、じつは初めて。
結論からいうと、今までにないタイプの楽しさがありました。そして、北陸の地で再会した友人たちとは、いろんな交流ができました。
まず、どうして北陸旅行をすることになったのかといいますと。
旅行趣味のない私ももともと「折を見て、金沢や富山などの北陸方面には行きたい」とは思っていました。
1年以内に旅行する可能性が高まっている地域
— まくはり うづき(Makuhari Wuzuki) (@wuzuki_) 2021年11月3日
・和歌山県(白浜と和歌山市内)&大阪
・山口県(萩エリアを予定)
・石川県&富山県(2022年度以降の予定)
山口と北陸は状況次第では中止する可能性はある
北陸は「石川県には一度も行ったことがないので、機会を見つけて行きたいと思っていた」ことと、「仲の良い友人が今年度から、富山勤務になった」ことが大きいです。
なので4月末、「ゴールデンウィーク、せっかくだし金沢や富山に行ってみても良いかもなぁ。でも、友達に会うためだけにわざわざ行くのもコスパ悪いし、行かなくてもいいかも……」と思っていたところ、仲の良い友人(住んでいるのは関西)が北陸方面に行くらしいことが判明。「じゃあ私もやっぱり行く!」と決めました。単純。
彼はどういう理由で北陸に行くのかについては、どうにもよくわかりません。あまり詳しく訊いちゃいけないのかな、と思って私もそこには触れず「よかったら現地で合流しません?」とか、勇気を出して「泊まるホテル、同じところにしませんか? 部屋は一緒じゃなくても、朝ごはんとかご一緒できたら……」などと伝えてみたものの、どうにも歯切れの悪い返答ではぐらかされてしまいます。
「何なの、もう〜><」と思いつつも、5月1日(日)の夜なら時間が取れる、という返事をもらうことができました。
さて、旅行することを決めたら次は、現地に住む友達で会えそうな人を確認しよう。富山勤務になったKくんのほか、コロナ禍を機に地元の金沢に戻ったEちゃんもいたな。あ、私が金沢に行く旨を投稿したら、金沢出身のMくんも反応してくれてる!
……あれよあれよという間に予定が決まっていきました。
会える人たちの都合を考慮した結果、金沢→富山→金沢、と移動して2泊3日を過ごすことになりました。
この旅行中はどうやらお天気は悪そう。なので、「あちこち観光をすること」は諦めました。あくまでも「友達たちに会うこと」を主目的とし、ついでに現地で楽しめそうなことを楽しむ……くらいのつもりでいました。
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はじめての金沢は雨
前置きが長くなりましたが、旅行記本編に入ります。
連休初日ということもあり、金沢駅は混雑していました。
改札を出て高い天井を見上げ、「これが金沢駅か……」と感慨深くなります。
もともと転勤族育ちで全国あちこちに住んでいたものの、私は金沢どころか北陸に住んだことがありません。福井や富山などは行ったことがあるものの、金沢は初めて。「まだ行ったことのない都会」に行くのは、のどかな地方都市に行くのとはまた違ったワクワク感がありますね。
駅を出ます。信号機が目に入りますが、雪国仕様の縦型ではないんだな、という感想を持ちました。
まずは荷物を置きたかったので、ホテルにチェックイン。
この日に泊まったのは、この「金沢セントラルホテル」の東館。写真で見るより少し古さを感じるホテルではありました。
どこかでお昼を食べたいな、と思ったところ、ホテル近くに和食のお店を発見。ここに入ります。「醍庵(だいあん)」というところ。
この日食べたのは「日替わり御膳」だったかな。お刺身も焼き魚もお肉も少しずつ味わえ、これで1,000円!
「風と緑の楽都音楽祭2022」へ
ランチのあとは、この日の一番の目的のため、「石川県立音楽堂」に向かいます。
ゴールデンウィークの間、「風と緑の楽都音楽祭」なるものが行われているらしく、初日はオープニングコンサートがあるんだとか。
このコンサートに、トロンボーン奏者の友人・Mくんが所属する楽団が出演するということで、聴きに行くことにしたのです。
演目は、下記の通り。
- ウェーバー 舞踏への勧誘 作品65, J. 260
- メンデルスゾーン 歌の翼に 作品34-2
- シューベルト 歌曲「ます」D 550、「魔王」 D 328 ほか
- シューマン ピアノとオーケストラのための「トロイメライ」 作品15-7
- ショパン レ・シルフィードのヴァリアシオンより
- ブラームス 大学祝典序曲 作品80
- ワーグナー ローエングリン WWV 75より 婚礼の合唱
- メンデルスゾーン 夏の夜の夢 作品62より 結婚行進曲
- リスト ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調 S. 244/2
クラシック初心者にも親しみやすい演目、ということで選ばれた曲だそうです。どれもフル演奏ではなく部分的な演奏ではありましたが、耳馴染みのあるメロディの演奏だったため、クラシック初心者でも楽しめたのではないかと思います。
(個人的には、こういう初心者向けのオーケストラではアニソンや映画音楽などを演奏するところも多い中、そういったものがなかったのは良いな、と思いました。いや、アニソンや映画音楽が悪いわけではないんですが)
私も昔、バイオリンで「歌の翼に」の合奏をしたので懐かしくなったり。
個人的には、「結婚行進曲」、ワーグナーとメンデルスゾーンのもの、両方を同じ会で聴く機会ってあまりないので面白いな、と思いました。(ちなみに私はメンデルスゾーンのほうが好きです。結婚式で流すの、憧れます)
会場の音楽堂にはこんなパネルもあり、コンサート終了後、眺めていて楽しめました。
美味しいジェラートでひと休み
この日の予定として決めていたことは、このオープニングコンサートと、夜にMくんと一緒に飲むこと。
コンサートは16時に終わり、Mくんと飲むのは19時過ぎの予定。まだまだ時間はあります。
これは、おしゃれな石畳が気になって撮った街並み。
外は雨だし、今から観光も厳しいし、カフェでも入って時間を潰そう……と思い、適当に検索して見つけたのがこのお店。
駅近くの商業ビルの地下一階にあります。一つ見落としていたのは、ここは「コーヒースタンド」なので、座っての飲食は店内ではできそうになかったこと。ただ、近くにベンチがあったので、ジェラートをテイクアウトして食べました。
クリームの爽やかな甘さと、コーヒーの苦味が絶妙!
ジェラートを食べたあとは、スマホで漫画読んだりして時間を潰してました。ゴールデンカムイの無料公開期間だったし。
……そして19時過ぎ、Mくんから連絡が。出発する準備をします。
思わぬきっかけからの友達、そして金沢グルメ
Mくんと知り合ったのは2015年。共通の友人の繋がりです。
もともと私が2013年に上京した際に知り合った平田さんから、彼の大学時代の友人だというマッツさんを2015年頃に紹介してもらい、そのマッツさんの友人であるMくんのコンサートに一緒に行き、Mくんのことも紹介してもらいSNSで繋がった……という経緯です。私も中学時代のオーケストラ部でトロンボーンを吹いていたので、そんな話をしたような覚えがあります。
Mくんは、私の誕生日会にも来てくれたことがありました。トロンボーンで、一青窈「ハナミズキ」の演奏をしてくれました。
それからはコロナ禍となり実際に会うことはなかったものの、SNSで交流は続いていました。しかし、思えば二人だけで飲むのは初めてかもしれない。
まず1軒目、行ったのはこちら。金沢出身のMくんから教えてもらいました。
「丸奄(まるえん)」というところ。
(昼間にランチを食べたお店は「醍庵(だいあん)」なのでちょっと紛らわしいw)
海鮮料理を中心とした居酒屋のようです。
お魚も、ホタルイカも、野菜と一緒のホイル焼きも、全て美味しくて大満足◎
日本酒も、地酒を色々と楽しみました。
そのあとは、飲んだ〆としてラーメンを食べることに。
ネギは苦手なので、ネギだけMくんに食べてもらいました。
21時過ぎだったというのに行列ができていたのにも納得。飲んだ後の〆にピッタリな、あっさりした味のラーメンです。
飲んだり食べたりしている間、Mくんとは、仕事の話や音楽の話、金沢のおすすめのお店の話などをしました。仕事などに厳しい面も持ちつつ、ユーモアも混じえて話ができるMくんの一面を、さらに垣間見れた気がします。
それにしても、東京でのシェアハウスイベントきっかけで知り合った人の繋がりが、さらに別の友人との出会いを呼び、またさらに別の友人との縁に繋がる……というのは、都会ではありがちなこととはいえ、改めて思い返してみると、なんだか不思議な気もします。
このラーメン屋はホテルにも近かったため、助かりました。
途中までMくんに送ってもらい、無事にホテルへ。
この旅行に備えてちょっとダイエットしてたんだけど、それが無意味に思えるくらい今夜はたくさん食べてしまった
— まくはり うづき(Makuhari Wuzuki) (@wuzuki_) 2022年4月29日
食べ過ぎた自分に呆れつつも、せっかく旅行に来たんだから美味しいものを楽しめてよかった、という気持ちが上回りました。
翌日の準備をし、大浴場に向かい、この日は眠りにつきました。
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